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2009年7月23日 (木)

刑務所の労働報奨金は安すぎる?

5348 刑務所に入ると、獄中に閉じ込められているだけでなく、朝8時から大体午後4時半ころまでは労働するのが日課である。その給与が安すぎると、「サプライズ」「怒っと●●」のコーナーで3年の刑期を終えた人が「安すぎる」と怒っていた。「3年かかって、出るとき手元にもらえたのが9万円だった」と。

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5370 それで、男の人は大体が「受刑者はそんな罰を受けているのだから、文句を言うな」という意識があるように見えた。女性は、最低時給が700円、800円の世の中であるとき、最初10級で時給5円90銭とか、模範的な受刑者は3年で1級41円90銭になる。この水準は安すぎて、刑期を終えて出るときの所持金が数万円にも満たないのは、かわいそうだという。

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刑期を終えて出ても、数万円のカネではふるさとへ戻る交通費、泊まるところがなかったら、ホテル代で消えてしまう。これでは、「再犯しろ」と言われているようなものだ。アパートに数ヶ月泊まり職を探すだけの余裕がないと、立ち直ることが難しい。この人の言うのも最もだ。と思った。

5344 高橋ジョージがいうには、刑務所の中で仕事を覚えさせるということと、刑務所を出るときは少なくとも、50万円はないと住まいを見つけ職業に就けないだろう、という。それは尤もだ。だから、刑務所の中で職業訓練をしたくても、就職チャレンジ制度を利用したくても、受刑者は除外されるという制度だという。

5345 だから、出所者には貸付金制度でもないと、立ち直ろうと社会に出ても、それは手がかりがない。昔は「刑務所出たばかりですが・・・」といって、戸別訪問して「ゴムひも」を売っていた人がいたものだ。

5340 アパートがあって仕事を見つけるまでの、お金を50万円~100万円があると、立ち直る人の数がずいぶん多くなるだろう。今は、50歳以上の出所者は2/3は、再び刑務所へ戻ってきてしまうという。世間の風は冷たいというが、出所者を面倒みたいと思う人が少ないから、前歴を聞いた途端、多くの人は逃げ腰だろう。

刑期を終えた人の悔いた場合、本当にいい人になっている事が多い。いい人だと本人は思っているのに、それを信じてくれないから、そういった場合の挫折感は大きい。

5367 刑務所の中には、基督教の教戒師や仏教の教戒師がいて、受刑者に生き方の指導する。それが「出所したら、訪ねてきなさい」と言ってくれるが、そこへ出所後訪ねると意外な態度で接しられて、失望することもあるという。刑務所の中では仕事として接しているだけで、外では受刑者とあまり近づきたくない、という気持ちを見せる人もいるという。

刑務所へ慰問に来て、受刑者へ「出所したら力になるから、訪ねてきてください」というから、受刑者は出所後、頼りになってもらえると行くと、邪魔者扱いされたと聞く。いわゆる社交辞令をまともに受けるのが、純粋だからというか、世間知らずというか、そういう人が罪を犯す人には多い。

その期待を裏切る世間の世慣れた人の態度に、カーッとしやすいから、人を恨んだり、憎んだり、前後見境ない行動に走ってしまうもしれない。

5359 10級の人は時給5円90銭が8時間働いて25日で1,180円。1級41円90銭×8×25日=8,380円 その収入からパンツ500円やシャツ705円=1200円使ったら、10級の人は1ヶ月分の収入はオーバーする。罪を犯したのだから、仕方がないという意識で見てきたが、これで出所してから再犯で戻ってきたら、かえってよくないことになる。

5375 一人頭290万円というのは、刑務所職員の給料を含めた費用だから、そっちより2318億円のほうが問題だと思う。それだけかかる人を増やしていることになる。

7万9000人の受刑者を減らすにはどうしたらいいか、持ち場持ち場で考えているか、考える制度になっていないような気がする。出所する人のその後をケアする制度になっていない。出所したら、仕事につくまでを追いかけて、面倒見てやらないと、再犯でまた刑務所に舞い戻ってしまう。犯罪者を減らすには、どうしたらいいのか、その視点からきちんと考える人は誰の役目だろう。

受刑者の裸「たこ踊り」一日2回 

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コメント

 こんにちは。一年間の刑務所暮らしを体験した本間龍と申します。元受刑者として、暖かい視点のお話につい嬉しくなってコメントをさせて頂きました。
 仰るとおり、作業報奨金など雀の涙(にもならない?)レベルで、出所後の再出発には何の役にも立ちません。特に満期出所の人達は身寄りがないことが多く、保護施設にも入れず、もちろん現住所もないので生活保護も受けられない、という八方ふさがりの状態でム所から放り出されます。これではどんなに能力やスキルがあっても立ち直ることなど出来ず、結局はまたム所に戻らざるを得ません。
 これは再犯による社会的コストの増大を招くだけであり、国の財政的にも非常に無駄なことと思われます。私も先日から自分のブログを立ち上げており、そうした実態を少しでも伝えていきたいと思っておりますので、お暇なときにお寄り頂ければ幸いです。
 「刑務所体験作家 本間龍の日記」です。どうもお邪魔致しました。

投稿: Ryu | 2009年7月25日 (土) 13時27分

実をいうと、刑務所出所者には優先的に生活保護を受給させてくれ、かつ職安においても出所者専門の対応をしてくれる部署があるそうです。
ただ、そんなことを釈放前教育で一言も教えてくれないのだとか。保護観察官や保護司の方々すらも知らないことが多く対応がうまくとれないそうです。
タテ割行政が最大の問題のようですね。

投稿: | 2011年1月15日 (土) 15時00分

生活保護は本当に困っている人には確かに勧めたい制度ですが、一度受給してしまうと、ズルさがひょっこりと顔を出してしまい、中々社会復帰出来ないぬるま湯状態が続いてしまいます。そして、そんな生活を送っているとなぜか人生に嫌気がさしてしまい「自殺」と言う道を選んでしまう人が少なくないようです。保護会などをもっとキチンと国のほうで運営してくれると良いのではないかと感じます。(結構悪徳な所があると聞きます)

投稿: 星になった友人に捧ぐ。 | 2012年2月 6日 (月) 23時29分

自分も含め身近に刑務所暮らしをした人は居ませんが、この話題は他人事とは思えず、学校でもきちんと教えていかなければいけない問題だと思いました。

そしてこういった大事なことをほとんどの人は問題を認識もせずに日々を安穏と過ごしている事に畏怖を覚えます。私もこういった問題を調べるようになるまでは、そういった人たちの一人だったので強くは言えませんが・・・。

誰もが刑務所暮らしをする可能性があるのだから、自分がその立場になった時に同じような目に合わないためにもしっかり考えて行きたい問題です。

ある意味タブーに切り込んだ記事を掲載されたことに敬意と感謝を送りたいです。
ありがとうございます。

投稿: 真剣 | 2012年6月16日 (土) 23時35分

刑務所内での生活費を差し引けばそんなもんなんじゃないですか?無料で屋根のある場所で生活でき、食事も与えられるのだから。まともに給料がほしいのなら、宿代、食事代、光熱費、雑費、職員の給与等を受刑者が払わなければいけないのでは?
タダ飯食えて給料も普通にもらえるのでは、不景気になれば入所率はどんと上がるでしょう。

生活費を支払って余った分を貯金してもらっていた、と思えばいいと思います。残念ながら刑務所は更生施設ではないですしね。

投稿: まるこ | 2014年1月 8日 (水) 15時58分

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