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2011年8月10日 (水)

「胡桃の部屋」松下奈緒進境著しい

Ws000001  今まで、松下奈緒の演技はハラハラしてみていたが、あの松下か、というほど進境著しい。すし屋での実への気持ちの変化、よかった。プロの女優になった印象。
 向田邦子ドラマは、作者の視点を次女桃子(松下奈緒)において、ここからストーリーを展開する。このドラマ、原作シナリオともによく練られているから、あきさせない。登場人物の心理状態が寸ぷん狂いなく構成してあり、プロの作品という印象がある。

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【番組名】向田邦子ドラマ「胡桃(くるみ)の部屋」
【放送予定】2011年7月26日~8月30日 総合 毎週火曜 午後10時~10時48分〈全6回〉【脚本】篠﨑絵里子【音楽】大友良英

_emo7873thumb400xauto135446_2  三田村桃子(松下奈緒・29)三田村家の次女。絵本の出版社に勤める編集者。失踪した父に代わって、家族を守るために奮闘する。
三田村綾乃(竹下景子・54)桃子の母。ひたすら夫に仕えてきた良妻賢母だったが、夫の失踪で精神がに不安定になっていく。
三田村忠(蟹江敬三・56)桃子の父。頑固で厳しい「昭和の父」。会社一筋で働いてきたが、突然のリストラで職を失い、失踪する。
清水咲良(井川遥・31)三田村家の長女。美人で要領が良く、エリート商社マンと結婚。勝ち組人生を歩んでいるが、夫が浮気していることから、精神が不安定に。
三田村陽子(臼田あさ美・25)三田村家の三女。喫茶店でバイトしつつ、医者との玉の輿結婚を狙っている。優秀な姉たちにコンプレックスを持つ。
三田村研太郎(瀬戸康史・22)三田村家の長男。私立大学の三年生で就職活動を控えて
いるが、父の失踪で自分の生き方に疑問を持ち始める。

9854 都築実(原田泰造・36)忠の部下。失踪した忠を巡って、桃子の相談相手となる。実は妻と娘が家を出てしまっている。相談相手になっているうちに、桃子に気持ちが傾く。
恩田節子(西田尚美・40)鶯谷の小さなおでん屋を営み、居場所を失った忠と知り合い、自分の部屋に住まわせることに。不景気のおり、化粧品の訪問販売も兼業して、三田村家に販売に行き、母綾乃(竹下景子)に化粧品を買わせた。

9837  バブル前の1980年頃の東京を舞台に、父親がリストラで蒸発し、そこからドラマが始まる。代わりに生真面目で不器用な二女・桃子が、一家を守ろうと奮闘する。それぞれの家族の悩みが、一つの「胡桃の部屋」中にあるようにのように、一つ一つ明らかになっていく。そして桃子自身は、父の部下で、妻子を持つ都築への想いに揺れつつ、家族の幸せを取り戻そうとする。
 家族の幸せのためにひたむきに奮闘する主人公を軸に、ストーリーは展開。ユーモアを交えつつ、現代に通じる辛口のホームドラマとなっている。

三田村家家族構成
父親三田村 忠(蟹江敬三・56)(俳優名・劇中年齢)
母親三田村綾乃(竹下景子・54)
長女清水咲良(井川遥・31)
次女三田村桃子(松下奈緒・29)
三女三田村陽子(臼田あさ美・25)
長男三田村研太郎(瀬戸康史・22)
その他
都築 実(原田泰造・36)忠の部下。桃子の相談相手。
恩田節子(西田尚美・40)おでん屋を営み、忠を部屋に住まわせる。

文字だけの(下に書いた)シナリオではわかりにくいかもしれないが、伏線を理解下上でドラマを見ていると、実に登場人物の悩みがよく表現されている。このシナリオ構成は見事、心理がよく表せられている。シナリオの勉強している人のお手本になる、と思った。

●鶯谷の小さなおでん屋
 忠(蟹江敬三)が入ってきて、節子(西田尚美)に鰹節を渡し
忠「これ頼まれたもの」というと、
節子「なによ、こんな上等な鰹節買ってきて、高級料亭じゃあるまし、使えないわ」
忠「すまん」

節子「あんた、もうそろそろ出て行ってくれない?実はね、私、男ができたんだよね。あんたに気の毒で言えなかったんだけど、もう待てないって言われちゃっているのよ。
奥さんに頭下げてさ、家に入れてもらいなさいよ。案外待っているんじゃないの、あんたのこと。」
忠「わるかったね。迷惑かけてね。あんたの帰る前に出ていくから」
 おでん屋の建付けの悪い音を立てて、忠が出ていく

●しばらく節子、ふきんを握り締めて我慢していたが、店から飛び出す。
 9834節子、忠を追いかけていく。追いついて、忠をすがりつき
節子「出て行かないで。お願い。行かないで、お願い、だから」
9838  忠は節子の肩を抱く。
 肩を抱く忠、その視線の先に娘の桃子が立っている。
 忠の腕の中で泣いている節子の様子を見ていた桃子は、きびすを返して去っていく。

●すし屋のカウンターで、桃子は都築実(原田泰造36)と並んでいる。
9846 桃子「返り討ちに会っちゃいました」
実「ウン?」
桃子「お父さん、手紙の返事全然くれないから、お母さんの代わりに気持ちをぶっつけてやろうと9847 思ったの。私、お父さんは行くところがないからあのアパートで暮らしていたと思ったの。思っても見なかった。お父さんとあの人が、あんな・・・(笑う)ほんと、前し かみないんですね、私。バッカみたい。(笑いながら泣く)なんだろう」涙を手でぬぐう。
9857 実「どうぞ」ハンカチを渡す。
桃子「すみません。こんなのご迷惑ですよね」
 実が桃子の手を握る。
実「よくがんばっている。偉いよ。」そこで、歌いだす。「もも太郎、もも太郎さん、お腰につけたきびだんご・・・」
 泣く桃子。肩を抱く実。

9858 ●(場面変わって、神社)ナレーション
桃子「一人で抱えていた重い荷物を始めて一緒に背負ってもらったような気持ちがした。」

9860 ●都築実のアパート
玄関開けて明かりをつけると、女モノの靴と女の子の靴が並んでいる。
9863_2 「パパ、お帰りなさい」と女の子が飛び出してくる。女房が実家から戻ってきたのだ。
「お帰りなさい、あなた」

9865 ●(神社)
桃子、実にもらったお守りを握り締め、満足そうな表情・・・
(つづく)エンドマーク

  すし屋カウンターで桃子の実(泰造・36)に語る長い台詞、一場面で、実との関係に心開き始めた心理的変化。それを松下奈緒うまく演じた。表情も間もよかった。今まで、松下奈緒の演技はハラハラしてみていたが、あの松下か、というほど進境著しい。おでんや節子の気持ちの変化も、よかった。

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