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2010年10月12日 (火)

ノーベル平和賞委員長の肝っ玉

6878 ノルウエィ駐在の中国大使が、平和賞の受賞について、ノーベル賞委員会というより、ノルウエィ政府に文句を言っていた。受賞前から、中国人でノーベル賞受賞者はまだいないのに、中国人で受賞する可能性があるのか、疑問を持って記事を読んでいた。「人権運動家の劉氏への平和賞」を中国政府は嫌がっていたのだ、と今になってわかった。

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C1a07da8 Photo_4 尖閣諸島問題でいやというほど、中国政府のやり方を日本人は知ったから、ノルウェーの人々は中国にどんな対応するか、と見ているところだ。ノルウェーはスウェーデンから分離独立した兄弟みたいな国、ノーベル賞のうち平和賞だけノルウェーで決定し授与される。尖閣諸島、東シナ海油田、漁船衝突 

ノルウェーは480万人の小国。スウェーデンは、約2倍の人口で925万人の国。二国あわせても東京の人口になるか、という国だ。日本とノルェーは、面積は同じ程度。

250pxeur_location_norPhoto ノルウェー 385,199km²(66位) 人口4,799,252人(114位)
スウェーデン449,964km²(54位) 人口9,249,000人(84位)
日 本  377,914km²(60位)人口127,288,419人(10位)

中国はノルウェーに圧力かけて、このままノーベル賞を授与したら「ノルウェーと中国の関係は悪くなる」といつもの手で脅しにかかった。実際、ノルウェーの企業で中国に進出している企業は影響うけて、契約寸前の取引が延期になったりしている。日本とモメたときと同じ手だ。

Photo_2 ノーベル平和賞選定委員会委員長 ヤーグラン氏は、「ノーベル賞委員会は、独立した民間の委員会だから、政府とは無関係である」と、中国の横槍をはねのけている。やり方が無理無体であるという中国の国際的な悪印象が強く出て、「おぬし、やるなぁ!」という観想である。ヤーグラン氏の肝っ玉が、日本の政治家、特に菅さんにほしいものだ。大体が、江戸末期の外国相手の交渉見ていても、ケンカ下手だ。

Photo_6  政治的にも、経済的にも、国力を増す中国に対しては、米国の例を引き合いに、ヤーグラン氏は、こう諭した。
「第2次世界大戦後、米国は批判されることで軌道を修正し、国際社会の世論に従うようになった。それは米国のためにもなった。同じことが、中国にも必要なのだ」

Erp0911160743001p1 中国の現首脳からみれば、「余計なお世話だ」と言うわけだ。それが、小難しい屁理屈をこねて、中国の国営メディアは4日、「今年のノーベル平和賞に中国の民主活動家、劉暁波氏(54)が選ばれたことについて、欧米諸国が中国の国家発展を受け入れられないことの表れだ」と批判した。
 同国の新聞「環球時報」は、「反体制派」である劉氏に平和賞を授与することは、中国の拡大する富と力に対する欧米諸国の「偏見と恐怖」を象徴している、と指摘。

Ws000002 中国という国は広いから、多くの人にタガをはめ締め付けは厳しいが、それを逆らう反政府活動の根っこも、また強く残っている国である。9日の香港大手新聞はそろって劉暁波氏受賞に関する長編記事を掲載した。アップルデイリーは「人権に対する偉大な記念碑=劉暁波がノーベル平和賞受賞」、明報は「言論によって罪に服した、言論によって賞を得た」との見出し。一方で中国政府に近い文匯報は「劉暁波の受賞はノーベル平和賞への冒とく」との社説を掲載した。民衆レベルでは、賛否両論、けっこうバラバラというのが、現実だ。

Photo_3 劉暁波 (りゅう ぎょうは、リュウ・シャオボー )のノーベル平和賞について外電、映像ニュースが流れると、電波がシャッターアウトされ、画面が真っ暗でジャーと流れる。政府の監視検閲が厳しく、すげえ国だと思わざるを得ない。よくこんな政府の下で暮らせるな、と思うほど。

日本を始め、ヨーロッパの主要国は、この中国の13億の市場がほしいから、人権、人権と言いながらも、中国のごり押しを認めてしまっている。世界一の成長する国に逆らって、「商売のチャンスを逃がしたくない」と、ご機嫌を損ねないように、多くの人がしっぽ振って、中国の人権無視を見て見ぬ振りをしている。が、ノルウェーのノーベル平和賞選定委員会は、毎年、世界に一石を投じている。

Photo_8 ダライラマに与えたり、和平交渉したイスラエルとパレスチナ首脳に上げたり、平和への努力した人を持ち上げたり、現実の政治に首突っ込んだ授与が多い。昨年オバマは、核廃絶の演説一本でもらった。

中国政府がいやがる「人権運動家の劉氏の処罰されている内容」とは、一体なんだ。そのことすら、載せないように中国政府は神経質になっている。わからないので、ウイッキペディアで調べてみた。ごく、基本、当たり前の基本的人権を求めているだけだ。それを中国政府は、こういう民主的な権利を認めようとしないんだと、わかってしまって、困るのだろうか。

