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2011年3月25日 (金)

フジTV50周年 三谷幸喜「わが家の歴史」

脚本 三谷幸喜のドラマを見た。「わが家の歴史」というドラマの「題」にならない「題」のドラマを見た。三谷幸喜という稀代の型破りを貫く作り手の名前に惹かれてみてしまった。たしかに、彼、エンターテイメントをドラマの芯に据えているだけあって、飽きさせない。

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三谷 幸喜(みたに こうき、1961(昭和36)年7月8日 - ):日本の劇作家、脚本家、俳優、映画監督。妻は、女優の小林聡美。名前「幸喜」の命名は、大鵬幸喜にあやかった。少年時代には木梨憲武と同じサッカークラブに所属していた。。東京都世田谷区出身。世田谷学園高等学校を経て、日本大学藝術学部演劇学科卒業。

Photo_2  先日阿川佐和子の「屋上のあるアパート」を見たあとだったから、これも、三谷幸喜の半生を描いたドラマか?と、思って見始めた。確か、「八女家」の歴史で、祖父が破天荒な人で、鉱山に機械を納入して成功したと思ったら、炭鉱事故の責任を取らされて、一家破産の憂き目にあって、小さな家に引越して、大家族の生活で、長女政子(柴崎コウ)がキャバレーで働き始め、そこの社長鬼塚大造は野心家で事業拡大で大いに稼いでいた。その社長に見初められて・・・Ws000020

Ws000021 八女家のプライベートヒストリーの部分と日本社会が経験してきた歴史的な事実をリンクさせて、渾然一体のエンターテイメントを作り上げていた。三谷幸喜の生い立ちだろうと見続けていたら、いつのまにか、打っちゃりを食っていたような、そんなドラマである。

出演者:柴咲コウ 佐藤浩市 松本 潤 佐藤隆太 堀北真希 榮倉奈々 長澤まさみ 大泉 洋 玉山鉄二 山本耕史 鈴木砂羽 高田純次 天海祐希 富司純子 西田敏行ほか、見事に客を呼べるタレント、俳優をあつめてこれなら視聴率は稼げる。そんな布陣である。

「九州博多」の土地から芸能人が出たり、奇抜なアイディアをもって、世の中に浮上してくる底にあるのは、私の見解では、大陸から飛び出して、日本に渡ってきたDNAがこの地に根づいている、と見る。土地にスクダマッテ(岐阜県美濃方言:じっとしている)いる連中より、知能が優れ、バイタリティのある人が止むに止まれぬ事情で飛び出す。その意味で、大陸の食い詰め野郎が日本に来た、と考える。その人たちの集結地が博多周辺、である。

タモリ、水前寺清子、チェッカーズ、小柳ルミ子にしても、博多周辺から、東京へ行く。その源にあるのは、みんな中国から来たその子孫だろう。ルーツをたどれば、1000年から前をみれば、大陸漢民族の中から種子がはじけて日本に土着したDNAではないか。日本一の金持ち、孫正義なんかは、明らかに漢民族だろう。

 その他、北九州(博多近辺)の出身有名人
(福岡市)タモリ 鳥越まり 林葉直子 森口博子 小松政夫 氷川きよし カンニング竹山 博多華丸・大吉(北九州市)草刈正雄 萩尾みどり 原口あきまさ 中尾ミエ 舛添要一 谷亮子 楢崎弥之助 ★青木繁 五木寛之:八女市 ★檀一雄 畑正憲 中村うさぎ ★林芙美子:★葉山嘉樹 加藤一二三(将棋):原辰徳(読売監督)イッセー尾形 早乙女太一(大衆演劇) 酒井法子:黒木瞳:八女郡黒木町 有坂来瞳:久留米市 新庄剛志 郷ひろみ:糟屋郡須恵町  北山たけし:柳川市 IKKO:田川郡福智町 芸能界にしても、トップに上り詰めるには、どちらかといえば、勢いのあるタイプが多い。
日本一の金持ち 孫正義

