2012年12月22日 (土)

男がコロっといく★小悪魔フレーズ★植木理恵先生

1009 ホンマでっかで、心理学者植木理恵は、「小悪魔」といわれ男を操る女が使うフレーズを分析してみせた。その言葉で男の心理がどう変化を起こすか、それをレクチャーしてみせた。
 この心理作戦を知っていたら、男にとっても、女にとっても、「百戦危うからず」だ。特に、以前同様に講義した「
恋愛もて仕草 重田みゆき ホンマでっかを併用して、準備知識として用いたら、「鬼に金棒」だ。

 「
んで楽しかったらクリック 
  ↓   ↓   ↓   

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。
ブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 きょうの講義、簡単に利用できるのは、
 普通に言う言葉をひとひねりすることだ。

●「ありがとう」→「どうして、そんなに優しいの」と言い換えると、男の心にグサっと入るのだ。
●相手の意見に同意する場合、
 簡単に自分の気持ちを出すのではなく、相手の意見に同意した言葉が入ると、俄然相手が喜ぶ。
「いいわ」(普通)→「あなたがいいというなら、いいわ」
●男性の暗黙の合意、以心伝心を満たす。
「なんで、私の好きな・・・が分かったの」と、プレゼントの喜びを伝える場合、男性と自分には同じ共感があると伝える。
●もしも、・・・だったら、どう思う?と、想像を膨らませる。


以下の欲求、特性が男性にあることを利用した、女性が使うテクニックである。それは、女が男性の惚れたら、自然に男に従う気持ちになったら、そのような態度に変化する・・・、これは

4111原因追求欲求

「どうして、そんなに優しいの?」5028という言葉をさんまのアシスタント 加藤に言わせていた。
●「ありがとう」→「どうしてそんなに優しいの」と言い換えると男の心にグサっと入る。
 感謝の言葉が、こう変化されて伝えられると、女の気持ちのレベルが高まったわけではないが、男の心に効果的に伝わる。その言葉によって、真剣みがあるように感じられる。

304902 自己定義欲求
男性優位を女性が認め、女性が従う姿勢を見せることで「小悪魔」
4044 は、男心をくすぐる。
「ラーメンが食べたいなぁ」と男が言ったら、
4045 「小悪魔」ならば、「あなたがラーメンが食べたいというなら、いいよ」という。これが、数年たって、たとえば結婚したあとには、そうは言わなくなる。
4037「キスしていい?」と言われたら、「はい、いいよ」というより、「あなたがしたいというなら、いいよ」という。
 女性は相手に自分の進路を決めてもらいたい心理が、占いを好む。しかし、男性は自分で決めたいという心理があり、占いなどには反発する傾向がある。

304901 以心伝心欲求
プレゼントを渡して、女性が「うれしい」という表現と共に、「どうして、
30533052好きなものが、わかったの?」とうと、男性も、喜びが増加する。

 女性は、親しくなればなるほど、饒舌になり、会話の量が増えてくるが、男性は親しくなっていくにしたがって、会話の量は減って無口でいることが多い。


20802

想像優位性
言わない内容が、相手の脳裏に生じて、勝手に自分の欲求に従った行動を起こす。
2077 「ホンマでっか」の中で、植木が、二人の男性先生(門倉、澤口)に、カモの絵の帽子をみて「三人であの帽子をかぶったら、面白 いね」と、言葉をかけたら、
2078 二人の先生は、すぐさま反応して、財布を出して三人の帽子を買った。
 植木は「買ってください」とは、一言も言っていないにもかかわらず・・・。マンマと、ふたりの先生は実験にひっかっかった。


2068   想像を膨らませてしまう男性が多いので、植木先生が私だったらと言って、「私と付き合ってください」という例を出した。
 ところが、「小悪魔」なら「もし、私と付き合ったら皆びっくりするかなぁ」と、相手の男性の「頭の中」を想像で膨らせてしまう。相手の頭の中に、ささやいた女がすでに入りこんでしまう。
 
「もしも、あなたの家で・・・料理を作って一緒に食べたら・・・」と、一気に相手を自分と一緒に食事をしている想像をさせてしまうと、親しみが加速する。
「もしも、この後、二人で抜け出すとしたら、皆びっくりするかな?」
2074 合コンなどで、女が男に誘いをかけるフレーズとして使えそうだ。
鈍感な相手では通じないかもしれないが、相手の耳元でささやいたら、男性はもろくも彼女の術中に陥るのは想像できる。多方面に利用できそうだ。
 ただ失敗するのは、相手に気持ちがゼロ、またはマイナスの場合は、乗ってこないから、注意。勢いとタイミングがわからない場合は難しい。

20801 独立嗜好性
 
二人だけの世界をつくるのに、役立つ。

1011 女性は、オンリーワンになりたい気持ちが強いが、男性はナンバーワンになりたがる。この気持ちで、「こんなに酔ってしまったの、始めて」「こんなに(プライベートを)話してしまったの、始めて」
 相手にアナタが、私の中で一番なんです。と伝えることで、「好意」を理解してもらう言葉である。「こんなのはじめて」と、男性に伝えることで、あなたに一番目を与えたというメッセージになる。それが、男性の満足、優越感、獲得感につながる。
 その心理を知れば男性を操るのはそれほど難しくない。言ってみれば、愛玩動物を可愛がる主人の立場に立てる。動物は、喉をなでてやると、ゴロゴロと喜ぶか、それである。女性は、相手の男性を尊敬しつつも、この愛玩動物を自分の意のままにあつかうには、コツを飲み込めば、意外と簡単に調教できる。
(女性からみた男性調教であるが、男性としては、上手に相手の裏をかくことだ。)
恋愛もて仕草 重田みゆき ホンマでっかも、併読して、勉強してください。
ホンマでっか なでしこジャパン監督の教育法
ホンマでっかTV 沖縄編 門倉貴史と植木理恵
結婚のウラ常識 ホンマでっか!?TV

岡村隆史の女性トラウマ ホンマでっか!