基本理念
自由 - 言論、出版、信仰、集会、結社、移動、ストライキやデモ示威等の権利
人権 - 人は国家の主体であり、国家は人民に服務し、政府は人民のために存在する
平等 - 公民は、社会的地位、職業、性別、経済的状況、種族、皮膚の色、宗教や政治思想にかかわらず、その人格、尊厳、自由はみな平等である
共和 - 「皆による自治と平和な共生」、分権制と利益バランスを求める
民主 - 主権は国民と国民が選んだ政府にある
憲政 - 法治によって政府権力を制限し行為の境界を主張する

 日本の国も、戦前はこれらの権利を求めて戦ってきた歴史がある。国家のため、人々は自由に発言できず、それが当たり前だとされた時代が過ぎて、アメリカの占領下で自由や民主的な人権を得てきたという過去があるから、日本人の意識が進んでいるともいえないが、中国の国家体制をゆるがせにする分子をつぶすのが中国共産党の方針になっている。これが、すべての根源のようだ。

 だから、一党独裁で進んでいく!と、決めてそれに逆らう分派行動は圧倒的な力でつぶしていく。チベットやウイグルの独立行動、法輪功等を弾圧して処罰していく。それが中国という国は、徹底して残酷だから、びっくりだ。13億の人間を一つの方向へ進めたら強い国になる。ヨーロッパを全部あわせても、13億と言う国にかなう数字ではない。正確ない人口数を持ち合わせていないが、ヨーロッパ全体で数億人だろう。 チベット暴動 他山の石:   胡錦濤主席 サミットをキャンセル帰国: ウイグル関連中華民族の国家造りの問題点 

誰かが、この13億の人口の傲慢を押さえなくてはならない。「ヨーロッパの国々が、得てきた人間のエチケット、倫理という規範に中国も倣え」、というわけだ。いつかは、ルールの統一で人類が一つの世界になりたい、それを先覚者たちが必死に進めようと思っているのだが、中国が本気になって、ジェントルマンになったら、世界は住みやすくなるだろう。

それを力と富という金棒を握って、伸びだした中国が、古い国家観でごり押ししている。ルールに従うより、中国は世界の頂点に立ちたい。二十世紀まで、ヨーロッパの植民地主義に領土を食い荒らされたし、日本には領土をあらされたから、そのお返し?しようとしているのか、と思う面もあるが・・・。もう、中国は良識を持ってほしいものだ。

175pxchiang_kaishek_colour 蒋介石や八路軍の中国は、対日講和条約で、「賠償を求めない」という態度で接してくれた。それをありがたく日本は感謝の気持ちで対応してきた。その「怨みに徳をもって報いる 以怨報徳」の精神に感動したが、今の中国にはこの精神をもつ周恩来世代の賢明さがないのだろうか。こっちがそれを請求するのは、おかしな話だが、中国の共産党は劣化している。そう思わざるをえない。だから、解決できない問題は、次代へ先送りしておくという知恵も必要だ。

日本が尖閣諸島の東シナ海でもめているし、西シナ海でもベトナムと領海争いをしている。400艘もベトナム漁船が拿捕されていると書いてあった。中国は13億の人々を食わせていくには、領海を広げ、地下資源を求めて、強欲になっている。隣の国と争いが絶えない状態である。

200pxhu_jintao_2004 200pxwen_jiabao_2008「(現中国政府の中枢には)知恵が欠けている。次代の指導者に解決を先送りしたほうがいい」と、つまり、後世に賢い指導者が出て、解決してくれる、というわけだ。言ったのは、温家宝首相か、胡錦濤(総書記) だ。

「ノーベル賞の受賞式に来られないかもしれませんね」と、聞く記者に、ノーベル平和賞選定委員会委員長 ヤーグラン氏は、「完璧になります。それが平和賞委員会のねらいでもある」という意味のことを堂々と言ってのけた。肝の太さに驚いている。

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コメント

高智晟 中国が最も恐れる男―劉暁波氏よりもタブーの人物―中国共産党一党独裁の限界か?

こんにちは。劉暁波はノーベル賞受賞ということで、日本全国に知れ渡ったと思います。しかし、かつて中国政府が以前、中国弁護士ベストテンに選んだ高智晟氏については、ほとんど知られていないと思います。
実は、高智晟氏、誰も成り手のいなかった法輪功の信者の弁護を引き受けて以来、中国政府から弾圧されるようになり、現在では行方知れずになっています。
日本の政治システムなど陳腐化していますが、中国にはまともな政治システムなど存在しません。それに、どうしようもないほどに、腐敗していて、おそろしく、前近代的です。このような体制はすぐになくすべきです。
こうした体制が一刻もはやくなくなるように、もっと、非近代国家である中国に対する日本国ならびに他の民主主義国家による内政干渉を強化すべきものと思います。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。
ブログ名:「Funny Restaurant 犬のレストランとイタリア料理」

投稿: yutakarlson | 2010年10月12日 (火) 10時19分

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