緒形拳が貴乃花へ贈った「不惜身命」
ふしゃくしんみょう・・・不惜身命、命を惜しまず懸命に尽くしなさい、という言葉、これは、貴乃花が横綱昇進したさい、使者へ答えた言葉で使って、世間が「不惜身命」という言葉を知った。
不惜身命。但惜身命。(解説)
↑中津川市の友人から送って頂いた中日新聞。ありがとう。 「不惜身命」は、仏教用語らしいが、緒形拳が貴乃花にこの言葉をプレゼントして、「オレが教えたなんて言わないでいいぞ」と言ったら、彼はそれを守って、
一言もいわないかった。だから、貴乃花が「不惜身命」と口上で使ったとき、彼、案外気の効いた言葉つかうじゃないか、と思ったものだ。モンゴルの横綱みたいに、楽して綱を維持したいものだが、そうじゃなくて、コツコツ稽古して横綱を守る、これが緒形拳の教えだった。
これが貴乃花には心に響いたのだね。お兄ちゃんよりまじめタイプで、「不惜身命」をモットーにして、横綱時代の励みにしていたという。
お父さんが、筆で文字を書く人だったから、それを見て、小学生の頃から筆で字を書いていたらしい。彼の時代、小学校か、中学生の時は、習字が盛んだったと思う。多分基礎がしっかりできているから、崩しても様になるのだろう。
絵手紙作家小池家さんの展覧会フラっと入ってきて、じっと見つめて帰っていった、そうだ。「緒形拳だ」とわかったから、色紙を書いてもらいたい、と思ったが、声をかけられないうちに帰ってしまったので、手紙を出したら、「面白かったです。緒形拳」と一言書いたハガキが来たという。緒形拳らしい、といえば、らしいハガキだ。それ以後、手紙だけの付き合いだという。言葉を交わしたことは一度もない。
お暇な時いや気が向かれた時 住所のゴム印彫っていただけますか。面倒でしたら、忘れて下さい. 。不思議な文章で、独特な味わいがある。
そして、印を送ると、その返事がきた。蛇と「ありがとう!緒形拳」それだけでおしまい。短い手紙で書いていいなら、もっと手紙が書けそうなきになる。自分という存在に自信がないと、書けないものだろう。

短い手紙ではヨーロッパには、こんな話がある。作家が「?」と出版元にだしたら、返ってきた返事が「!」だったというのだ。この「?意味は」(出版した本の売れ行きはどうだ?)、出版元から来た「!」の意味は(すごい、すごい大いに売れている)。こういうやり取りを教科書で読んだことがある。
年賀状もごらんの通り、短文か、単語で終えている。まあ、もらった側は、「緒形拳から来た」
でいいのだから、用は足りている。必要な用事はメールなり、電話で伝えればいいのだから、まあ、そういうことだ。
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