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2010年7月10日 (土)

生きる(監督黒沢明)主演志村喬

3539 『生きる』は、1952年(昭和27年)日本映画。黒澤明監督作品。主演志村喬 - 渡邊勘治(市役所市民課長)。
老課長といえど、定年前なら60歳になっていないはずなのに、老けすぎた役作りだ。まるで80歳に見える。DVDを図書館で
借りてきてみた。

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Pd1a5254352この映画が中津川市の映画館に掛かったのは、昭和30年1学期だった。高校の英語担任、高橋行コウ先生が前日「生きる」を旭座で見て感激した、と話してくれた。授業では関係ない私生活を話すものではないかもしれないが、その頃の先生は、私生活を授業中によく語ってくれた。高橋先生は、公民館で中学生に(週2、鈴木先生と組んで)英語塾をしていたので、高校へ入る前から先生を知ってはいた。先生が私を知っていたとは思えないが。

Photo 高橋先生は、英語の授業で勝負している、という気迫が伝わってきた。「珍しい動物」という訳を、レアな、と訳すか、ニューと訳すか。秀才のO君がニューと訳したのを巡って、先生は岩波の英和中辞典を持ち出して、一時間授業の大半を費やした。先生の熱心さ、生徒思いの態度が伝わった。だから、志村喬演じる「生きる」を語る時、高橋行先生の生き様の真剣さを痛感した。

死を意識することのない高校生には、先生の前日の感激がわかるようでわからなかった。でもそれから半世紀、死は普遍的な課題だから、記憶に残っている。

2  英語の授業で、私は先生に質問されて、わかりそうでわからないので、立ち尽くしていた。「ちきしょう」と小声でつぶやいたら、「そうだ、悔しい気持ちを大事にしてがんばれ」と、励まされた。
 
英語も授業聞いていれば頭に入るとだろうと油断した。中一の出だしで、失敗してしまった。英語の勉強法を何も知らないで、1学期は最悪の点を取って、それ以来、授業聞くだけでは身に付かないことを痛感した。英語は努力して、高校生ではみんなに追いついていたが、大学合格するまで重荷感が付いてまわった。要領の悪さは、常に感じた。

 高橋先生は、英語も教えたが、人生の重みを問わず語りで、教えてくれた。そういう意味では、先生は、内に秘めた情熱が伝わる先生だった。
 主人公志村喬は、「ゴンドラの唄」を口ずさみ、ガンに冒され、雪の中で、ブランコで揺れながら死ぬんだ、と自分の人生を主人公の志村演じる市民課長に重ね合わせてしみじみ語って、涙を浮かべていた。
 先生は健康に不安を感じていたのか、そう見えた。高橋先生は体育系の人ではなく、学究型の熱心な先生だった。生徒もいつかはわかるだろう。だからか、生きることの意味を伝えようとしていた、そう思えた。当時の先生はそれぞれ、先生という職業を通して、生き様を見せていた。

『生きる』あらすじ Wikipedia参照
 この映画は、1952年(昭和27年)日本映画。黒澤明監督作品。主演志村喬 - 渡邊勘治
主人公渡辺勘治は、市役所の市民課長で、30年間、無欠勤で書類の山を相手に黙々と無気力な日々を送っていた。「公園を作って欲しい」と住民の要望がたらいまわしにされていた。形式主義的な市役所の気質に、部下臨時職員の若い娘小田切とよだけが反感を持っていた。

志村喬 - 渡邊勘治(市役所市民課長)
金子信雄 - 渡邊光男(勘治の長男)
関京子 - 渡邊一枝(光男の妻)
小堀誠 - 渡邊喜一(勘治の兄)
浦辺粂子 - 渡邊たつ(勘治の兄嫁)
南美江 - 家政婦
小田切みき - 小田切とよ(市役所臨時職員)
伊藤雄之助 - 小説家