脳科学的ギモンに答える 澤口俊之:  
並行遊び、共同遊び 植木理恵

Ws000007
んで楽しかったらクリック 
  ↓   ↓   ↓   

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。
ブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

| | コメント (0)

2012年7月27日 (金)

「善き人のためのソナタ」東ドイツ盗聴の恐怖

105 『善き人のためのソナタ』東ドイツのシュタージ(対外諜報機関)のエージェントを主人公にしたドラマで、当時の東ドイツが置かれていた監視社会の実像を克明に描いている。第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した。評価AA
 図書館で借りたDVDであるが、実によく出来た作品であった。実録ビデオかと思うほど、ハラハラした。東ドイツ政府系の監視機関が西の民主化思想持つ文化人、思想家を監視する。留守中に入り込み、監視相手の家にマイクを設置して、24時間担当官が聞き耳を立てその報告を毎日している。このように、東ドイツの監視は徹底している。

今後このDVD見る方には、あらすじを知らないほうがいいという考え方もありますが、あらすじは知って見たほうが理解が深まると思い、紹介します。

読んだら クリック」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村


119  1984年の東ベルリン、国家に忠誠を誓うヴィースラー大尉は、国家保安省(シュタージ)の局員である。ある日、反体制の疑いのある劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタを監視するよう命じられる。
 さっそくドライマンのアパートに盗聴器を仕掛け、ヴィースラー大尉は徹底した監視を開始する。

★シュタージとは
 
1949年にドイツ民主共和国(東ドイツ)建国翌年、1950年には国家保安省(シュタージ=秘密警察組織)が創設された。その前身はナチス=ドイツ時代のゲシュタポや親衛隊情報部(SD)にあるとも言われている。シュタージは反体制派弾圧・監視をする、西ドイツ工作を行う対外諜報機関でもある。
 1989年のベルリンの壁崩壊時には
9万1千人の正規職員を抱えていた。ちなみに、ナチス=ドイツのゲシュタポの職員数は約7千人規模だった。しかも、いわゆる密告者・協力者を17万4千人擁し、人口1600万人余りの国に26万4千人もの監視員がいた。人口1700万人で計算すると、国民100人当たりにつき、1人以上はシュタージの監視者がいることになる。
 1989年11月9日にベルリンの壁が崩壊し、12月にはシュタージ(国家保安省)は解散された。1990年に東西ドイツが統一されシュタージ機密文書の閲覧が可能になった。閲覧申請ができるのは本人のみ。過去の自分の監視記録を調べることができる半面、友人や同僚家族がシュタージの協力者・密告者であることが発覚することが少なくない
。(2009年5月28日付AFP通信)。

 1984年、冬のベルリン、ヴィースラー大尉は、優秀な国家保安省・通称シュタージと呼ばれる東ドイツ秘密警察の優秀な役人で、彼は、尋問のプロであるばかりでなく、後進の若者たちに大学で尋問の手法を講義する教官でもある。。
 主人公ヴィースラー大尉と共に学んだヴォルヴィッツは出世して、今や、国家保安省の中佐として、ヴィースラーの上司になっていた。上司となったヴォルヴィッツ中佐の交友関係は幅広く、大臣とも関係があり、ゆくゆくは党の中央委員会に登りつめるを目標にしていた。
 それに対して、部下になったヴィースラー大尉は、器用な人間でもなく、至って真面目で寡黙な人間で上層部へ登りつめる野心はない。ただ、自分の職務に忠実であること、そして東ドイツ政府を支える社会主義体制に忠実である。彼はそれら社会主義体制の信条に従い、シュタージ(国家保安省)の仕事に誇りを持って、人生を過ごしてきた。

 彼ヴィースラーが、ドライマンという作家の盗聴・監視任務を任されたことから人生の転機を迎えた。彼が、なぜ国家体制に反逆する「社会主義の敵」であるドライマンを救い、自らを窮地に陥る行為をしたのか。
 そこには彼らしい、一本筋の通った選択がああった。ヴィースラーは真面目に社会主義を信奉して、国家体制に何らの疑問も抱いていなかった。仕事の腕が一流だからこそ、今回の大仕事、作家ドライマン監視を任された。
 まず、盗聴器を仕掛けるために一昼夜ドライマンを監視し、部下を使って手際良く盗聴器を仕掛け、それからは、盗聴器を通し監視を続けた。ドライマンの生活を残らず報告書に書きとめ、上司のヴォルヴィッツに報告した。

113  しかし、監視対象ドライマンには、恋人、クリスタ・マリア・ジーラントがいたが、実は党の実力者ヘムプフ大臣の愛人だったのである。クリスタは恋人のドライマンが監視される以前から、国家保安省の協力者でヘムプフ大臣とも関係があった。
 ヴィースラー大尉の監視によって、この関係が明る104 みに出ることは、彼の上司ヴォルヴィッツにとっては重大な問題だった。今回のドライマンの監視作戦自体が、ヘムプフ大臣肝いりの作戦である。しかし、党の要職にある人物ヘムプフの私生活を公に暴くことは、ヴォルヴィッツの出世にとってマイナスになってしまう。
 そこで、ヴォルヴィッツは、部下のヴィースラー大尉の報告書を握りつぶし、「大臣に関する情報は文書でよこさないように」と念を押す。「私の出世、君の出世…協力しろ」と言ってヴィースラーに大臣に関する部分の情報を報告書から削除するように要求した。

 ヴィースラー大尉は、上司ヴォルヴィッツ中佐の態度に不信感を抱いた。彼は、友人でもあり上司のヴォルヴィッツに、入党の誓い「われらは党の盾と剣」の信念を思い出させようとした。しかし、ヴォルヴィッツは「私が党に入ったのは、有力者に取り入るためだ。」と、答えた。
 本当に「党の盾と剣」のために入党したなら、大臣が反体制派の監視対象関係者と関係を持っている事実は報告されべき情報のはず。それが、党の要職、大臣ならなおさらである。ヴィースラーはそう考えた。
 が、上司ヴォルヴィッツは違った。大臣を告発すれば、自分の出世の途が断たれる。出世のため、高官を監視することはできない、とヴィースラー大尉の考えを突っぱねた。

 ヴィースラー大尉は、党のため、社会主義国家のために働く、忠義の人であった。しかし、上司ヴォルヴィッツ中佐は自分の出世のために働いている。それは、ヘムプフ大臣も同じく、自分の欲望の赴くまま行動している。党の幹部たちは、東ドイツのため、社会主義のためではなく、出世や欲望を達成するために働いているという現実に接した。

