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2011年6月 3日 (金)

大震災で幸福とは何だ!と思うこの頃

昭和20年代、日本が貧乏だった時代、「お金なくて、ドウノコウノ・・・」とよくケンカして騒ぐ声が学校へ行く途中、裏道を通ると聞こえたものだ。高度経済成長時代の前、どこの家も、おカネさえあれば、幸せになれるのに、と子供心に思ったものだ。

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 その後、昭和30年代半ばから東京オリンピックにかけ、東京ー大阪間に新幹線を走らせ、高速自動車道路網を張り巡らせ・・・日本は右肩上がりで豊かになっていった。国民はみんな中流意識をもった。大阪万博を開催して、日本人は幸せと思ったものだ。調子にのってニューヨークの不動産を買漁り、1980年代-1990年代マハラジャ (ディスコ) のお立ち台でセンス片手に踊る女性が高度経済成長の象徴と言われていたのが、ある日、突然暴落、以後日本は格差社会といわれ、金持ちと貧乏人が厳然と別れた社会になった。それでも、東日本大震災になるまでは、なんとか体裁をつくろってきたが、それが、価値観の転換のときが来た・・・、のではないだろうか。

3983 ←津波の押し寄せた瞬間  東日本大震災以降、GDP(国内総生産)を追い求めていた日本人にとって、GDPが幸せをもたらしたか、心豊かにしてきたのか、疑問視する声が高まっている。GDP(国内総生産)に代わるGNH国民総幸福量を図ろうという総理府の考えである。GDP(国内総生産)、国民総生産GNP=Gross National Product、国民総幸福量GNH=Gross National Happiness 

家族を失って、初めてその絆の大切かを感じ、あるいは一人で生きてきてその生活を謳歌してきたキャリアウーマンが、つくづくその生活のはかなさに気づき、家庭の温かさを求めたくなり、結婚相談所へ女性の申し込みが多くなった・・・、とか。震災後の停電、孤独など恐怖感がそうさせているという解説をする人もいた。

親から離れて独立しているともりだったが、急に親の声を聴きたくて電話して「大丈夫か?」と労わりの言葉をかけられて涙が出たという。安全だ、大丈夫だ、堅牢だという現実が、もろくも破壊されていく。信じていたものが意外ともろいと気づいた。すると、「人間は死ぬもの」「形あるものは壊れる」など、頭では知っていても、考えなかった人間の本質をこの数ヶ月考えるようになった。

GDPこそが幸福をもたらすものだ、と思っていた意識が急に冷や水を浴びせられ、目が覚めた。そんな感じで、国の機関で「幸せの指標」つくりが、起動し始めたのをNHK「クローズアップ現代」で紹介していた。

3990 日本人は「幸せは支えあい」によって、安心感が得られる状態を幸福だと考えているのだ、と諮問委員会の一人心理学者の内田由紀子委員が説明している。

内田由紀子
1998年 京都大学 教育学部 教育心理学科卒 2000年大学院人間・環境学研究科 修士課程修了
国の“幸福度”を測る、GDPに代わる新しい幸福指標づくりにかかっている。

3997 宮本 みち子(みやもと みちこ、1947年 - ):長野県出身の社会学者(社会学博士)。東京教育大学(現・筑波大学)文学部経済学専攻卒業。放送大学教養学部教授。専攻は、家族社会学、青年社会学、生活経営学。

幸せを感じる「支えあい」には、身の回りの親族、友人や近隣の人以外、もっと広く関わるものだという説がこの図である。

3989 それに対して、欧米の考え方は、自分の自己実現、誇り、達成感が「幸せ」の源泉であるとかんじている。日本人のように受身で支えられることで、「幸福」を感じるのではなく、自分で獲得するという意識である。

そんな風に、幸せを規定しても、必ずしも、幸福が捕らえられたのだろうか。難しく考えるのではなく、次のような言葉はどうだろう。

・寝床につくときに、翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である。byヒルティ

『幸せとは、楽しい考え方が心を占めている状態、を言う』 シンドラー

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コメント

 同意見です。私の幸せの定義は、自分の生き甲斐や目標に向かうプロセスを楽しむことであり、決して大金を稼ぐことなどではない。金を掴んでも、其れを生き甲斐に使うか快楽(人各々ですが…)に使うからであり、死ぬまで続くものでなければ、生き甲斐ではない、と私は思う。
一般的に日本人の金持ちは、精神的に貧乏な人間が多い。戦後、一気に豊かに成った日本人は楽しい遊び方を知らない。海外旅行が趣味だと云う人間の多くは、免税店でブランド品を買い漁り、其れ等を持つ事で優越心を満たすか、安い外国人娼婦と…が積の山だ。そういう日本人は、アメリカやヨーロッパでは田舎者扱いされる。が、言葉も分からないから、気付かない始末である。

管理人よろ
 健全なご意見、ありがとう。今後も、仲間になってください。

投稿: Guevara | 2011年6月 3日 (金) 15時29分

私も、同感です。昨日TVでブータンの人々がなぜ「幸せだ」と口をそろえて言えるのか、というのを見ました。あの国はGNHを一番大事なものとして捉えており、GDPの引き上げだ、なんだかんだと騒いで、格差社会や大量自殺者を出している日本とは、一線を画していました。

 戦後、GHQに上手い具合、自由だ幸せだと西欧文化の上っ面だけを覆いかぶされて来た事にも原因はあるかと思います。そもそも、協調性を大事にして来た日本人の根っこに、西欧文化がなじむわけが無いと思うのです。何処か違うと感じながらも、西欧文化万歳でひた走ってきた日本。今回の震災を期に、まっとうな幸せを求める国へと軌道修正して、悲しみも教訓になるのではないか、と思う次第です。

管理人より
 コメント、ありがとう。
 自立の一歩が始まっているようですね。他人とかかわることで、自立になると思います。経済力をつけて、新しい人間関係ができて、「快眠、快便」につなげば、50パーセントは成功です。

投稿: 23歳ひきこもり(離脱試験中) | 2011年6月 4日 (土) 11時22分

※人間の革命※
世の中の法律や制度を如何に変えてみても、イデオロギーを如何に振り廻してみても駄目である。人間そのものをなんとかしなければ、人間は救われない。
[参考文献:座右の書]

投稿: Tiene que revolucion! | 2011年6月 7日 (火) 01時40分

生命の目的は一つしかない。出来る限りの栄光を体験するという事。又、人生は発見ではなく創造のプロセスで、何者になりたいかを考え、決意し、努力するしかない。自分が何で在るかを知る為には、自分ではないものと対決しなければならない。所謂、相対性の理論です。

管理人より
latinojapanさんは、あいかわらず難しいですね。これでは、私には理解ができません。もっとやさしい日常の言葉で書いてください。そうしたら、あなたの論理で世界が変わります。

投稿: 教令輪身 | 2011年6月 8日 (水) 15時10分

※正常心※
清浄無垢、澄みきった水…本当の心(真心)もとの心(本心)つねの心(常心、恒心)高く至り尽した(至心)を言う。この心で人の周囲に起こる、物象・事象に向かうと、其の事に対する道筋がわかる。道は、自然に在り、自然には無理がない。自然界は一つの法則性が在り、自然に対する絶対順応、無限抱擁の大道を貫行する。具体的に要約すると「ハイ」(拝)の一語で一切を抱擁し、天地をありのままに受け容れたとき、無上正遍知に透徹した絶対界が開ける。

投稿: 教令輪身 | 2011年6月 9日 (木) 03時44分

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