« 前田検事にみる中堅社員の切なさ | トップページ | ドイツ青年と京成電車内でおしゃべり »

2010年10月10日 (日)

『わが谷は緑なりき』★★白黒映画

Green 19世紀末のイギリス・ウェールズ地方のある炭坑町、まるで九州の炭鉱町を描いた「青春の門」のイギリス版か、それを情緒的に描いているといえるかも。ボタ山にまだ緑が多くあり、人情も豊かな町にモーガン家は、男の子が5人と娘一人、そのなかで末の弟の目を通して、町の変わっていく姿を描く。炭鉱が事故を起こしたり、不況になり、ストがあり、モーガン家も変わっていく。

★「読んだよ!クリック」よろしくね!
   ↓   ↓
人気blogランキングへ  今後とも、ブックマーク(お気に入り)で、継続的に追読して頂けると、嬉しく思います。

Ws000012 新任の牧師が赴任してきて、長兄の結婚式を執り行う。姉はこの牧師に引かれていくが、炭鉱主が来て息子とモーガン家の長女を嫁にほしいと申し込む。牧師は自分より炭鉱主の息子と結婚したほうがしあわせと思い、身を引く。これが、ずーっと後まで尾を引く。

あらすじ
 今や初老となった末弟ヒュー・モーガンは、故郷の谷間が緑だった頃、一家みんなが揃って幸せだった少年時代を回顧する。

Ws000011  モーガン家の男たちは、幼い末っ子ヒューを除いて皆炭坑夫であった。 父ギリルを始め五人の父兄たちが稼いだ日払い賃金はいつも家の戸口で出迎える気丈な母ベスのエプロンに置く。兄弟たちは姉アンハードが湧かしたお湯で身体を洗い、夕食につくのが日課である。


 そんな平穏な日々の中で、嫁になる女性が家へ来て、長男が結婚、一家は幸せだった。 披露宴の日、姉アンハードは新しく谷
に赴任してきた牧師グリュフィードと出逢い、互いに密かに惹かれあう。 

音楽のみ静止画で予告編

ボクシングを習ってケンカ

Ws000010  ある日、会社が賃金を引き下げた事から、息子たちは組合を作ろうとして父と対立する。しかし、老いた父の反対にあって彼らは家を出てしまう。 やがてストライキが起こり、ストに反対した父は仲間たちから家のガラス戸に石をぶっつけられ、ガラスが割られる。気丈な母は、吹雪の中の野外集会で、大声で夫を非難する連中をやりこめた。

その帰り道、母は帰りに川へ落ち、助けようとして川の中に入ったヒューも重症の凍傷になってしまう。医師は「再び歩けるようにはならないかも知れない」という。その言葉にヒューを救ったのはは絶望したが、グリュフィード牧師の愛情溢れる手助けに力つけられ、数ヶ月後、ヒューは健康を取り戻し、再び自分の足で歩けるようになる。

 グリュフィード牧師は、モーガン一家と親しくり、姉アンハードを深く愛するようになる。しかし牧師グリュフィードは彼女の幸福を思って、炭坑主の息子との結婚を勧め、自分は身を引く。

 ヒューの家では、誰も学校へ通っていなかったが、グリュフィードの助けもあってモーガン家で初めて学校へ通うようになる。しかし隣町の学校では、教師もクラスメイトたちも、ヒューを炭坑夫の息子とバカにしてからかい、登校初日からケンカになってしまう。傷だらけで帰って来たヒューを見て、谷の人々は憤慨、ヒューにボクシングを教えて鍛える。ヒューはガキ大将からも一目置かれるようになり、やがて数年後、首席で卒業する。

フォーの教師を叩きのめす

 ストライキは終わったが、炭坑では働き口が激減。谷の人々の心も時代と共に荒んでいた。兄たちは新天地を求めてひとりまたひとりと谷を去っていく。
 そしてある日、長男イヴォールが事故死。ヒューは進学を諦めて炭坑で働き始めた。炭坑主の息子へ嫁いだ姉アンハードは結婚に破れ谷に帰ってきたが、グリュフィード牧師との心ない噂をたてられる。人々の偽善に傷ついたグリュフィード牧師は谷から去る決意をする。その時、炭坑から落盤事故を報せる警笛が鳴り響く。ヒューは戻らない父を案じて、グリュフィードらと共に坑道へ入って行く

ストが終わって、息子たちが父母のもとへ戻ってくる

外国作品で黒モノラル映画は、ストーリーを把握していないと、話に乗りにくい。しかし、『わが谷は緑なりき』のストーリーがしっかりしているから、ひきつけられる。全体通して、男声合唱が多く使われて、わからない割りに退屈しない。評価★★ 多分、イギリス人なら、歌も親しみがあって、★★★かもしれない。

★「読んだよ!クリック」よろしくね!
   ↓   ↓
人気blogランキングへ  ご感想  お書きください

|

« 前田検事にみる中堅社員の切なさ | トップページ | ドイツ青年と京成電車内でおしゃべり »

コメント

炭鉱主が来て息子とモーガン家の長女を嫁にほしいと申し込む。牧師は自分より炭鉱主の息子と結婚したほうがしあわせと思い、身を引く。

投稿: | 2010年10月19日 (火) 22時20分

『わが谷は緑なりき』を調べていてこちらに辿りつきました。
ウェールズの知人に、ウェールズのことを知りたいなら、『ウェールズの山』なんかよりも、まずはこの映画を観て欲しいと言われた映画です。
彼らが大切にしているもの、そしてプライドのようなものがすべて、この映画の中に凝縮されているようなことを言っていました。

>全体通して、男声合唱が多く使われて、
男声合唱は、ウェールズが誇る名物の一つなんですね。

素晴らしい作品との出会いに感謝です。

投稿: ETC英会話 | 2013年10月 8日 (火) 15時06分

投稿: tanimahaGreen | 2015年9月10日 (木) 12時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 前田検事にみる中堅社員の切なさ | トップページ | ドイツ青年と京成電車内でおしゃべり »