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2009年4月13日 (月)

東京都水道局ワッペン作り直しの病根

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鬼のクビを取ったように、役人のバカさ加減を糾弾する石原知事の発言を掲載して、一般人の喝采を浴びているが、この問題の根っ子は案外深いと思っている。石原慎太郎のカセ

水の波のあるデザインは、きれいな水を流しているイメージがあって、このほうがいいと思う。しかし、内規に書いてあることに違反して水の波を残したデザインを採用したら、どうなる?許されただろうか。この内規に逆らって、自分の判断で水の波を残したら、職員は処分を受けるのではないだろうか。

東京都下水道局が昨年、制服に付ける都のシンボルマークを添えたワッペンを2万枚作製したところ、シンボルマーク使用に関する内規に反したとしてこれを使わず、新たに約3400万円をかけて、ワッペンを作り直していた。
 デザインは組織名の下に5センチ余の波線を付けた。この責任を問い、都は担当幹部2人を訓告処分にしていた。内規を杓子(しゃくし)定規に解釈した「お役所仕事」の典型とみられ、公費の支出の在り方に批判が集まりそうだ。
 都下水道局では、所属する計約3000人の職員用に、予備を含めて計約2万着の制服を作っているが、1978年から同じデザインだったため一新することにし、右胸に付けるワッペンも新たに作ることにした。
YomiuriOnline参照

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内規で決まっていることを遵守するのは、組織の一員の義務だろう。法治国家というのは、それが違っていても、法が優先だろう。従って、デザインの内規違反に気づいて、回収して廃棄するのは、当然の作業である。自分の判断、自分の良心で3500万円の無駄遣いを防止したら、喝采して賞賛してくれるだろうか。その点を考えた。既存の内規に抵抗して、勝ち目はあるのだろうか。

内規通り作り直し、ムダ遣いしたことを後から気づいて非難することは簡単である。人の尻馬に乗って、「アホだ!」とか、「バカだ!」と言うのはやさしい。一人で良心、信念で内規に反したことするのは難しいだろう。

憎くもない、敵と戦う際、「ヤーメタ!」と言ったら、敵前逃亡か、利敵行為として処分される。上からの指示が至上命令だ。内規というのは、そういうものだ。ここで考えなければならないのは、自然法思想だと思う。

Photo_3 映画バルトの楽園」は、第一次世界大戦中、中国の青島を占拠しているドイツ軍を日本軍が攻撃するところから始まる。日本軍の攻撃に、一人のドイツ兵は銃を日本軍に向って打つのではなく、空に向けてばかり打つ。それで、しょっ引かれて隊長に尋問されるシーンがあった。日本人妻と子があって、日本を憎めないという事情があった。日本軍攻撃は、国家として組織の意思だあり、それを逆らうことは許されない。組織というのは、間違った戦争でも、敵が憎い憎くない関係なく。攻撃するのが組織の意思だ。その意思、内規に絶対服従である。

Photo_2 もう一つの例、1989年、東京足立区で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件、加害少年らを彼は実名で報道して物議をかもした。そこには、「こんな『獣』みたいなヤツには人権は無い」と、自分の判断を押し通した。この判断が世間の評価が分かれる。この記事を書いたのは、勝谷誠彦。今後彼の既成社会への突破力を見守りたいと思う。

自然法思想とは、いくら規則や法に反しても、人間にとって正しい方を取るべきだという考えだ。水の波を残したデザインを作り直せば、相当額の税金が使われてしまう。内規を破るが、水の波のデザインを利用したほうがいい、そういう大所高所の判断と意識できるように、たとえ平課員も考えるべきだ。

個人の善意が、組織と戦うことになったら、みなさんはどいう行動とるのか知りたいものだ。組織の一員という生き方に疑問をもってしまったら、人はどう生きるべきか。自分の昇進や身の安全を第一にしてしまうのではないか。しみじみと考えてしまう一件だ。

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