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2009年1月20日 (火)

大地の記録 早川巳代治と有島武郎

Hitori 教育学部のゼミ  教育学部社会科学課程のPhoto卒論授業は、テキストなしで進めていた。 政治経済学部のゼミ 政治経済の卒論は、テキストはJ・ティンバーゲンを使っていた。

早川巳代治先生は、小樽出身の 経済学者で文学者。改めて認識している。私が習ったのは、晩年も最後の年だった。卒論の担当教授ということで接しただけで、先生のバックグランドは知らなかった。先生も文学について一切語らなかった。学生には、どの先生も同じように見えていた。のんきなものだった。夏休み中の昭和37年8月22日に倒れ入院し、28日に逝去。病名は脳軟化症。

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 有島武郎の家まで訪問して、親しく教えを受けて、文学の面でも、作品を書いている。どちらかといえば、少年時代、病気で床に伏せっている間に、イプセンやホイットマンや高山樗牛を読むようになり、文学に目覚めた。北大予科(札幌農学校)で有島武郎の影響を受け、まあ、有島武郎がまだ有名人でなかったのか、強引に先生の家まで押しかけている。

 早稲田のどの先生も似たようなもので、私が知っている早川先生はまん丸のめがねレンズで、明治の生き残りのような印象であった。まさか文学に造詣が深いとは思わなかった。教育学部はそんな生徒ばかりだから、気楽なクラスだったろう。

その証拠に、政経学部の写真では、本気な学生が多いから、神経がピリっとしているような印象だ。ゼミの写真はわがクラスでの先生はリラックスしている。言ってみれば、できの悪い子ほどかわいいというじゃない?大学院政経研究科、商学研究科、第一政経、教育学部、理工学部で授業をもっていた。

住まいは、新宿区の大京町に転居していた。そこでは、上京した息子と没年まで一緒に自炊して暮らしていた。

 経済学については、大正10年ドイツボン大学留学、大正12年ベルリン大学へ。第一次世界大戦で破れたドイツの窮乏生活のなかで思索の時を送った。下宿の娘が栄養失調で死んでいる。カレ自身も過労から鼻を悪くして手術を受けた。

 自身の家の歴史から題材を得て、いくつか作品を書いている。一番の大作が「土と人」だ。
第1部:根、昭和4年~7年未開の地がどう開拓されていったか、
第2部:処女地、
第3部:土から生まれるもの、
第4部:生ける地、壮大なテーマで北海道の生い立ちを過酷な労働と逆境のなかで、大地との闘いを描いている。

早川先生の三代前の祖父が、新潟から小樽へ移り住んだ開拓者として小樽の大地主であり、地場産業を作って財をなしている。

資料は、市立小樽文学館開館10周年記念特別展「大地の記録 早川巳代治と有島武郎」を参考にしました。同時期、政治経済学部で同教授のゼミを受けていた小川さんから、資料をお借りしたことを付記しておく。小川さんと歓談して、多くの貴重なご意見を頂いた。

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コメント

初めまして。ぐうぜん貴ブログを拝読しました。「早川巳代治」の名前は、シュンペーター来日時(1931)の記録にあります。一方、「早川三代治」に関しては、経済学者兼文学者として知っておりました。もちろん同一人物なのですが、「巳」と「三」を使い分けていたのでしょうか? 早稲田大学教授時代は「巳代治」だったのでしょうか? ちなみに、図書館で調べてみますと、出版物はの著者名は全て「三代治」です。

投稿: TSUBOI | 2010年1月19日 (火) 15時35分

 はじめまして、本日のホームカミングデーで同じゼミ生の小川さんからインターネットで早川三代治先生のことが分かると教えられて早速拝見させて頂きました。私は、政経学部経済学科で子息と同級生でしたので先生の記事には興味があります。
 先生の「土と人第五部『地飢ゆ』」が中央公論事業出版から今年の4月に出版され読みました。一部~四部は読んでいませんが五部だけでも独立した作品として読めました。

西村 享様
土と人第五部『地飢ゆ』お読みになりましたか。島崎藤村の賞賛される早川三代治先生だけあって、ごまかしのない写実に迫力を感じました。地飢ゆ・・・というだけあって、農業の苦しみ、悩みが読者にも苦しみが伝わって、読んでいてつらかったです。

投稿: 西村 享 | 2012年10月21日 (日) 18時21分

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