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2011年2月12日 (土)

平成の青年将校 官僚たち、何を望むか

B13232b3d23aa84022ab34bbb2cebd22現代の青年将校たちは、 国家資格の司法試験を突破して、彼らは検事となり、今堕落した政治家、官僚の不正を憎み、世を正そうとしている・・・と、解釈していいだろうか。

特に、官僚に後押しされた検察は、小沢一郎を何が何でも政界から追放しなければならないと、使命感を感じているように見える。一般人からなる検察審査会の議決を経て・・・、素人の私から見ても、この決定から小沢一郎を有罪にするのは無理と見えるプロセスも、彼の政界からの追放の手段のようだ。週刊朝日(2月18日号)によると、「官僚・検察VS小沢戦争」とみる向きも多い。

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最近佐藤優の文章を読んでいて、(”一部の”と注釈をいれておくが)キャリア官僚や検察検事の振る舞いは、やれることはなんでもやっている。まあ無法地帯を突っ走っている観がある。昭和の二二六事件から満州国成立の過程、そして大東亜戦争に突っ走った青年将校の振る舞いと似通っている気がしてならない。

Imagescajbsl0c 佐藤優:1960年生。起訴休職外務事務官・作家。
同志社大学神学部卒業。同大学院神学研究科終了。緒方純雄教授に師事し、組織神学を学ぶ。
1985年に(ノンキャリとして)外務省入省。在英日本国大使館、ロシア連邦日本大使館などを経て、外務省本省国際情報局分析第一課に勤務。外交官として勤務するかたわら、モスクワ国立大学哲学部客員講師(神学・宗教哲学)、東京大学教養学部非常勤講師(ユーラシア地域変動論)を務める。
2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。
2005年2月、執行猶予つき有罪判決を受け、現在上告中。
『自壊する帝国』(新潮社)で第38回大宅壮一ノンフィクション賞、並びに第5回新潮ドキュメント賞、『国家の罠』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。『私のマルクス』(文藝春秋)、『獄中記』(岩波書店)など著書多数。

キャリア官僚にしても、検事にしても、選挙で選ばれたわけではないが、最高の知識がないと突破できない司法試験、国家公務員試験を合格したというプライドがある。その自信は、戦前の士官学校の試験と似ている。双方とも、日本を代表するエリートであるだろう。

国会議員など、何するものぞ」という意識があるのは、明らかだ。国会議員でも、官僚を指揮したり、検察を締め付けるような力を持つと、煙たくなる。そういう代表として振る舞った鈴木宗男だって、うまく陥穽おとしあに落とした。彼は東京刑務所から、今は他の民間刑務所へ移ったらしい。彼鈴木宗男が有罪になるための梯子に使われたのが、佐藤優である。佐藤優は2年半の有罪にさせられ、外務省を免職になった。

Imagescajdp8vt 気づいてみると、それは「鈴木宗男を有罪にするための梯子に使われた」と、佐藤優と検事とのIshikawa091007_1会話で明らかにされている。それが、小沢一郎を有罪にするために彼の秘書から国会議員になった石川知裕衆議院議員(北海道11区)は、同様に梯子に使われている。

 司法記者は、「検察が『石川は階段だ』と言っています」と筆者佐藤優に伝えてくる。要するに石川氏という階段を通じて、小沢幹事長にからむ事件をつくっていくという思惑なのだろう。これは筆者佐藤優にとってとても懐かしいメロディだ。もう7年半前のことだが、2002年6月に鈴木宗男衆議院議員が逮捕される過程において、「外務省のラスプーチン」こと筆者佐藤優が「階段」として位置づけられていたからだ。

検事「これは国策捜査なんだから。あなたが捕まった理由は簡単。あなたと鈴木宗男をつなげる事件を作るため。国策捜査は『時代のけじめ』をつけるために必要なんです。時代を転換するために、何か象徴的な事件を作り出して、それを断罪するのです」
佐藤「見事僕はそれに当ってしまったわけだ」
検事「そういうこと。運が悪かったとしかいえない」
佐藤「しかし、僕が悪運を引き寄せた面もある。今まで、普通に行われてきた、否、それよりも評価、奨励されてきた価値が、ある時点から逆転するわけか」
検事「そういうこと。評価の基準が変わるんだ。何かハードルが下がってくるんだ」
佐藤「僕からすると、事後法で裁かれている感じがする」
検事「しかし、法律はもともとある。その適用基準が変わってくるんだ。特に政治家に対する国策捜査は近年驚くほどハードルが下がってきているんだ。一昔前ならば、鈴木さんが貰った数百万円程度なんか誰も問題にしなかった。しかし、特捜の僕たちも驚くほどのスピードで、ハードルが下がっていくんだ。今や政治家に対しての適用基準の方が一般国民に対してよりも厳しくなっている。時代の変化としか言えない」
(佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』新潮文庫、2007年、366~367頁)