 人間の世俗的な欲望によって、当初の崇高な目的は葬り去られた。
 ヴィースラー大尉は、今回の任務を通して、党が民衆のためではなく、出世欲や金銭欲によって動いているという現実に目を見開かされた。今まで、彼は国家のためと思い、反社会主義者に対する尋問は40時間が基本と言い切って任務をこなしてきた。しかし、党の幹部たちは自分のことしか考えていないのではないか。

 主人公ヴィースラーはこの現実を知ってしまったとき、自分の中で矛盾が生まれた。国家のためと、忠実に任務をこなしてきたヴィースラーであったが、上司ヴォルヴィッツ中佐からは、出世のために任務を曲げることを要求される。社会主義のためではなく、個々人の欲望のために、民衆を監視し、盗聴する。一体、自分は何をしているのか。彼は迷い始めた。

 そんなとき、愛人クリスタが大臣の車でドライマンの家に帰ってきた。監視対象のドライマンが「クリスタと大臣の関係」に気が付くように、ヴィースラー大尉は、仕向ける。案の定、ドライマンは黒塗りの高級車で帰宅するクリスタを見て、「苦い真実」を知る。

 しかし、監視対象のドライマンは、「クリスタが大臣の愛人であること」を責めも、問い詰めもせず、ただ、彼女のそばに寄り添った。ヴィースラー大尉はこの展開に拍子抜けしてしまった。視聴者である私も、嫉妬に狂うだろうが、このドライマンの胸中は崇高な精神なのか、苦しい胸のうちを秘めて耐えているか、分かりにくいが、監視社会ではの生きかたか。

 108 監視任務の交代の部下、ライエ軍曹が見たのは、眠っているヴィースラー大尉であった。毎日、何分遅刻だのと、勤務態度にうるさい生真面目なヴィースラー大尉らしからぬ姿であった。その夜、帰宅したヴィースラー大尉は、コール・ガールを部屋に呼び、つかの間の快楽ののち、ヴィースラーが味わったのは人恋しさであった。

 次の監視当番のとき、彼ヴィースラー大尉は監視対象のドライマンの部屋に忍び込み、彼の書斎に行き、雑然とした机の周りを徘徊し、乱れたシーツのベッドルームに行って、ベッドの端に触れてみる。そして、ヴィースラーは本を一冊持ち帰った。

 091 監視者であるヴィースラー大尉は、あえて「大臣とクリスタの関係」を知らせたから、ドライマンはクリスタと破局するだろう、と半ば期待していた。ところが、恋人に裏切られたドライマンはクリスタに怒ったり、彼女を追いだしたりせず、ただ2人で慰め合い、苦しむだけだった。ドライマンは黙ってクリスタを受け入れた。
 一方で、ヴィースラーには妻も、子供もいない。家族はない。ヴィースラーが買った娼婦は、仕事が終われば時間通りにさっさと帰っていく。彼はドライマンとクリスタの間にある愛情というものが、自分の考えていたものとは違うことに気が付く。
 
だだっ広い、綺麗に整頓された広くて清潔なアパートにヴィースラーは一人で住んでいる。そこには生活感がない。一方、ドライマンとクリスタが住むアパートの部屋には、本やペンが書斎机に雑然と置かれ、寝室のベッドは2人が朝起きたそのままになって、ヴィースラーの部屋とは対照的な散らかった部屋。
 そこには、誕生日プレゼントにもらった木製のサラダフォーク。これを"孫の手"と呼んでいた。プレゼントされたペン。このペンで次回作を書くつもりだと言っていた。
 ドライマンの雑然とした机の上にあったのは、この部屋には人間がいて、人間の感情がある暮らしの匂い、友人からの愛、恋人クリスタからの愛。人間の匂い、あるいは愛。ヴィースラーはそれらに触れ、人間の愛を感じた。監視対象者の部屋に忍び込み、本を一冊盗むというやってはいけないことまでした。

 主人公ヴィースラー大尉は、今度は監視対象のドライマンを理解しようとし始めた。自分にはないものをドライマンに見て、彼に人間的な魅力を感じるようになっていた。西側の文学、そして、それにドライマンたち芸術家が一体どのような思想を持っているのか。それを知りたかった彼は本を一冊拝借した。

 ヴィースラーは、それまで社会主義一辺倒で、それ以外の思想は劣ったものとして、知ろうともしなかった。ただ、上司ヴォルヴィッツ中佐ら党幹部の姿勢に一抹の疑念を持ち始めた。
 彼は、ドライマンの人生に理解を示したが、必ずしも、ドライマンたちの思想、西側の民主主義・自由主義思想に全面的に共鳴したわけではない。

 ヴィースラー大尉が知ったのは、監視対象のドライマンたち芸術家仲間は、自分の理念や信念にウソをついていないことであった。
 対照的に、上司ヴォルヴィッツら党幹部は、社会主義の理想を掲げながら、裏で自己利益を図ることに汲々としている。自分の理想に忠実なドライマンたちは、監視者ヴィースラー大尉の目に高潔に映り、彼自身の理想は、崩れかけようとしていた。
 人間として幸せなのは、
ヴォルヴィッツ中佐の生き方なのか、それとも監視対象のドライマンか。主義主張のために多くの人間が不幸になるならば、その主義主張には疑いの目を向けるべきである。主義主張のために、人間が犠牲になるとすれば、それはもはや本末転倒の結果になる、ということに気が付かねばならない。

  117 監視対象のドライマンの部屋から本を失敬してから間もなく、主人公ヴィースラー大尉は、ドライマンのアパートのエレベーターで小さな男の子に
「シュタージ(国家保安省)の人なの ? 」とたずねられ、さらに、「パパが(国家保安省は)皆を捕まえちゃうって言ってた」
 と聞かされ、かつてのヴィースラーなら、男118の子の父親を「社会主義の敵」として報告していたに違いない。しかし、男の子に名前を聞かず、結局見逃した。このときに、道は決まった。それは、この監視作戦からドライマンを助けるという選択であった。

