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2010年3月29日 (月)

三国連太郎 恩師木下恵介から学ぶ

1_2 長年の「釣りバカ日誌」は終わり、西田敏行がヒマになったところをNHKに司会として起用されたって感じだ。西田と三国二人のコンビは、みごとにとぼけたり、無視したり、実にお互いに労わったり、千変万化の関係を見せてくれた。

「塞翁さいおうが馬」の故事になぞらえて言えば、三国連太郎という名馬を見出した塞翁は木下恵介。木下恵介の教えは「自分の思うようにやれ」だった。その話をすると、いつも平然としている三国連太郎の涙が止まらない。進行役の西田も戸惑う。それほどに恩義があるのか、不思議にすら思える。

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三国連太郎が今88歳、木下恵介生きていれば103歳、四つ違いの弟の木下某(作曲家水戸黄門のテーマソングの作曲者)は99歳。

20070609 木下恵介:(本名木下 正吉、1912年大正元年12月5日 - 1998年平成10年12月30日)は、日本の映画監督、脚本家。
1940年(昭和15年)に徴兵され、中国を転戦したが、翌年昭和16年に戦傷のため内地送還され帰国。1943年(昭和18年)に監督となり、『花咲く港』で山中貞雄賞を受賞し、華々しくデビューした。
またいわゆる「木下組」からは小林正樹、川頭義郎、松山善三、勅使河原宏、吉田喜重、山田太一など、多数の映画人が巣立っていった。
1944年 陸軍 (陸軍省依頼「大東亜戦争3周年記念」製作)
1951年 善魔
三國連太郎 デビュー作(森雅之、淡島千景)
1951年 カルメン故郷に帰る
1951年 少年期
1954年 二十四の瞳
1955年 野菊の如き君なりき
1957年 喜びも悲しみも幾歳月
1958年 楢山節考

1ヶ月に1回、学校から並んで列をつくって映画を見に行くのが、学校の教育の一環であった。木下作品は常連であった。

今脚本を書いている山田太一は、かつて木下恵介の助監督だった。その山田太一が木下恵介のものの見方をこう説明した。
①弱さの美しさ。
②マイナスの豊かさ。
 この二点に視線を向けている。決して強い人を描かなかった。陸軍から依頼されて、映画「陸軍」を昭和19年に作った。そのラストシーン、出征する息子を母親(田中絹代)が追いかけ、無事を祈り涙を流すシーン、長めに写している。当時の時局に陸軍にどう評価されたか知りたいものだが、反骨をこういうことで見せている。

Mikuni01a_4_2  その木下恵介が三国連太郎の素朴で素直な性格に惚れて、オーデションなく、シロウトの素材を主役に抜擢した。それがデビュー作「善魔」である。何度もやり直しをして、三国を育てた。失敗はテイク50回以上、それこそ、フィルムを1巻や2巻できかないほど無駄にしている。それを木下恵介は許した。そのとき、木下恵介39歳の新進気鋭の監督、三国は28歳くらいで自分の方向を決めかねていた。

三国は木下の邸宅(藤沢市辻堂)へ三国は呼ばれていて、面接を受けた。面接と言っても本題になかなか入らず、昼飯に寿司食べさせてもらう。風呂上りの木下恵介は、うまそうに食う三国が見ていて雑談を1時間ほどして終わり。その一週間後から、撮影が始まった。

三国は就職活動の一環で、食べられればどんな仕事でもいい。そんな気持ちで俳優を始めたようだ。本職だと思っていないから、次も木下恵介の監督で主役をやるが、生涯をかける仕事と思えないから、本気になっているようにはみえない。方向性がさだまっていないのか、遅刻ばかりである。そこで、彼のために、俳優座で勉強にいくよう仕向けた。

俳優としてやっていく覚悟ができてからは、三国連太郎の俳優根性が目覚めた。特筆されるのは、田中絹代と夫婦の役だが、歳若い三国は夫婦に見えないからと前歯を10本抜いて本番に現れ、田中絹代を驚かせた。

三国連太郎は、自分の演じたい役を求めて5社協定を破って他の会社の作品に出るから、東映に所属している役者としては、困り者になっていた。「犬、ネコ、三国 入るべからず」と張り紙が東映の入口に貼られていた。

迫真の演技では、鉱毒事件の田中正造を演じたシーンでは、役人を前にした正造が糞尿まみれの土を口に入れて、食べしまう。その後にいた当番組司会をした西田敏行、彼はその当時の様子を説明、相当驚いたと語った。

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