 話をドラマの内容に戻すと、第一話は終わったが、再放送が4月も101 あるらしい。 第1話は
 昭和20年、日本は終戦を迎えた。博多で暮らす7人家族の八女(やめ)家。
 長女・政子(柴咲コウ)17才が、甲斐性なしの父・時次郎(西田敏行)に代わって一家の生活を支えていた。弟・義男(松本潤)は東大を目指して勉強中、もう一人の弟・宗男(佐藤隆太)は中洲の街で働いていた。さらにその下には妹たち、大人びた性格の波子(堀北真希)と素直な房子(榮
02 倉奈々)。母・マキ(富司純子)はそんな個性的な子供たちを見守っていた。
 父・時次郎と戦友・古賀巳代治(高田純次)との一攫千金をねらった事業が大失敗。一家は住む家を失い、おさななじみのつるちゃん(大泉洋)の親戚の六畳一間に居候することに。楽しいときはもちろん、つらいときにも皆でエノケンの「ベアトリ姐ちゃん」を歌って笑顔を忘れないのが八女家流。極貧生活の中でも一家は底抜けに明るく仲良くたくましく…政子はなによりもそんな家族を大切に思っていた。

Ws000022  中洲のクラブ「長い夜」で働き始めた政子は、店の経営者である、やり手の新進実業家・鬼塚大造(佐藤浩市)と知り合う。大造は、空襲で焼け果てた博多の街の復興に心血を注いでいた。大造は、家族を思い前向きに生きる政子に惹かれた。政子も、大造への尊敬の念がいつしか愛に変わる。
 大造には仕事上のパートナーでもある妻・千晶(天海祐希)の存在があったが、政子に“結婚”を申し込む。「ご家族の面倒は私がみる」という大造の誓いに後押しされ、大造との愛を貫く決意する政子。
 義男が東大に合格し、一家は大喜び。上京した義男は大学の構内で政子の親友・一之瀬ゆかり(長澤まさみ)と再会する。それが運命の再会であるとは気づかずに…。
 そんなとき、父・時次郎がまたしても一攫千金をねらって企てた「象の輸入」が失敗、一家は博多中の人から後ろ指を指されることに。大造は東京への進出を機に、政子に家族全員での上京を提案する。もう博多でつらい思いをさせないために。

 この家族が出会うのは、30人余りの昭和の偉人・有名人、40余りの事件。小さな家族の大きな歴史に向けて一家を乗せた列車は新天地・東京に向かう。

第2話
02_2 念願の銀座進出に向け、大造(佐藤浩市)は準備を着々と進めていた。内装工事中のクラブ「グッドナイト」に案内された政子(柴咲コウ)は、店の内装について意見を求められ、うれしい。大造のはからいで、父・時次郎(西田敏行)は喫茶店を開店し、次男・宗男(佐藤隆太)は運送会社に、次女・波子(堀北真希)は出版社に就職した。一方、長男・義男(松本潤)は、東大の学生金融でアルバイトをしていた。法律すれすれの仕事をしている義男を案じ、政子は義男を救い出そうとするが、お互いに傷つけ合うことに。そして末っ子の房子(榮倉奈々)を保護したと警察から電話が…!?

 銀座の「グッドナイト」開店当日。力道山などたくさんの著名人でにぎわう店内。華やいだ雰囲気に、父、母・マキ(富司純子)らと共に訪れた政子は心が浮き立つ。ところが、大造の本妻・千晶(天海祐希)が突然中洲から上京したと連絡があり、政子らは店から追いやられてしまう。自分の置かれたつらい立場を受け止める政子。
 
 義男は学生の本分に立ち返り、勉学に打ち込んでいた。そんな中、学内で金づるとして周囲に利用されている令嬢・一之瀬ゆかり(長澤まさみ)の行く末が気がかり。そのうちに二人はひかれ合い、交際が始まる。しかしゆかりの両親は、家柄の違いを理由に交際を禁止。見合いをさせるためゆかりを北海道へ連れて行く。一度は身を引こうとする義男だったが、思いは断ちがたく、後を追う。見合い会場から彼女を奪う義男。しかし、二人が函館の港から乗り込んだのは洞爺丸だった…!