 それには、先、彼は部下のライエ軍曹を監視任務から外した、ドライマン監視作戦を自分の単独任務とし、報告書に虚偽の事項を記載して、ドライマンには"反体制的"な特記事項がないと報告した。さらに、ドライマンの愛人クリスタから、証拠品のタイプライターの隠し場所を吐かせ、クリスタを釈放した。さらに、先回りしてタイプライターを隠し、ドライマンを救う。これで2人とも助けることができるはずであった。

Ws000095_2  そこで、彼はクリスタの尋問の際、
「ファンがいることを忘れるな」「ファンだって(舞台で)待っている」
と二回ファンという言葉を繰り返した。ファンとは、かつて酒場で一ファンとしてクリスタに話しかけたヴィースラー自身のこと。「ファンがいることを忘れるな」とは、ファンがステージに立つクリスタを待っているという意味と、ファンの一人であるヴィースラーがクリスタを助けるという二重の意味が含まれていた。

 ドライマンは、クリスタが自宅に戻った後、隠し場所をクリスタが自白したことを悟り、そして、彼の目が鋭くクリスタを見る気づき、彼女は急に道路に走りだした。そのままトラックの前に飛び出して命を絶ってしまった。

 これは、主人公ヴィースラーにとって青天霹靂の出来事。慌ててクリスタに駆け寄り、
「何も償うことなんてなかったのに」とつぶやくヴィースラー。
「弱い私は償いきれない過ちを犯してしまった」とクリスタは言って死んだ。

 証拠になるタイプライターは、ヴィースラーが事前に持ち出し、「隠し場所にタイプライターがない」と上司ヴォルヴィッツが気が付く前にクリスタは死んだ。もし、「タイプライターが隠し場所になかったことを知ったら」クリスタは自殺することを思いとどまっていたか。これは疑問。

094  クリスタは、既に大臣を裏切り、何らかの処分を受ける可能性があり、上司ヴォルヴィッツも、大臣からクリスタを処罰するように命令されただろう。タイプライターが見つからず、クリスタの供述がウソだったと思われ、虚偽の証言をした罪で、再びクリスタは拘禁された可能性がある。
 クリスタが自殺したのは、何よりドライマンを裏切ったからだ。その激しい罪悪感が決定打となった。クリスタはヴィースラーの尋問の真意を知った上で、タイプライターの隠し場所を自白したのかもしれない。仮にそうであっても、クリスタはドライマンを裏切ったことに違いはない。

 クリスタの言う、「償いきれない過ち」とは、ドライマンの信頼を裏切る、という取り返しのつかない行為をしてきたことを意味するだろう。
 彼女は今回の事件が起こる前から、国家保安省の情報提供者として登録しており、"マルタ"という暗号名まで残っていた。彼女はタイプライターの件よりはるか前から、ドライマンのみならず、ドライマンの友人たち、クリスタ自身の友人たちに対しても裏切り行為を働いていた。
 クリスタの死は、もはやタイプライターが見つかったか、どうかは、問題ではない。クリスタはドライマンのみならず、愛する人たち・友人たちを裏切ってきて、自らの行為にもはや耐えきれなかったのだ。参照
参考あらすじは、私の判断で手を加えました。

 人間を限界まで追い詰めた、東ドイツの監視社会の罪の深さを考えた。この「善き人のためのソナタ」は、若者たちに一回は見させて、考え方の深みをつけるために見てもらいたい。
 シナリオ作家にも、この作法は見習ってほしい。時間順にシナリオが書かれて、カットバックや回想シーンはないから、ストーリーがストレートに伝わる。内容の難しさを難しい印象を与えない。

読んだら クリック」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村

| | コメント (0)

2012年7月 6日 (金)

阿川佐和子「私だけ」痛い話!ごきげんよう

042阿川「ちょっと恥ずかしい話ですが」
司会小堺
「昨日の話も、水泳で水着の上が取れて背泳ぎしたら開放的な気持ちになって・・・、簡単に取れるものですね」
阿川「簡単に取れるものですね。ヒモだと」


読んだら クリック」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村

032 私、仕事する前、ウチ、両親と一緒に住んでいたのです。隣の部屋が弟で、作りつけのベッドが、卍というか、コの字型で、私が上のベッドで、隣の部屋で下のベッドが弟が寝ていたのです。
036 毎日急いで降りるから、梯子段は面倒で、下に簡単 な木製の丸イスを置いて降りるようにしていたのです。遅刻しそうなときは、二段ベッドの梯子段はいちいち降りるのは面倒ですから、すぐトンと降りれるようになっていたのです。トントンと降りるのは早いから、そちらを主に利用していたのです。

044_2いつも、トン、トンを小さい頃から利用していたのです。そうしたら、あるとき、トンとやったら、足を踏み外して、046 イスがダンとひっくり返って、イスの足の一本ガッと、股間に・・・、
「イター!イター・・・!」
イタァア・・・、イタァァ・・・と、どうしようと思って、こっそり見たら、出血しているのです。

021 司会小堺「木でしょ?痛いでしょ?」
阿川「それで、私、私の初体験がイス?」
小堺、阿川・・・・言う言葉を失う、笑う。会場も・・・笑う。
小堺「ワー、びっくりした。まさか・・・」
ゲスト「リアクション取れない」
小堺「いろんな想像をしてしまう。当たったんじゃなかったのですね。・・・、ヘンなコトいってしまった。」
022 阿川「当たったのですが、当たっただけでないと思ったワケですよ。あまりにも痛かったから」
小堺「で、出血もなさって、出るものも出てしまいましたからね」
阿川「生まれたら、イス子?」
小堺「先輩だけど、言わせてもらいます。バカじゃないですか?」

