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2010年12月14日 (火)

中国へ日本企業の進出、問題点

8919_2 『灼熱アジア(NHK)』で、中国が高度成長の最中で、それが、今急速に環境汚染、環境破壊が目下の問題になっているのを見た。まるで日本が1960年代の「いつか来た道」と同じあった。報道はされていないが、ああいう国だから、多分中国では公害で多くの人が犠牲になっているはず。
 ランダムに並べれば、排気ガス、光化学スモッグ、亜鉛、砒素、メタンガス、ヘドロ、水質汚染や土壌汚染、大気汚染・・・、中国政府はグリーン改革を提唱して、数年のうちに37兆円!をつぎ込む計画である。すでに、過去5年で20兆円を使っているという。

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8918 日本の公害防止技術は、高く評価されているが、設備を作ると価格で折り合わない。それだったら、多少効率が悪くても安い韓国製にするという評価になる。
「よい物だったら、多少高価なものでも売れる」という自信があったが、世界経済がこうなると、そうも言っていられない。

88688869 韓国は政府が率先して、一丸となって環境ビジネスを展開している。悪口をいう人は「御用聞き」ビジネスだという。
  中国は、やりだすと一気に突き進むから、進歩が早い。なにしろ人口が多いから、必要な改革が始まれば、多少の落伍者は無視して突き進む。成功する人がいればいいのだ。鄧小平以来、社会主義をかなぐり捨て、「人民公社こそが社会主義の理想、中国の進む道だ」と、小学生ころは教わっていたのだが、あれは「失敗」と総括しないのに変わってしまった。

 韓国の「御用聞きビジネス」は、「損して得取れ」と、日本より遅れた技術でも、中国のもっと遅れた技術をカバーして注文をとっている。中国は、メッキ工場の集塵機が政府から基準の合わないから今年中に直すように指示されているから、7台中2台を韓国が受注した。

8926  メッキ工場のゴミ、産業廃棄物は、亜鉛や蒸気や水に出てくる。その亜鉛、蒸気、水を吸い取って、それを集めて・・・浄化。
 韓国製のでかい機械で、廃棄物集めて土にしていた。これで、従業員の病人はでなくなったらしい。

 日本の企業では、汚水処理機はもと高性能で、純粋の水と産業廃棄物を分離する高価な機械を売り込もうとしていた。ところが、韓国の政府先頭の売り込み隊は中国を隈なく回って、韓国政府のトップが韓国の民間企業の社長と同伴で、中国企業の工場長クラスに頭下げて受注しようとしている。この違い、熱意には驚かされる。

8934  人口が13億の中国、1億2000万の日本、4700万人の韓国。中国から見れば日本は一つの省に過ぎない。韓国に至っては少数民族にしか見えないかもしれない。小さければ小さいほど、可愛いかもしれない。

 中国はワープロの時代がなく、一足飛びにパソコン時代になって、今や日本の台数を越している。携帯電話の数も、特に電線を張りめぐらす必要がないから、爆発的に普及している。日本の台数をはるかに超している。中国市場は、どこの国にしても、垂涎の的であるから、その潜在需要を背景にして交渉に臨んでいるように見える。

89248925  韓国は、漢江の奇跡と呼ばれる高度成長以後も、貿易で国の繁栄を続けている。この国は、日本より人口が少ない分、政府からの号令が掛けやすい。IC技術から、今度は環境ビジネスを売ろうとしている。

 昔から、韓国(朝鮮)の宗主国は中国であり、中国からみると儒教を忠実に守る優等生である。儒教思想の定着した国は、朝鮮と日本である。
 本家の中国は、自国で発祥した文化も捨てることを意に介しない国だから、中国にはもはやない文化、日本だけに残っていない文化や物がある。儒教に関しては、タバコ(喫煙)は年長者がいる場合はすわない、とか目上の者に対する礼儀は徹底している。そういう意味では、韓国は儒教精神は日本より徹底している。中国はいい加減なところがあって、「元」「漢」「清」という国が起きるごとに、前の時代の文化をすっかり捨ててしまう。

