「怒りの葡萄」って、どういう意味?
スタインベックの「怒りの葡萄」の意味がよくわからなかった。解説を読んでみると、コレだと思った。手っ取り早いので、本を読むより映像DVDで見た。
葡萄酒(ワイン)を作るには、収穫された葡萄を人間たちの足で踏み潰してきた。それを逆にして見ると、実は「この踏み潰される葡萄たち」とは、ぐちゃぐちゃに踏み潰された人間、ということなのである。その最下層の人々の怒りを、スタインベックは、それを「怒りの葡萄」という言葉に託したのである。
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THE GRAPES OF WRATH — ReThin Review
http://youtu.be/iGky0q2j_78k ★ ★ http://youtu.be/yer4L1Uhayc
この映画は、カリフォルニア州の葡萄農園でぶどう摘みする最下層労働者の生活が、背景にある。この映画でも、中西部の自分の畑を捨ててカリフォルニアに流れ込んできた、葡萄摘みの日雇いの移動労働民が主人公だ。アメリカは日本人収容所のあった場所のような、砂嵐で収穫もママならない地区は、内陸にはたくさんある。
オクラホマ国道わきのトラックのたまり場で、刑務所帰りのトム・ジョード(ヘンリー・フォンダ)が、運転手に頼んでトラックに便乗させてもらう。運転手は遠慮がちにいろいお身元を探ってきた。「俺は刑務所にいたんだ、人殺しでな」トムは捨てぜりふを残しトラックを降りた。
家の近くで元説教師だったケーシー(ジ
ョン・キャラダイン)に逢った。砂塵の中をジョード家へつく。が、空き家になっていた。奥をのぞくとミューリイがいた。トムはジョード一家がジョン伯父の家へ移ったと知る。ジョード家は先祖代々からこの土地に住んでいたが、猛烈な砂嵐のため畑の収穫がなく土地会社に奪われたのだ。ジョン伯父家でトムは4年ぶりに母(ジェーン・ダーウェル)と抱擁した。翌朝ジョード一家は中古トラックに家財道具一切を積みカリフォルニアへ出発した。ケーシーも一緒だった。
トラックは炎天下の国道66号線を西へ西へと走り続けた。
チェコタ、オクラホマシティ、ベタニーを過ぎた。ある夕、同乗していた祖父は、永遠の眠りについた。葬式の費用がないので身内の者が埋葬した。カリフォルニアへ入り祖母も死んだ。フーヴァヴィル移民キャンプについた。
翌日、賃金のピンハネをする手配師と労働者の争いが起こった。
トムとケーシーは労働者を逃がした。ケーシーは1人で罪をかぶり保安官に連行された。ジョード一家は農場のす桃もぎをして働いた。住まいも与えられた。トムは連行されたケーシーに逢った。ケーシーは保安官たちにストライキの首謀者と思われていた。川で乱闘が始まりケーシーは殺された。トムはケーシーを殺した男を殺し、自分も顔に傷を負った。保安官らは顔に傷のある男(トム)を捜している。ジョード一家
はトムをかくし農園から逃げた。
トラックは走り続け国営の農務省キャンプに入った。キャンプ代は週1ドル、母は生活の設備がととのい清潔であることを喜ぶ。だが付近の農場のボスたちは、国営農場の賃金がよいので快く思わない。自分たちの労務者を安く使えないからだ。
ある夜、ボスたちは暴力団を使ってキャンプで暴動を起こし、保安官を乗り込ませ、焼き払おうと計画する。しかし、トムはキャンプ自治会の人々に協力して、この暴動計画を未然に防いだ。
トムは仮釈放で州外へ出たので、家族一同に迷惑をかけるのを恐れ一人立ち去る。母はトムを暗闇の中に見送った。翌朝ジョード一家は、新しい仕事、綿つみの仕事に出発する。
父、母、アル、ジョン伯父、2人の子供とロザシャーン。ジョード一家もこれだけになってしまった。ジョード一家のトラックはアルが運転、トラックは快速に走り続ける。この終わり方には、納得がいかな
いが、現実は・・・、現状の連続か。
トラックに乗ってるお母さん、お父さんが落ち込んでいる横で「女は川の流れのように過ぎたことは気にしないの」と、話すシーンは印象的だった。
『怒りの葡萄』(The Grapes of Wrath)は1940年に制作されたアメリカ映画。モノクロ。1939年に発表されたジョン・スタインベックの同名小説の映画化。
ヘンリー・フォンダ:トム・ジョード(Tom Joad)
ジェーン・ダーウェル:トムの母(Ma Joad)
ジョン・キャラダイン:ケーシー(Casy)
チャーリー・グレイプウィン:(Grandpa Joad)
ドリス・ボードン:(Rose-of-Sharon Rivers)
同年のアカデミー賞ではジョン・フォードが監督賞を、ジェーン・ダーウェルが助演女優賞を受賞、他に5部門がノミネートされた。
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