阿川 佐和子(あがわ さわこ、1953年11月1日 - ):日本のエッセイスト、タレントである。
058 1953年(昭和28年)、東京都に作家阿川弘之の長女として生まれた。幼少期(2歳)の一年間は広島市の伯母宅で育った。その後、東京の鷺宮、四谷と移る。
東洋英和女学院中学部・高等部を経て、慶應義塾大学文学部西洋史学科卒業。卒業後は織物職人を目指し、さまざまなアルバイトをする。
1981年(昭和56年)、『朝のホットライン』でリポーターを務め、1983年(昭和58年)『情報デスクToday』のアシスタントを、1989年(平成元年)からは『筑紫哲也NEWS23』のキャスターを務めた。1992年(平成4年)ワシントンへ渡米、帰国後『報道特集』のキャスターとなる。
1998年(平成10年)、「TVタックル」にビートたけし、大竹まことという二人の強烈な個性によって、バラエティの才能を引き出され、バラエティ番組に出演する機会が増える。檀ふみ、安藤優子、平野レミとは親交が深い。特に檀とは父親が有名作家同士で特に親密で、共著は多い。檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』で1999年(平成11年)講談社エッセイ賞を受賞、小説『ウメ子』で坪田譲治文学賞を受賞。CMでも共演している。


 おまけの話
 過去のお見合い相手の何人かは国会議員で、『ビートたけしのTVタックル』で再会することもしばしばである。
 また、ビートたけしや大竹まこと、さらには浜田幸一、三宅久之らを手玉にとって、彼らも驚く爆弾発言が飛び出すこともある。話題が恋人との付き合い方になった際、たけしが「週2回はがんばらないとね」と発言すると阿川は「たった週2回ですか?」と切り返し、笑いを誘った。(wikipedia 参照)

太田光対阿川佐和子兄 親米反米論争
 
阿川佐和子 珍香も焚かず 屁

屋上のあるアパート 阿川佐和子自伝
言うんじゃなかった マイケル富岡 側室制度


読んだら クリック」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村

| | コメント (0)

2012年7月 4日 (水)

キネマの天地 新人有森也実 田中絹代演じる

134_2 昭和8年、日本軍が中国大陸へ進出し、今の天皇が生まれた年である。浅草の映画館で売り子をしていた田中小春(有森也実)が美人だと評判だった。

読んだら クリック」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村

019  松竹キネマの小倉監督(すまけい)が映画館へスカウトにきて、小春に女優にならないかと勧めるところから始まる。蒲田撮影所の大部屋にまず入り、出来がよければ準幹部待遇、準幹部、幹部と昇進する。小春は監督に注目され、短期間で「大部屋」から「準幹部待遇」に昇進した。

有森 也実(ありもり なりみ、1967年12月10日 - ):日本の女優である。本名20070927080417 同じ。神奈川県横浜市生まれ。スペースクラフト所属。明治大学付属中野高等学校定時制卒業。血液型はO型。特技はバレエ、ダンス。左利き。中学生のときに読者モデルとなり、芸能界デビューした。1986年(昭和61年)、『星空のむこうの国』にヒロインとして出演、映画デビュー。同年、『キネマの天地』でもヒロイン役を演じ、第29回ブルーリボン賞新人賞、第10回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
清楚で優等生のイメージだが、本当の性格は「酒豪」「カラオケが大好き」でサバサバとした男前の性格。恋愛に関しては、積極的で「彼氏の家に行って、24時間有森の唇が腫れるまで彼氏とキスをした」とか、「彼氏が骨折で入院した時に、毎日手紙を送り続け、彼女の長い文章で彼氏がストレスで“胃潰瘍”になった」等「ドラマと実際のキャラクターに差がある」事が原因で、恋愛が短期で終わる事が多い。(2012年2月6日『人生が変わる1分間の深イイ話』) 「ライオンのごきげんよう」(2012年3月20日放送)で、最近の悩みは老眼だと話した。Wikipedia参照

Ws000033  撮影所には美人は掃いて捨てるほどいる。昔、S劇団の「大部屋」女優さんから写真入りの手紙をもらったことがある。彼女は、チョイ役をやりながら、H寛美座長の身の回りの世話役で、五年続いていると書いてあった。美人であるが、「大部屋」女優から芽が出ないから、だいぶ腐っている様子であった。ぱったり文通が途絶えて、何十年、その後どうしたのだろうか。
 
 小春は泣き泣き家に帰り、女優になることをあきらめた。長屋に戻って近所の奥さん(倍賞千恵子)にことのいきさつを話している小春を、翌日、小倉組の助監督島田健二郎(中井貴一)が迎えにきた。


Ws000045 「女優になりたがる娘はいっぱいいるけど、女優にしたい娘はそんなにいるもんじゃない」。健二郎の言葉で勇気が出た。「本当に、私、女優になれるでしょうか。」と自信がなかったが、再び女優への道を歩み始めた。
 やがて健二郎と小春はひと眼を盗んでデイトする間柄になった。小春は幸福だった。しかし、時がたつにつれ、映画のことにしか興味をしめさない健二郎に少しずつ物足りなさを覚えるようになった。

 都内の蒲田撮影所が、神奈川県の大船へ移転前、映画隆盛期に監督が145_2競いあっていたころである。そのとき50周年というから、松竹映画は1883年創業だ。
 「蒲田行進曲」も、この撮影所を描いた映画で雰囲気は似ているが、男が主演である。小春は、田中絹代がモデルだとも言われている。

 小春の母は大震災で亡くなり、今は、若い頃旅回り一座の役者だったという病弱の父・喜八(渥美 清)と長屋でのふたり暮らし。ある日、小春は蒲田撮影所へ見学に出かけ、守衛に案内されて小倉組の撮影を見ていた。撮影中に看護婦がほしいと監督が言いだし、その場で小春はエキストラとして映画出演することになった。 だが素人の小春にうまく演じられる訳がなく、小倉に怒鳴られた。

小春の長屋の住人たちは不況下の失業にあえいでいた。夏もすぎ秋になって、小春はプレイボーイとして有名な二枚目スター、井川時彦と親しくつき合うようになった。

Ws000021 師走に入って、健二郎は、労働運動で警察から追われている大学時代の先輩をかくまったとして、留置所に入れられた。過酷な留置所生活で暮らしてみて、自分には映画作りが生きがいだと気づいた。
 蒲田撮影所には、出社すると、受付でクルっとひっくり返す名札があった。その当時のまま資料に従ったセットに「吉村公三郎」があった。このころ、たぶん助監督だと思う。

