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2009年3月 2日 (月)

白州次郎 乱暴者でイギリス紳士

Img_2256 白州次郎は、神戸芦屋の新興財閥の次男として生まれ、少年時代からスポーツカーを走らせ、同級生からは生意気なヤツと嫌がられていた。道路の真ん中で車を数人の同級生らに止められで、ケンカになって、傷だらけになって家に戻るような時期をすごしていたという。

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Image82 次郎は英語が得意で、教師の英語がヘタだからと、「Repeat after  me」というのに決して読もうとしない態度に出る。そこで、教師が注意すると「英語の家庭教師をつけてやる」という。それも、費用持ちで。この鼻持ちならない少年は、勉強もしないから、とオヤジから家に置けないから、イギリスへ行けという。それで、ケンブリッジ大学へ留学する。

白洲 次郎(しらす じろう、1902年2月17日~1985年11月28日)は、兵庫県芦屋市出身。白洲文平・芳子夫妻の次男として生まれる。
 大正8年(1919年)、旧制第一神戸中学校を卒業。神戸一中時代はサッカー部・野球部に所属し手のつけられない乱暴者として知られ、当時すでにペイジ・グレンブルックなどの高級外国車を乗り回し後のカーマニア・「オイリー・ボーイ」の片鱗を見せていた。同級生に作家で文化庁長官今日出海、中国文学者で文化功労者吉川幸次郎がいる。

A50e139f  昭和3年(1928年)、神戸市神戸区(現・中央区)で父の経営していた白洲商店が昭和金融恐慌の煽りを受け倒産したため、帰国を余儀なくされる。
 昭和4年(1929年)、英語新聞の「ジャパン・アドバタイザー」に就職し記者となる。伯爵・樺山愛輔の長男・丑二の紹介でその妹・正子と知り合って結婚。その後、セール・フレイザー商会取締役、日本食糧工業(後の日本水産)取締役(昭和12年(1937年)を歴任する。駐イギリス特命全権大使
吉田茂の面識を得、この頃、牛場友彦尾崎秀実とともに近衛文麿のブレーンとして行動。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)支配下の日本で吉田茂の側近として活躍、貿易庁(通商産業省)長官等をつとめる。独立復興後は、東北電力会長等を歴任。ウィキペディア(Wikipedia)

Img_2257 ケンブリッジで知り合いになった青年に「英語が世界どこでも通じると思うなよ」とけんか腰でいう。とにかく、アジアから来た青年のはったりか、肩に力をいれた様子だった。

授業の終わりのレポートを出して、自信満々だったが、間違いはないが、これでは、授業の丸写しだと、先生の酷評をもらう。日本人の発想からすれば、先生の言うそのままでいいが、イギリスの考えを教えられた瞬間だった。

Img_2258 「白州君、自己評価はどうかね?」
「自信はあります。少なくとも間違っていない」
「白州君、君の幻想をくじくつもり毛頭ないが、君の論文は評価に値しない。文体には何ら問題はないが。これは、私の教えたことを繰り返しているだけだ。他人の考えを鵜呑みにしてはいけない。まず、それを否定する。そして、再考することだ。私の求めるのは、模範的な正解ではない。各々のちっぽけな頭で考え抜いたこと、それが学問だ。」と白州が退席すると次に生徒の論文の評価をし始める。
 次の人には「君の論文は正しいことはいえないが、独創的だ。君の見解を聞かせてくれないか」。
 白州は自分のレポートを破り捨てて、「教授、このことは僕の求めていたことです」すると、「私の授業がムダにならなくて何よりだ」と教授がいう。

学問、特に大学で発表する論文は、教授の一言一句をリピートすれば模範解答だ、と思う日本人的な思考を打ち砕く瞬間だった。日本では自説を述べる習慣がないので、権威ある意見に従ってそれを正しいと思い勝ちだ。

否定して再考するのは、労力が必要だし、結論に導くまでにたくさんの資料も必要だ。そうするより、見栄えのいい既成の権威ある意見に沿って書いてしまう。独創性よりできばえに偏りがちだ。独創性を重んじないと、他人の出来合いで模倣に走ってしまう。

独創的な意見を日本で言った場合、評価されない場合が多い。和を重んじる日本では、独創はタブー、まあせいぜい半歩先程度の独創性でないと、認められない場合が多い。

欧米では、そういう独創的な文化を重んじるんだ、ということを白州次郎が留学で最初に学んだことだった。

Img_2262Img_2263 白州家の事業が父の代で失敗して、帰国する。昭和の始めだ。帰国して百科事典の翻訳とかなにかっているうちに、貴族院議員伯爵樺山娘正子と知り合う。正子もアメリカ留学から帰国していたので、西洋的な考えの両者は意気投合。

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