3551  渡辺は、健康診断で胃癌で余命いくばくもないことを知った。これまでの自分の人生に絶望して、その日から市役所を無断欠勤した。貯金から5万円を下ろし、飲み慣れない酒を飲む。飲み屋で知り合った伊藤雄之助扮する小説家が、「私は悪魔の世界を案内するメフィストフェレスの役目をする」と、ますパチンコを体験させ、次にダンスホール、ストリップなどに案内してもらうが、目新しくはあっても、虚しさばかり感じた。

3570613 その夜、渡辺は市役所の臨時職員を辞めた小田切とよ再会した。一緒に時間を過ごすうちに彼女の奔放な生き方に惹かれるようになる。
 生き生きした若さに引換え、自分の病魔に取り付かれた50代後半の肉体に絶望を感じていた。小田切とよは、この渡辺に老人くささを感じながらも、息子に愚痴る渡辺に自分が工場でつくっている玩具を見せて元気つける。「あなたも何か作ってみたら」という。

36023616  その言葉に心を動かされた渡辺は次の日、市役所に復帰する。
 それから5ヶ月たち、渡辺は死んだ。渡辺の通夜では、同僚たちが、役所に復帰したあとの渡辺の様子を語り始める。
 渡辺は復帰後、頭の固い役所の上司らを相手に粘り強く働きかけ、ついに住民の要望だった公園を完成させ、雪の降る夜に完成した公園のブランコに揺られて息をひきとった。市役所の同僚たちは口々に渡辺の功績を讃え、これまでの自分たちのやり方の批判をはじめた。

 通夜の翌日、市役所では通夜の席で渡辺を讃えていた同僚たちが相変わらずの「お役所仕事」を続けている。しかし、渡辺のつくった新しい公園は、子供たちの笑い声で溢れていた。

「ゴンドラの唄」お勧め
森 光子  ちあきなおみ  佐藤千夜子  小林旭  加藤登紀子 フランク永井 森昌子大正ロマン 森繁久弥

36603644前段階 市職場と病院でガンがわかる場面
①小説家伊藤雄之助と遊びまわるカット
②臨時職員を辞めた小田切とよ
③公園設置までのがんばりと葬式
④ブランコで主人公の死

3670_2 ストーリーが流れていくが、①②のストーリーは工夫してあり、楽しめる。③のストーリーは盛り上がりが欠ける。④の主人公がブランコに乗って、ゴンドラの歌を歌わせて、しんみり楽しめるかと思ったら、意外と雪のシーンにしても、あっさりしている。深刻さが浅い。

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動画で見る「ゴンドラの唄」お勧め●
●森 光子  
http://www.youtube.com/watch?v=dvS_yhzv8WA
ちあきなおみhttp://www.vidoemo.com/yvideo.php?i=d01TUTFhcWuRpbWQ3c1U&-
小林旭   
http://www.vidoemo.com/yvideo.php?i=UXczdElscWuRpaV9sTDA&-
加藤登紀子 
http://tvpot.daum.net/clip/ClipView.do?cateid=22&clipid=20536203
篠笛     http://www.youtube.com/watch?v=ze1Mk4fTboI
佐藤千夜子 http://www.youtube.com/watch?v=TBKEHKsZCuY&feature=related
森繁久弥  http://www.youtube.com/watch?v=Pkc2SEXtxFI&feature=related
フランク永井http://www.youtube.com/watch?v=sA0unUJNUyk&feature=related
●森昌子大正ロマンhttp://www.youtube.com/watch?v=rxjaspZh3JU&feature=related

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中津川市の映画館に掛かったのは、昭和30年1学期だった。高校の英語担任、高橋行コウ先生が前日「生きる」を旭座で見て感激した、と話してくれた。授業では関係ない私生活を話すものではないかもしれないが、その頃の先生は、私生活を授業中によく語ってくれた。高橋先生は、公民館で中学生に(週2、鈴木先生と組んで)英語塾をしていたので、高校へ入る前から先生を知ってはいた。

投稿: 高橋行コウ | 2012年8月21日 (火) 18時36分

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