14_2  年が明けて、主演のトップスター川島澄江(松坂慶子)が愛の失踪事件を起こしたため、その代打に小春が大作の主演に大抜擢。起用されたのだ。これは、岡田嘉子の国境を越えた愛の逃避行をモデルにしている。
148  
しかしその大作「浮草」で演技の壁にぶつかって、小春は苦悩した。
その小春を、喜八はかつて旅回り一座の看板女優だった母と一座の二枚目俳優のロマンスを語り励ました。実は小春の本当の父親はその二枚目である
ことも--。

 小春は主演に抜擢されたが、演技力が追いついていないので、監督が何度テストをしても、ダメ出しされ、その日は、撮影できず、翌日持ち越しになった。
 落ち込んだ小春は、家に帰ってきて、母代わりのゆき(倍賞千恵子)と父(喜八=渥美 清)に相談する。

128 ここからが、映画のクライマックスで、(脚本は共同執筆、井上ひさし、山田太一、朝間義隆、山田洋次)監督山田洋次がタンタンと、ストーリーが続いたのをひねった、と思わせるヤマがあった。

 小春が困っていると、父喜八が話し始める。
121喜八:本当は好きなんだが、金持ちの息子と一緒になっても、末永く暮らせるわけがない。心ならずも首を横に振るという芝居だろう?
小春:先生はとうとう怒ってしまって、撮影中止にしてしまったの。明日行ったって、どうせ同じこなんだよ。お父ちゃん、どうしよう。あたし、もう死んでしまおう。もう、やー・・・
喜八:オメエが死んだら、あしらどうなるか、わかっているのか。お前の気持ちはそれで済む。だかな、明日の舞台がアナが空いちまうのだぞ。え?どうやってお詫びする?
小春:いいんだよ。お客なんてどうだって。
喜八:ばかやろう!それで、テメエは役者といえるのか!
ゆき:喜八さん、そんなに怒らないで、何か教えてあげられないの?あんただって、この子のお母さんだって役者だったんでしょ?
喜八:そういえば、あいつも旅役者の娘だった。
ゆき:そうよ。小春ちゃんが主演女優になって一番喜ぶのは、おかみさんだよ。
喜八:おまえのカアちゃんは、ヤダといった。(小春:え?)
 父ちゃんが口説いたとき、口に出して言ったのではない。首を横に振ったんだな。こんなふうに。
小春:お母ちゃんが?
喜八:多摩川の河ぷっちの汚い宿屋の二階だったよ。オレは、初めて会ったときから思い焦がれていたんだ。なにしろ、一座の看板娘だしな。こっちは馬の足よ。
 あの頃、あいつには好きな男がいて、コレが不実な野郎で、旅先で女ができてドロンしちまった。オイラ可哀そうで仕方なかった。好きな食い物を買って行ったり、バカなことを言って慰めたり、そんなふうにしているうち、川べりの汚い宿屋で二人きりになったとき、ついいっちまったんだよ。
「オレと所帯もたねえか?」
136_2 あいつは(首を振るしぐさ)こうしたら、父ちゃんは「オレのこと、嫌いか?」
 そう聞いたら、オマエの母ちゃん、もう一ぺん首を振った。今でも覚えていら。
 顔を伏せてナ、指をこんなふうにして(指を畳につけてひねる)していた。
「ダメ」オレがまた何か言ったら
「ホントウにダメ。私の中に子供がいるの」
 ウナジまで真っ赤に染めて、そのとき、ああ・・・一生この女を大事にしていこうと、父ちゃんはそう思ったんだよ。
小春:その子供って?
喜八:ウン、オマエだよ。
ゆき:ねぇ、ちょっと、いいのそんなこと、言って、話してしまって。死ぬまで言わないって約束したんでしょ。
小春:お父ちゃん、なんで?そんなこと話すの?黙っていりゃ、いいのに。バカね。
ゆき:バカ、ホントにバカ。
喜八:話すつもりはなかったのに、マアしょうがないや。かえって、オレみたいなオヤジでないとわかって、ホッとしたでしょうが。
ゆき:なんてことを言うの。

 ここまで語ると、場面はスタジオで撮影の場面になる。一番先に小春が来て、セットで準備をしている。
144男:(駆け落ちの相談)東京へ出て暮らそう。
女:考えてもみて。日も当たらない裏長屋に住んで、朝から晩まで真っ黒になって働くような暮らし、大きな網元の跡取り息子の新吉さんができると思うの?
男:できるさ、オマエと一緒なら。
女:できやしないわ。そりゃ、二年や三年は夢中で過ぎるかもしれないけど、十年、二十年たって、マダ貧乏暮らしが続いて、新吉さんが「ああ、この女と一緒になったばかりにこんな貧乏暮らし」と、そんな後悔したら、私死ぬよりつらいの。
 どうして、どうして網元の息子に生まれて来たのさ。
 どうして、どうして・・・・(男の胸に飛び込み泣く)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
監督:アホ、できるやなかい。そんでええ。
助監督:(おもむろに拍手・・・)今のカット、OK
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

157
映画「浮草」は成功した。
人があふれる浅草の映画館へ、ゆきと「浮草」を見に行った喜八は、映画を見ながら静かに息をひきとった。

小倉監督(すまけい)=野村芳亭と五所平之助を混ぜたような人物。
緒方監督(岸部一徳)=小津安二郎。
斎藤寅二郎(堺正章)=ナンセンスの巨匠。
城田所長(松本幸四郎)=城戸四郎。
恋人と逃避行する川島澄江=岡田嘉子を連想
ヒロイン小春のモデル=田中絹代。
ヒロイン役は、藤谷美和子がどたんば降板したので、幸運にも、新人の有森也実が初主演となった。活弁が活躍していたが、そのころから、トーキーに代わる時期になって、見栄えと同時に声のいい女優が求められるようになった。
 
有森也実の演技は硬いといわれたが、有森也実好きな私には、それが初々しさに見える。「キネマの天地」は、評価A。退屈させない娯楽映画に仕上がっている。


日本映画
遠まわりの雨 山田太一作品を見て 2010.04.01
松本清張「書道教授」脚本ジェームス三木 2010.03.27
浅田次郎シューシャイン・ボーイ 生き方 2010.03.24
一身独立一国独立 坂の上の雲 2009.11.29
「冬構え」(1985年)NHKアーカイブス 2009.09.27
遥かなる絆 養母の魅力 2009.05.24
NHK帽子 田中裕子と緒形拳 2008.08.04
四つの嘘 脚本大石静 2008.07.31
家政婦は見た市原悦子 2008.07.11
鞍馬天狗 NHK木曜時代劇 2008.03.06
風の果て 大人が満足するドラマ 2007.10.25
まだそんなに老けていない団塊世代 2007.01.27
遥かなる約束 奇跡の夫婦愛 2006.11.26


