« 震災ストレス、震災PTSDの現実 | トップページ | 安住紳一郎と米倉涼子 金子みすず巡り »

2011年5月20日 (金)

尾崎士郎 人生劇場 1972年版評価A

3290  人生劇場 1972年・松竹 加藤泰監督 http://youtu.be/D_L3jIHNDvI 尾崎士郎のことは、早稲田総長だった奥島孝康は、熱烈ファンで強烈に「人生劇場をしらずんば、早稲田の学生にあらず、読め」という勢いで、語っていた。その雰囲気を濃く伝える講義をしている

「1日1回 応援クリック お願いします!」
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 
今後とも、ブックマーク(お気に入り)で、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います

4月13日奥島孝康先生講義 (←音声) 
その尾崎士郎の『人生劇場』という本、ここに早稲田人のある意味の生き方の原点があるとさえ言われております。最近では、五木寛之の『青春の門』であります。皆さんは、この中で、『人生劇場』を全巻読んだ人いたら手を上げてみてください。ほう。いるか。頼もしいね。第1巻だけは読んだ。いませんか。『青春編』。おお、いるか。大変結構。つまり、あの本を読んでみれば分かりますけれども、早稲田というのはケイオスなのです。そういう中で君たちはこすれ合って鍛えられていくのです

奥島孝康 早稲田大学第14代総長。日本高等学校野球連盟第6代会長。公益財団法人ボーイスカウト日本連盟理事長。法学博士、1976年大京社外取締役、日本インターネット新聞株式会社取締役、フジ・メディア・ホールディングス監査役、構造計画研究所監査役。 日本相撲協会 外部有識者の特別調査委員会委員

尾崎 士郎(おざき しろう、1898年2月5日 - 1964年2月19日):小説家。本来の表記は「尾﨑士郎」愛知県幡豆郡横須賀村(現西尾市)生まれ。早稲田大学政治科を中退し、大逆事件真相解明の目的で売文社に拠り、同社を本拠に国家社会主義に身を投じる。1921年に時事新報の懸賞小説『獄中より』が第二席で入選し、以後本格的に小説家として身を立てる様になる。1933年から都新聞に『人生劇場』連載し、これが以後20年以上も執筆し大長編となる。

3321 3344 映画「人生劇場 」(1972年・松竹) では、青春篇の学生時代はまるで描かれていないが、ストーリー展開はめまぐるしい。だから、どの女とどの男とがくっつい ているか、よくわからないほど。登場人物を全員理解しなくても、 ストーリーを楽しめば、いい。世の中って、こんなんか?と思うほど暴力や渡世人の社会が普通かとおもうほどの長ドスを振り回して、切った張ったが多いのが気になるが、大正時代の雰囲気ある。

3427 3428 瓢吉明治の終わり、大正の初め、今から90年ほど前の日本の情況を知ると、祖父、曽祖父たち、元気に活動していたのが見えるようで、おもしろい。90年前というと、日米戦争で60年前、それより30年くらい前だ。時代の流れは速いよ。平成になって20年は軽く過ぎたのだから。その90年前に、青年だった人たちの活躍ぶり・・・

キャスト/主要な登場人物
青成瓢吉:竹脇無我、
3299_2 瓢吉の母:津島恵子
お袖:香山美子、
おとよ:倍賞美津子、
飛車角:高橋英樹、
吉良常:田宮二郎、
宮川:渡哲也

3288 青成瓢吉:竹脇無我が、早稲田を卒業後、小説家として世に出ようと頑張っているころ、女お袖:香山美子と同棲している。最初にシーンが彼女とくんずほぐれつのHしているさなかに電報がくる。父青成瓢太郎:森繁久彌が死んだ、という電報がきた。お袖は、自分のなけなしのへそくりを瓢吉に財布ごと渡して、「お母さんにお土産 を買ってあげて」という。

3297そのときが、彼女は一緒について行き、結婚を認めてもらう気持ちを抑えて、送り出す。これを潮に女との縁を切りたい瓢吉の気持を察して、それを認めようとするお袖・・・。大正時代の男は、その女性観が男尊女卑というか、料亭女中上がりのお袖に人格無視の別れ方、女をまるで捨て犬をまた捨てるくらいの意識が見えて、「昔の日本」大正って、こんなもの?と思わせる。

