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2008年12月24日 (水)

靴投げたイラク ジョーク返すブッシュ

Photo いつもアメリカ側の報道を見ている日本の1市民としては、靴を投げたイラクのテレビ記者、ムンタアゼル記者の行動を逮捕すべき人物である、として見ている。

西側からしか判断していていいのか、その点をいつも迷う。今アラブ側の報道では、ムンタアゼル記者は今や英雄に扱われ、アラブの富豪は、彼の靴を9億円で買うと名乗り出た。

逮捕されて連れ出された後、映像が止まって、すぐ後の映像はブッシュ大統領が「靴のサイズは10だった」とジョークを飛ばす表情になっていた。

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この間に何があったか、一般に知られてないように報道規制をしている。ムンタアゼル記者が靴を投げながら「アメリカのやっていることは、イラクへの・・・」なんとか、大声で叫んだら、周りに記者から拍手が起こった。その回りにいた三人の記者が続いて逮捕されて連れ出された。この間はテレビカメラは全員止めさせられていた。だから、映像はない。記者会見に出た人から、聞きだしたと報道していた。ムンタアゼル記者は、逮捕の際、肋骨と腕の骨を骨折させられたという。

アラブの富豪が9億円で買うと申し出た「あの靴」は、爆薬が仕掛けてないか、靴底を剥がして解体されてしまった。惜折角値がついたのに、おしいことをした、なんて思っている向きには残念であるが、元に戻らない。

日本人からすると、アラブのイスラム信者達が、戦争に負けたならもっと素直に従えばいいのに、と思うが、それがそうはいかない。イラクの人と接触ななかったのでよくわからないが、イランとイラク戦争のさい戦場へ出たイラン人を取材したことがある。

Upi0307pe04_2Georgebushpicture11_2イランのパーレビー王朝時代、アメリカの石油メジャーが深く入り込んでいて、いい思いをしていたが、ホメイニ師で革命で宗教色の濃い国にして、アメリカを敵に回して貧乏な国になった。それをイラクをアメリカが応援してイランをやっつける戦争を仕掛けた。

それが、イランとイラク戦争(イライラ戦争)それがまあ主たる理由になるが、アメリカが大嫌い、そういうイラン人が極めて多い。それを口にするか、しないかの違いはあっても、反米、嫌米のイラン人が多い。アメリカに尻尾を振れば、アメリカの支援は受けられると知っているが、プライド、メンツから、絶対しない。

このプライドは、すぐカネに転ぶ日本人は見習うべき点かもしれない。私の取材したイラン人の中に、その政治色の強い人がいたのかもしれないが、数人のイラン人が口をそろえて、アメリカのやり方を強烈に批判していた。いくら貧しくても、アメリカの言いなりにならない、それを強調していた。日本語はこの一年で覚えたばかりのようで、つたなかったが、意思の強さは十分伝わってきた。

イスラムの宗教がバックボーンにあるせいか、一律キリスト教思想の考えに染めてしまう姿勢を嫌う。その思想、心情の強制にモノ凄い反発を感じているのが見えた。日本人にはあまり見ない反発だった。宗教的な信念の強さだろうか。

ブッシュの言った「サイズ10」というアメリカンジョークを聞かされて、またカーッとなるのじゃないか。バカにした心情だろう。かなりコントロールのいい靴の放物線をブッシュはうまく避けた。普通なら直撃を食うところだった。小泉さんとキャッチボールするくらい野球好きで運動神経がいいのか、靴の飛んでくるのが見えたのだろう。

200pxiraq252c_saddam_hussein_252822 アメリカの貿易センタービルで3000人が死んで、911事件が「テロとの闘い」のきっかけになったが、イラクへ出征して4000人を超すアメリカ軍に死者を出してしまった。イラク人はその10倍以上殺殺されて、平和になったわけでもない。サダム・フセイン大統領に任せていたほうがよかったのではないか。敵国なら何人殺しても、罪にならないのか、この論理がよくわからない。

一番地味な意見だったが、9.11でアメリカがカーッとなったとき、私は「ここで逆襲するより、ガマン」と思った。昭和20年代に戦争放棄の憲法を学んだ世代としては、そう思うのは当然のなりゆき、と思われるかもしれないが、ベトナム戦争になる危惧を感じた。

それをアメリカに賛成する小泉さん、すぐ乗っかってしまった。クエートへ侵攻して、西側の国々では、花火のようなバーチャルな映像でこれが戦争だと思わされていた。

その戦火の下では、イラクの国民は塗炭の苦しみを味わっている。それをイラクの東大とも言われる大学を出たムンタアゼル記者は、イラク国民の気持ちを言わざるを得なかったのだろう。今、この記者は、国民的な英雄になって、減刑デモが連日続いている。これは、普通15年は牢に入れられる罪ならしい。

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