読んだら クリック」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村
 

| | コメント (0)

2012年5月31日 (木)

100歳新藤兼人(映画監督)幸せな死 

01先日「新藤兼人の姿を見たが、車椅子に乗せられていても、半分寝ているか、とても人前に連れてこられる状態ではない」と聞いていたから、先は長くないと感じていた。老衰で意識が遠くなっているのは止むえないが、誕生パーティに出席した友人が、公衆の面前にさらすのは酷だ、とその姿に出席した友人が感想を述べていた。

読んだら クリック!」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村

新藤 兼人(本名新藤 兼登、1912年(明治45年)4月22日 - 2012年(平成3c1cad390cbf8232ade55b3049b2a3a124年)5月29日):日本の映画監督、脚本家。日本の独立系映画の映画監督。近代映画協会会長。広島県名誉県民、広島市名誉市民、広島県三原市名誉市民。
 戦争や原爆をはじめ社会性の高いテーマを積極的に映画化した。自らの体験を基に戦争に翻弄される庶民の悲劇を描いた昨年の「一枚のハガキ」が遺作となった。2002年文化勲章受章。
 広島市郊外で生まれ育ち、22歳で京都の新興キネ51j7cf66skl__sl500_aa300_ マに入社し、美術の仕事の傍ら脚本を担当。溝口健二監督に師事し、松竹大船撮影所の脚本部に移るが1944年に召集され、戦後、本格的に脚本家として活動開始。「安城家の舞踏会」以降は吉村公三郎監督とのコンビでヒットを連発。近代映画協会を設立、吉村監督と「偽れる盛装」「自由学校」などをヒットさせ、51年には亡くなった妻をモデルにした「愛妻物語」で初監督を果たす。この時に主演した乙羽信子さんと後に結婚した

 五年ほど前、新藤兼人監督の講演を聞いた。そのときで95歳くらいだったが、しっかりした話をしていた。
 池袋の映画館新文芸座で吉村公三郎監督作品
「安城家の舞踏会」と「暖流」が
上映されたが、二本の幕間に、新藤兼人監督が記念講話をした。孫お嬢さん風(カゼ)さんに押されて車椅子で登壇だったが、しっかりした話をしていた。
 盟友吉村公三郎と二人でシナリオと監督の分業で何本も作品を作っている。その二人のやった話だとか、エピソードをいくつか聞いた。
 このときは、子供のときから可愛がられている公三郎の息子が、楽屋に挨拶に行ったら、95歳の監督は「キミ、元気そうだね」と言われて、「60代半ばのオレに言う言葉か?バケモノだ」と、その新藤兼人の元気さを驚いていた。それから、五年、「人、同じからず」だ。

1951年『愛妻物語』
1952年『原爆の子』(見た映画は赤)

原爆の子
http://youtu.be/_9Tky_76MpI

「原爆の子」ストーリー要約

 石川孝子(乙羽信子)は昭和二十年八月七日原爆が投下された時広島に住んでいて、家族の中で彼女一人だけが生き残った。
 その後瀬戸内海の小さな島で女教員をしていた孝子は、原爆当時勤めていた幼稚園の園児たちのその後の消息を知りたいと思い、夏休みを利用して久しぶりに広島を訪れた。街は美しく復興していたが、当時の子供たちは果たしてどんなふうに成長しているだろうか。幼稚園でともに働いた旧友の夏江から住所を聞いて次々と訪問していく孝子だった。
 三平も敏子も平太も中学生になっていた。三平は子だくさんな貧しい父母の元で、靴磨きをして家を助けていた。
 敏子は原爆症で寝ていた。孤児の彼女は教会に引き取られて看護されていたが、明るい顔をして生きていた。
 平太も親を失って兄や姉の手で養育されていたが、一家は明るくまじめに生き抜いていた。
 孝子は、亡き父母の下で働いていた岩吉爺やに出会ったが、息子夫婦を原爆で失い、老衰し、盲目になり、七歳になる孫の太郎と乏食小屋で暮らしているのだった。孝子は岩吉と孫の太郎、二人を島へ連れていこうとしたが、どうしても承知しないので太郎だけでも引き取りたいと思った。
 初めは承知しなかった岩吉も、孫の将来のためにようやく太郎を手離すことにした。孝子は広島を訪れたことによって色々と人生勉強をし、また幼い太郎を立派に育てようという希望を持って島へ帰っていくのだった。目の見えない岩吉は隣りに住む婆さんに手を引かれて、船着場からいつまでも孝子と太郎が去っていくのを見送るのだった。


Photo_2乙羽信子  (石川孝子)
細川ちか子 (母せつ)
清水将夫  (父利明)
斎藤美和  (森川夏江)
下元勉   (夏江の夫)
滝沢修   (岩吉爺さん)
北林谷栄 (おとよ婆さん



