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2008年6月10日 (火)

秋葉原無差別殺傷男の問題点は何か

0174 秋葉原無差別殺傷を起こした理由として、青年加藤智大(25歳)青年は、自分の人生がうまくいっていないことを挙げていた。彼自身の内面にある不平不満、これに注目したい。

0178 彼は、中学までは秀才で優等生でいいお子さんだと、近所で知っている人は言っている。中学までできていたが、高校へ入ってから、急に成績不良で勉強に意欲がでない、そういう人はいる。珍しいことではない。

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アノ人よくできると注目されていたのに、高校に行ってからさえない、という生徒は案外いる。これは、俗説かもしれないが、女子は、高校になると男子に学力で抜かされる時期がある。女子の場合は、この問題ではないから、これは追求しない。

0180 彼は出身校で学校一の優秀な生徒であったらしい。ところが、優秀な人ばかり集まる優秀名門校、青森高校で、彼は自称「ビリ」と言っていた。実際は、360人中300番だといわれている。出来ない子からすれば、仕方がない順位かもしれない。出身中学で一番でプライドの高い彼には、劣等感の理由にしかならない。繊細で自負心の強い彼にしては、傷付けられる毎日であっただろう。

0187 開成中学で入った少年が、両親を金属バットで殴り殺した事件が30年くらい前にあった。成績が芳しくないことが、根底にあった。優秀な成績であった生徒が、できる生徒ばっかりの中にはっいて、中以下の順位で注目もされない、というのは普通の人にはわかり難いが、彼らには屈辱である。

0185 田舎の高校でさえ、普通科で進学コースとなると、近隣市町村の中学からクラスのトップばかりから集まってくる。そうすると、その中で上、中、下が生じる。中学では「5」取っていても、高校の進学コースでは「4」の評価だと巷間では言われていた。そのくらいギャップがある。

0188大澤弁護士でさえも、彼加藤智大の経歴と似て、高校時代に成績の点でコンプレックスを感じて落ち込んだ時期があって、苦しんだという。弁護士の大澤さんでさえ、中学から高校へ行くと急にガクっと自信がもてない時期がある。高校時代が一番暗かった、と述懐していた。大澤さんにそう言って頂けると、何だオレだけじゃないのか、と安心してカミングアウトできる。

0176_2 高校時代は、本当に中学までのラクチンだった勉強法では付いていけなくなる。これで多くの生徒は落ちこぼれる。日本の学校制度はこうやって、多くの生徒が自信を失うようになってしまう。それを克服するのは、努力、努力しかない。これがキツイからドロップアウトして不良になる。それでも自分の場、才能、方向を見つけたときに不良から紳介さんま変身する。

日本の学校制度では、結局東大の医学部、理Ⅲに入れるホンの一握りしか、成功者、優秀な生徒はではない。そういう理屈になる。成績優秀なキャリアの官僚は、日本の指導者になったはいいが、自分の将来を安泰に天下りしか考えないとか、欠陥人間になる。某省の官僚になった人の母が、「ウチの息子は、欠陥人間」と私に言っていた。確か、結婚しても子供ができる前に離婚してしまった。我慢が利かないのかな。人間、多少難あり、B級ブランドが使い易いんだよ小さな幸せを見つける名人になると人生楽しいんだ。

0157 学力信仰が日本社会にある限り、生徒からこの劣等感は拭い去ることはできない。学力は、学習の楽しさを教えるというより、勉強で快感を感じるのは、他人より出来て、他人に勝つこと、これが勉強の楽しさであるかぎり、成績が上がることが最高の価値であり、できないと劣等感に直結して、人生の敗者になる。青森のトップ校、青森高校では、加藤智大(25歳)青年は、挫折を味わってしまった。

0163 自分の思い込みを一番正しい情報と信じているフシがある。だから、ビリだ、ビリだと思っていただろう。勤務先の自動車工場でつなぎ(作業服)がない、隠されたと思い込んで、キレて大騒ぎして「オレに嫌がらせして、リストラしようとしている!」とそのまま会社から帰ってしまう行動を取ったのも、思い込みのようだ。作業服は出てきたし、リストラ対象でもなかった。

0165もう一つの理由として、自分に彼女がいれば、こんなに落ち込んだり、自暴自棄にならなかった、と自供している。短絡的だ。犯罪犯す人は、そういう短絡的な思考回路がないと犯せないだろうが。

0172 個人の資質ばかり言い募ったが、こうして非正規社員として勤めていると、努力しても正規社員にはなれないという、日本社会のゆがみがずうっと続く。上がり目がない。今、3人に一人が非正規社員である。若者だけ、20代を見ると、半数が非正規社員で不安定な身分で、彼女もできないし、結婚の見込みもない。暗い気分に陥る。何か、この晴れない気分が、10年、15年と続くと、スカッとしてい、と思う。

身障者だったSさん、樺太カラフトで子ども時代を過ごし、時計を修理する技術者になり、お金持ちのボンボンの時計屋さんに使われていた。いつも不平をこぼしていた。いつも「機関銃でババババと何百人も殺してやりたい」と話していた。「スカっとする。死ぬならそうしたい」そう彼が言っていたのを思い出した。

格差社会が人間を追い詰めている。この現実はある。これを無視して個人の側面ばかりを言い募ることはできない。法律は個人は取り締まるが、社会の不公正はどうしようもないのだろうか。選挙で社会をどうしたらいいのか、真剣に考えないと、自然や環境が悪くなると同様に、精神的、経済的に圧迫される。

命がいらないと思ったら、大抵のことはできる。今回の事件は、池田小学校で8人の児童を殺した宅間某の模倣犯だといわれているが、土浦の事件も脳裏にあったという。秋葉原という場所を選んでやったから、次は銀座、新宿と有名な場所を舞台にしてやる模倣犯が出ないとも限らない。被害当事者の文章

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コメント

彼は出身校で学校一の優秀な生徒であったらしい。ところが、優秀な人ばかり集まる優秀名門校、青森高校で、彼は自称「ビリ」と言っていた。実際は、360人中300番だといわれている。

投稿: | 2011年1月25日 (火) 22時20分

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