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2009年8月13日 (木)

海軍軍令部はどんな反省をしたのか

56255587 海軍の生き残りが中心になって、反省会をした録音400時間をNHKの終戦番組として、放送していた。軍令部がこの戦争を指揮をしていたのを、恥ずかしながら、始めて知った。大本営とどう違うか。

 

日本の負けぶりを知るにはいい映像だ。それにしても、ずいぶん日本は今次大戦では物資を失っている。戦争というのは、そういうものだが。

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5580 大本営の組織の実体は、参謀本部及び軍令部の組織で、大本営会議は天皇、参謀総長、軍令部総長・参謀次長・軍令部次長・参謀本部第1部長(作戦部長)・軍令部第1部長・参謀本部作戦課長・軍令部作戦課長によって構成される。

実際は、軍令部(70人)に配属されるのは、海軍兵学校卒業の一握りの秀才で、作戦立案は10数名が主にかかわていた。彼らがなぜ開戦に引きこまれていったか。海軍はジェントルマンで、良識があるから、アメリカと戦うことでどうなるか、それがわかっていた人が多かった。ということは、戦後の打ち明け話で知れているが。

 

軍令部の構成は第一部 作戦担当 、第二部 軍備担当 、第三部 情報担当、第四部 通信担当 となっている。軍令部は霞ヶ関にあり、三階建ての最上階が軍令部になっており、作戦課は他の部署の課員は立ち入り禁止になっていた。

 

   戦争という非常時イベントは、腕力を振るうヤツが強引に行動すれば、転ろがって行ってしまう。海軍は、陸軍の強引さに引きずられてしまった。と、良識的な人はいう。しかし、戦争を止める発言をするのがいたら、スパイ扱いされる。当時としては、そういう行動した人は存在しないだろう。
 軍令部は霞ヶ関にあり、三階建ての最上階が軍令部になっており、作戦課は他の部署の課員は立ち入り禁止になっていた。

 

PhotoYukio20seki海軍兵学校は、全国から集まった生徒が、身体検査、運動機能検査でまずふるい落とされ、学術試験は5日間連続で行われ、①数学、②英語(和訳)と③歴史、④物理、⑤化学と⑥国語(漢文も含む)、⑦英語(英作文、文法)と⑧地理の順に行われた。それぞれの学術試験の結果、所定の合格点数に達した者のみが次の学術試験を受験できる仕組みだった。陸軍士官学校と並んで、難関校だった。日本中が軍国色に染まった中で、憧れの学校だった。

 

卒業後、軍令部には、ホンの一握り、1学年で数名から10名以内のエリート中のエリートが配属された。秀才であるのは確か、10数名の第一課の作戦部では、一人でたくさんの作戦を立てろことも当たり前だった。軍令部で海軍240万人の命を握っていた。

 

  戦後、海軍反省会で発言するのは、しまった、悪いことをしたと思っている人たちだ。賢いヤツは、黙って、その当時やったことみんな墓の中へもって行ってしまった。

 

Photo_2  神風や回天を企画して、実行させた軍令部にいた鳥巣中佐が出席した会合に、彼が上席に坐ったのを見て鳥巣さんよ、あんたが上座に坐るもんじゃない。あんたは、とにかくそれだけのことをやりゃがって、一番下に坐るのがオマエの役目だこれで、何を言わんとしているか、その場にいる人ならわかる。

 

Azusa  隊員を特別攻撃(自殺飛行)に出動させ、5000人以上の若き命を奪ったのだから、それを重く受け止めてほしいという、日本国民の願いだ。それを私は仕事としてやったのであって、個人としてはなんら責任はない、と言い切れるのだろうか。

 

  彼らは、当時の日本の危機に立ち上がった軍神だった。正当な行動、他に戦う道があったのか、そういう同時の意識のまま、60数年すぎても、変わらない靖国の精神の人も多くいる。教育受けた精神から変わらない人は、精神的な呪縛は解けないものだ。

   戦争という公務なら、何でもやっていいのか、これが問われてこなかったのが、日本の戦後だ。上層部からそれを積極的にあいまいにしてきた。責任を取るべき人が、「一億総懺悔」「国民みんな責任を取ろう」とすり替えてしまった。

 

5637_5   この証言「海軍反省会」で、東京裁判対策を軍令部解体後、復員二課になった人たちは、豊田副武(海軍大将)が戦犯にならないように奔走して、絞首刑を免れた。終身刑になった。終身刑というのは、日本が講和条約を結べば、釈放されると知っているのだった。かれらの狡猾さには、あきれる。法的には間違っていない、と主張できる行動をしているから、ニクったらしい。

 

5584  BC級戦犯に責任を押し付けてしまった。占領地での住民虐殺は多数起こっているのは、確かである。しかし、これを軍令部からの指示で行っていれば、当然軍令部の最高責任者は死刑になる。軍令部の司法官が立ち会って、住民の殺害している。というのは、現地指揮官は軍令部の命令でやったのだ、ところが、それを軍令部では、司法官など立ち会った人を証言に立てば、責任は上層部に及ぶから、その人を逃亡させた。

 

   現地指揮官は、「オレは命令していない」といえば、実行した兵隊が責任を負う。その上と下の間で現地指揮官は、責任感が強ければ強いほど、死刑にされた。それが悲しいBC級戦犯の現実だ。

 

Tyoin   日本が講和条約が成立すると、終身刑だったA級戦犯の人々はし釈放された。誰が悪いでもないのに、軍令部OBの団結の固さがこういう結果を生んだのだろうか。官僚は頭がいいがゆえに、法律の裏表を知っていて、知恵が回る。

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コメント

「鳥巣さんよ、あんたが上座に坐るもんじゃない。あんたは、とにかくそれだけのことをやりゃがって、一番下に坐るのがオマエの役目だ」
これで、何を言わんとしているか、その場にいる人ならわかる。

投稿: 戦争という公務 | 2012年5月 4日 (金) 00時39分

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