 江戸時代に大切にしていたものを、明治新政府が価値を認めないようなもの。「廃仏毀釈」を徹底して、仏教徒であると生きていきにくいぐらい。文化大革命を実行すると、文化人を追放してしまう。そういう大掃除が時代が変わるごとに行われた。日本人には、まあまあ・・と甘く許してくれる面があるが、文化的に中国人にはその甘さがない。

8930 韓国の「御用聞きビジネス」と、揶揄して彼らのビジネスを見ていたが、中国で商談会を行うと10の案件があると、韓国が8つ取り、日本はというと1つ取れたらいいほう。残りは不成立か、第三国がとる。そんな現状だという。

「損して、トク取れ」ではないが、大和化学工業の土井潤一社長は、パイオニアとし8941 て苦労した。どこへ行っても、だれも相手にしてくれないと気づいて、機械を稼動して無公害水と土にする機械稼動の無料サービス始めた。この無料実験さえ最初はしていなかったが、手間のかかる実験を見たがる企業はすくない。公害のもとの排水を貰って、それを無料で無公害の蒸留水と泥に分類して見せた。そこで、排水を20リットルもらうのも、簡単ではなかった。

工場から出る排水の構造を見せてもらうのは、至難の業だった。ある工場では、渋っていたが、あとから聞くと、韓国との契約が成立していたとか。ようやく、一件、北京大学の研究室から見学に来て、実験を見てもらった。

学生たちの言い分は、技術の優秀さは認めるが、価格の問題がネックになった。それほどの高い技術ではなく、技術は低くても価格の安いものでないと・・・、と躊躇する。

8894 その北京大学と契約が成立した。契約の内容は、「廃液装置(排水を蒸留水と土にする)を寄付する。研究費30万元(約360万円)を提供する。設備を北京大学に置いて、共同研究する。」という内容である。この契約には、利益を得られるメリットは何もない。屈辱的な内容で、社長は先の市場を睨んだ計画で調印した。

この契約締結したことが知れると、調印式を見に来た①地元の名士が早速、挨拶に来た。次に国の②技術担当の女性責任者が近づいてきた。次には、具体的に③機械の販売代理店がアプローチしてきた。④中国科学技術院のメンバーという人が、名刺を持って挨拶に来た。

8863_2  損な契約で相当の覚悟をして調印したが、それが扉の鍵だったのかもしれない。市場原理で行われるアメリカ式のビジネスとは、まるで違うことを実感した。まだまだ利益は上がっていないが、中国との取引とは、こんな不合理がたくさんあって、彼らはこのやり方を何百年と続けて、賄賂を贈ったり、便宜を得てきたという歴史がある。

「御用聞き」とあざけられても、韓国は中国のツボを心得ていて、そのツボを韓国トップと企業の社長は探して歩いている。無料で機械を提供して、それを「韓国側は利益を要求せず、中国側の認める原価を最終価格とする」という文言で調印している。

その後のスピーチでは「中国市場に不慣れな私どもに手を差し伸べてくれたことに感謝します。この共同研究が中国の環境保護につながながることを願ってやみません」と、相当の犠牲を払っているのが見える。

中国で仕事をしていた甥とその嫁に聞いた話では、中国人は商売するときの交渉、駆け引きはズルいという。約束していながら、守らないとか・・・「中国へ行きたくない」と嫁が言っていたが、人によっては日本人と聞くだけで嫌悪感を持つ人さえいる。前戦争の体験を引きずっている人もいる。

政府の方針が変わると、中国に投資したものがずべて失う危険、チャイナリスクがあるという人さえいるが、土地を個人所有できないなら、かえってそれは好都合な場合もあるのではないか

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江戸時代に大切にしていたものを、明治新政府が価値を認めないようなもの。「廃仏毀釈」を徹底して、仏教徒であると生きていきにくいぐらい。文化大革命を実行すると、文化人を追放してしまう。そういう大掃除が時代が変わるごとに行われた。日本人には、まあまあ・・と甘くしてくれる面があるが、文化的に中国人にはその甘さがない。

投稿: 時代の大掃除 | 2012年9月17日 (月) 13時02分

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