Pn2009042801000316___ci0003 このたび圧倒的な大差で名古屋市長に当選した河村たかし、小沢一郎にまず挨拶に行っている。この辺の流れを見ていると、民主党の政権は終わりかな、と密に思ってしまう。民主党は、前回の細川政権と似たり寄ったりか、そろそろ寿命が尽きるか。その理由は、その約束マニュフェストが実行できないこと、それは明らか。

民主党は政権をとったときは元気だった。官僚から独立して政策立案する戦略室をつくった。そのうち、戦略局にすると言いながら、実行できず、看板を下ろしてしまった。マニュフェストを実行できない点から、これは官僚の軍門に下ったというに等しい。

選挙したら、衆議院民主党が300議席を維持することはできないだろう。こうなると、小沢グループ以外、しっかり指導できるのは小沢一郎以外いない。人気と言う点、実行力を見せた河村たかしが信用できる。この二人が力を合わせたら政局が動くかもしれない。ところで、菅さん、総理にまでなったが、草の根とか、市民運動を手段に使っただけで、保守政治家と同じではないか。そんな印象を与えている。

市民運動は下から攻めるだけで、行政手腕はゼロでもいいのか、ということだ。草の根の「河村たかし」と「菅直人」の市民運動と、どこがどう違うか。よくわからないが、菅さんには「内閣総理大臣がゴール」と思っているのだろうか。内閣総理大臣になったらこういうプランが実行するという案がない。結婚と同じで、結婚をゴールでは、それからの生活の展望がないのと同じ。

河村たかし、これからどう中央政界で動くか、未知であるが、大阪の橋下大阪府知事など、やる気のある人を結集して、「地方自治体の首長」と「小沢一郎」と糾合できる新勢力が次に政権を担う勢力のかたまりである、となにか私の内なる指針が語りかけている。

新しい市民運動で、政治を動かせる、「河村たかし」的な政体をつくらないと、ダメだ。今のように、官僚と検事のような青年将校グループに狙い打ちされて、政界を追い出されてしまうようでは、まだ政党政治は未熟だ。政界は大相撲の体質と同じく、国民の願いをくみ上げていない。今の無党派層の意識のほうが、政界の人間より損得ないだけに、理想型が見える。

鈴木宗男は「怒鳴る」というイメージをついてしまったが、官僚を怒鳴るときは、ウソついたり、ごまかしたときである。官僚は、子供の時から良い子で叱られ慣れていないから、相当こわいらしい。佐藤優がみるところ「番長に体育館の裏に呼び出された優等生」の観で、彼らは一様に恐れていた、という。

今、マスコミに乗せられて「悪」イメージを煽られて、小沢一郎を失ったら政界は、官僚と比べて相対的にますます力が落ちる。鈴木宗男や小沢一郎のような、イメージとして、官僚を怒鳴りつけられる議員は、遠ざけられて政界から追い落とされていく。その図式は、平家追討のために源義仲、義経が後鳥羽上皇にごあで使われたときのようである。今の官僚は顔が見えないだけに、余計に始末が悪い。

鈴木宗男を刑務所に入れたから、これが成功体験として、官僚の番犬として検事が利用できた。これから、もっと法を活用して、足を引っ張ることができる。

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参考資料

佐藤優の眼光紙背:第79回
 9月8日午後、7日付で最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立る意向を表明しているが、過去の例でこの種の異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し、鈴木氏は刑務所に収監される。

 最高裁判所は最高政治裁判所でもある。それは、2002年に鈴木宗男追放キャンペーンの中心に立った竹内行夫外務事務次官(当時)が現在、最高裁判所裁判官をつとめている事実からも明白だ。所属する小法廷が異なるなどということは、本質的問題でない。司法試験にも合格していないので、法曹資格ももたず、かつ極めて政治的動きをする人物を行政機関である外務省から受けいれている最高裁判所という組織自体が、「司法権の独立」という名目からかけ離れた組織だということを筆者は指摘しているのだ。

 このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だ。それには2つの理由がある。

 第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる

 第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。

 この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。

 いずれにせよ、今回、最高裁判所が鈴木氏の上告を棄却したことは、普通の国民の目には見えにくいが、「誰が日本国家を支配するか」を巡って、資格試験に合格したエリート官僚と国民によって選ばれた国会議員の間で展開されている熾烈な権力闘争を反映したものだ。(2010年9月8日脱稿)

最近佐藤優の文章を読んでいて、(”一部の”と注釈をいれておくが)キャリア官僚や検察検事の振る舞いは、やれることはなんでもやっている。まあ無法地帯を突っ走っている観がある。昭和の二二六事件から満州国成立の過程、そして大東亜戦争に突っ走った青年将校の振る舞いと似通っている気がしてならない。

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