 第3話
0  政子(柴咲コウ)と大造(佐藤浩市)の間に生まれた実は愛されてすくすくと成長していた。大造は仕事も順調で、東京と博多を往復する激務をこなす日々を送っていた。宗男(佐藤隆太)は芸能界で仕事を得て、波子(堀北真希)は雑誌の編集長に抜擢され、房子(榮倉奈々)はあこがれの手塚治虫のアシスタントになった。義男(松本潤)は大学に戻り、亡くなったゆかり(長澤まさみ)を吹っ切るため、一心にロケットの研究にいそしむ。
ところがある日、ゆかりにそっくりな夜の女を宗男が目撃。それを聞いた義男はゆかりを探し続ける…。
 大造は胃の不調を訴えながら、忙しさを理由に検査を拒んでいた。政子が大造を説得、病院へ連れていく。結果は末期の胃癌。政子は、博多にいる本妻・千晶(天海祐希)へ知らせる。大造本人には事実を伏せて博多の病院へ入院させることになった。気丈に振る舞う政子。そして大造を笑顔で見送ろうとする八女家一家。幼い実のためにも回復したい大造。何があっても生きて欲しい八女家一家。家族の祈りは通じるのか……

第3話まで見終わって、佐藤浩市演じる鬼塚大造が胃がんで死亡してから、プライベートの話が急にしぼんで、後は日本の戦後の歴史を追いかけるだけのドラマになってしまった。人物も、美空ひばり、力道山、文人、漫画家も、思い切り登場させている。事件は、洞爺丸、宮城血のメーデイ、三原山木星号墜落、イトカワロケット、東京オリンピック、警察予備隊、トランジスターラジオ、帝銀事件(後の第一勧銀)、戦後の歴史を盛り込もうとしているのだが、テンコ盛りになって、これでは、ストーリーの風景にさえならない。

 ストーリーの柱となっている鬼塚大造、それとの対立軸がないことが、第三話の鬼塚の死後のストーリーがグニャグニャになった理由だと思う。

 政子(柴崎コウ)の婚約者だった大浦さん、この人が戦死したという誤報で、政子は鬼塚大造の二号になったのだが、この男をもう少し、話の筋に沿って、きちんと活用するべきだろう。

 表極に鬼塚大造、裏極を大浦竜吾として対立の緊張関係で進めたら、鬼塚の死後もダレなかった。それが、鬼塚のいなくなったあと、西田敏行のガンコ親父を演じたが、埋めきれなかった。

 狙いとしては、鬼塚が日本の高度経済発展を代表し、大浦竜吾が日本の発展の負の(精神性)部分を背負う役目でストーリーを進めたら、緊張関係が続いて、戦後の出来事の羅列で終わらなかったのに。さすが鬼才のシナリオライター三谷幸喜も、構想の欠落に気づかなかったのか、あるいは時間がなかったのか。欠陥を指摘されるようでは、これは賞をもらう作品にはならないだろう。

 三谷幸喜も、自分はアイディアを出すだけで、助手を20人くらいつかって、脚本の生産を進める工場にしていかないと、注文に応じきれないだろう。漫画家でも分業しているが、シナリオライターも、そうなるべきだろう。若手の養成所にもなるはずだ。しっかりした脚本をつくるには、総合的な組織がないと、個人芸で1本つくるには、一年かかる。それじゃ、需要に応えられない。今後書くのが早いだけの作家ではなく、特にじっくり考えた作家のシナリオ制作には、組織が必要だろう。

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コメント

題は「わが家の歴史」ではないですか?

ブログ管理人より
そうです。あまり、このドラマのタイトルが強調されていなかったので、つい『日本の家族」と言ってもおかしくないので、間違えました。訂正忠告、ありがとうございました。
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投稿: 通りすがり | 2011年3月31日 (木) 14時33分

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