1953年『縮図』
1954年『どぶ』乙羽信子主演 成人指定映画

 『どぶ』ストーリー要約
 京浜工場地帯の一隅、河童沼のほとりのルンペン集落に、ある朝、うす汚ない若い女の行き倒れがあった。
 集落の住人徳さん(殿山泰司)がパンを与えたのを機会に、この女ツル(乙羽信子)は、河童沼集落に住むことになった。ツルは戦後満洲から引揚げてから、紡織工場の女工となったのだが、糸へん暴落のため失業し、それ以来というもの転々として倫落の道をたどってきたのだった。
 ツルが同居した徳さん(殿山泰司)とピンちゃん(宇野重吉)は、競輪、パチンコにふける怠け者達だが、阿呆のツルはそれとは知らず毎日、二人のために弁当を持たせて勤めに送り出す。
だが二人は、ツルを利用して一儲けたくらみ、近所の特飲街にツルを売りとばした。
  ツルは、そこの主人大場(菅井一郎)と衝突して飛び出し、河童沼へ帰ってきたが、大場が徳さん達にツルの前借金の返済を迫ったので、遂にツルはパンパンになって夜の街に立つ。その稼ぎをピンちゃん達に貢ぐのである。
 ある夜、ツルは沼の主人三井(深見泰三)のアプレ息子輝明が二十万円入っていると云う手提金庫を奮って逃げてくるのに会い、沼の住人達に注進した。彼らは金庫を求めて走り出したが、取ってみると中には裸体写真しか入っていないで、一同は風邪をひいてツルを恨んだ。ツルは寝こんだピンちゃんを真心を以て看護したが、ある時突然、ピンちゃん(宇野重吉)がツルに抱きついたが抵抗した。
 ある日、ツルは土地のパンパンに因縁をつけられリンチされたため、逆上してピストルを振り廻して暴れたので、巡査に打たれて死んでしまった。沼の住人はツルを担いで帰った。
 ツルが病気に鞭打って貯金した通帳、そしてピンちゃんの学校へ行くという偽芝居をすらも信じて学用品を贈ったツルを知り、一同は涙にくれた。
  疾風のように駆け抜けた彼 7
1955年『狼』
1956年『銀心中』(原作:田宮虎彦)
1957年『海の野郎ども』 - 石原裕次郎主演作。
1958年『悲しみは女だけに』(キネマ旬報ベストテン=略→キ)

1959年『第五福竜丸』  『花嫁さんは世界一』
1960年『裸の島』
1962年『人間』(原作:野上弥生子)
1963年『母』 - 毎日芸術賞、
1964年『鬼婆』
1965年『悪党』(原作:谷崎潤一郎) -
1966年『本能』 - キ7位
1967年『性の起原』
1968年『強虫女と弱虫男』
1968年『藪の中の黒猫』
1969年『かげろう』 キ4位、
1969年『触角』

1970年『裸の十九才』永山 則夫死刑囚
1972年『鉄輪』
1972年『讃歌』(原作:谷崎潤一郎)
1973年『心』
1974年『わが道』 - キ6位
1975年『ある監督の生涯 溝口健二の記録』キ1位
1977年 『竹山ひとり旅
- キ2位
http://nozawa22.cocolog-nifty.com/nozawa22/2011/08/nozawa22-6.html
高橋竹山 (高橋竹山)
林隆三 (定蔵)
乙羽信子 (トヨ(母))
倍賞美津子 (フジ(第二の妻))
川谷拓三 (泥棒の仙太)

 乙羽信子と再婚
(1978年昭和53年)
1979年『絞殺』 - 乙羽信子「主演女優賞」

1981年『北斎漫画』 - キ8位
1984年『地平線』
1986年『落葉樹』
1986年『ブラックボード』
1988年『さくら隊散る』 - 7位

1992年『濹東綺譚』
 墨東綺譚 監督新藤兼人 良い作品
1995年『午後の遺言状』 - キ1位。乙羽との遺作
1999年『生きたい』 - キ6位
2003年『ふくろう』 - モスクワ映画祭功労賞
2008年『石内尋常高等小学校 花は散れども』
2011年『一枚のハガキ』 -審査員特別賞

 新藤兼人監督作品を見た映画は少ないが、少年時代に見た映画の印象は、大人になってからの何倍も強く、大きい。。
 中学一年のとき、学校から旭座へ見に行った「原爆の子」、乙羽信子の女教師が印象的であった。広島の原爆跡地で、小学生との交流が描かれていた。あのえくぼが特徴の乙羽信子、ズック靴で生徒たちの家を回る姿が、今でもまぶたの裏に残っている。当時の先生たちは、原爆の恐ろしさを私たち生徒に伝えたいと思っていたのだろう。あの時代は、教育者として平和への思いを伝えるのが教育だと思われていた。先生は、学識ものちろんだが、教育とは国の平和を守ることだ、と硬く国民がそう思っていた時代だった。映画をつくるといえば、いまどきの映画とは明らかに違って、一定の平和への信念が、テーマに含まれていた。

「原爆の子」を見て映画館から学校(二中)へ帰ると、生徒も先生も、一様に映画の感動が残っていた。「(岩吉爺さん)さんは死んじまった!」というセリフが、担任の西尾夫先生を探しに行った生徒に、職員室で交わされた記憶がある。

吉村公三郎映画 新文芸坐
吉村公三郎映画を見にいこう

読んだら クリック!」よろしくね!
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 今後とも、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。 
ブログ村

| | コメント (0)

その他のカテゴリー

Eラーニング nozawa22の楽しみ方 うちの仕事 おすすめサイト その時歴史 アメリカ関連 アンケート入力 アンケート集計 アーカイブス切抜き宝庫 イギリス、ヨーロッパ ウェブログ・ココログ関連 グルメ・クッキング ゲーム スポーツ テープ起こし データ入力 ニュース ノーベル賞 パソコン・インターネット ファッション・アクセサリ ベトナム ペット マスコミ メール ランニング ロシア問題 世界、地球 中国と中国人 事件・事故 人生訓 人間の本質 住まい・インテリア 余暇の善用 健康 先生、教師 出世 創価学会、公明党 動物 北朝鮮問題 医療 友人 司法 国家戦略 国際政治 地方自治 外国習慣 季節景色 学問・研究 学問・資格 学校・受験 宗教 宝飾アクセサリー 家族 平和 年賀状 幸福 心と体 恋愛 恋愛、愛 意見・主張 愛国心 慶事 慶事おめでとう 戦争 戦後日本の問題 手紙 携帯・デジカメ 政治 故郷追憶 教育 文化・芸術 文章 旅、旅行、見聞 旅行・地域 日本の体質 日本文化 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 時々刻々 書籍・雑誌 東京見聞録 歌、メロディ 歴史 歴史文化 死の門出 環境エコ 生き方 生活 病気 社会問題 私の提案 経済・政治・国際 経済・金融 結婚 美容・コスメ 職業プロ 育児 芸能・アイドル 草花 言語問題 詩歌 読書 財産形成 趣味 選挙 野球 録音起こし 青春時代 韓国、アジア 音楽 食べ物、食文化