3293 それとも、当時尾崎士郎のまわりだでけがそうだったのか、よくはわからないが、「人生劇場」の独特のフィクションかもしれないが、まあ、白黒フィルムでそういう時代の雰囲気をみせてくれる

故郷に帰った青成瓢吉、実家の家業は3399 借金まみれで、近くの金貸しが借金の取立てにきている三下をぶちのめし、手代吉良常:田宮二郎と共に、母青成おみね:津島恵子を伴って上京しようとする。母が上京したら姉に会えなくなるから、寄っていくというのに乗じて、母を田舎に置き去りにして、東京で住まいが決まったら、迎えに来ると別れてしまう。ストーリーを説明し始めると長くなるし、見たい人の気持をそぐので、この辺で。

劇中の登場人物の関係が、一回みただけではよくわからない。その点は注意。

3398_2 青成瓢吉:竹脇無我は、主人公ではあるが、ストリー展開の視点となっているだけで、時代の申し子みたいの存在。おとよ:倍賞美津子、飛車角:高橋英樹が画面上、見せ場をつくるが、青成瓢吉とは、直接からまない。むしろ、吉良常:田宮二郎が瓢吉に忠実に従っている。お袖:香山美子は、瓢吉の学生時代から親しくしているから、よその女になっても、地下水脈でつながっているような3406_2雰囲気がある。意味深。やはり、最初の男は忘れられないというセオリーが生きているように見える。宮川:渡哲也は、服役中の飛車角:高橋英樹からおとよ:倍賞美津子を奪って、駆け落ちしようとした役であるが、ストリー上あまり生きていない。おとよ:倍賞美津子は、飛車角:高橋英樹から気持が伝わらないと、振られるが、ようやく彼の気持に気づき、真剣になる。

映画お勧め 面白ろうて悲しき「放浪記」の林芙美子 蝉しぐれ 藤沢 周平と海坂藩 考察 黒澤監督『わが青春に悔なし』評価B 二十四の瞳YouTube 高峰秀子を思う 黒澤監督『わが青春に悔なし』評価B エデンの東 昭和32年ジェームズ・ディーン 遺恨あり 原作吉村昭 「最後の敵討」 「浮雲」原作林芙美子 主演高峰秀子:     「慕情」名作再視聴 幸せ一転、悲恋、  武士の家計簿 武家の生活苦 『わが谷は緑なりき』★白黒映画  墨東綺談 監督新藤兼人 良い作品 遠まわりの雨 山田太一作品を見て 恩地派か、行天派か、「沈まぬ太陽」 バルトの楽園 推賞映画 赤線地帯、若尾文子 京マチ子も若かった

ケニアからソマリアへ海賊船長と: ルワンダ紛争 ツチ族 フツ族 ホテルルワンダ 支配人 狂気の体験  ルワンダの涙 残虐さから考えること 

「1日1回 応援クリック お願いします!」
   ↓   ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ 
今後とも、ブックマーク(お気に入り)で、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います

★YouTube人生劇場(1972年・松竹 加藤泰監督)おとよ:倍賞美津子、飛車角:高橋英樹★

ポチッとよろしく!

|

« 震災ストレス、震災PTSDの現実 | トップページ | 安住紳一郎と米倉涼子 金子みすず巡り »

コメント

フイルムセンター加藤泰監督特集で本編を見ました。原作があるので、込み入った人間関係などやや、錯綜してはいるが、それでもグイグイと惹き付ける力量は確か。海辺の対戦シーンはサイレント映画、エイゼンシュテイン監督の(ストライキ)みたいで古典的モンタージュか。大胆に処理した濡れ場や死闘の流血シーンにも工夫がある!コミカルなタッチも間々見られて飽きさせない♪

投稿: PineWood | 2016年7月26日 (火) 20時58分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 震災ストレス、震災PTSDの現実 | トップページ | 安住紳一郎と米倉涼子 金子みすず巡り »