塗装ニスを窓板に塗る
窓を開けたまま、雨が降り出して窓枠の板が濡れてそれが何回か続くと、塗料がはげてくる。白っぽい板がむき出しになる。こうなると、木の劣化が早くなる。鉄製の手すりも酸化してサビが出て、もろくなる。
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きょうは、まあ簡単なニス塗りをしてみようと、4年か5年前に買ったニスを出してきた。中の液体は密封してあるから、ブヨンブヨンと動いているから、使える。日曜日に刷毛を買っていた。雨も上がったから、さて始めるか、とニスの栓をひねると、いやはや固いのなんの、ビクともしない。何度栓をひねっても、動こうとしない。手の皮がねじれて痛くなる。私の力不足にあきれる。
4年、5年前という時間の経過が、最近と思えてしまう私自身がちょとおかしいかもれないが、使えるニスにこだわった。栓に輪ゴムを巻いて、摩擦抵抗を多くしてと再度ひねるがまだ空かない。なぜ空かないのか?わかるかな。
ニスが栓蓋の周りにくっついているんだ、と気づいて、鍋にお湯を沸かした。沸騰する少し前くらいの温度にしてニスの瓶の頭を突っ込んで膨張させた。多少熱い栓に輪ゴムを巻いてひねった。ニスが溶けて手応えがあった。この間、30分以上。少し動けば、もう大丈夫。ソロソロと動き、ようやくニスの液体を出せる。
ニスの液体に15%水をませるように書いてある。液体を入れる容器、容器・・・と探して、案外使えるモノはないものである。
小さな器を探して、そこへトクトクと30CC程度入れて、塗る。容器にはいたニスを刷毛につけて塗る。本当は、板をヤスリで摺って、トノコを塗ったあとにニスを塗るのがいいのだが、まあ、勘弁してもらって、ヒト刷毛塗ってみる。はげ落ちた白木部分を茶色のニスで隠していく。そう広い場所でもないから、10分もかからないうちに終わりだ。
トノコ(砥の粉)を塗る作業は、中学時代の知識である。出身中学には生徒工場というのがあって、工作室は主に生徒の工作作製する教室で、ほかには活版印刷の機械も買って運動会のプログラムも作成した。裁断機もあって、黒紙でアルバム製本の最後に裁断するのだが、Mちゃんが薬指のつめを半分裁断してしまった事故があった。その後は生徒一人では使わせなかった。
生徒工場は、理科実験室より大きな場所で技術工作が盛んであった。都会の中学では鉋カンナや鋸のこぎりを使う勉強はしなくていいのだろうか。本立てを作ったり、鍋敷きを作った。中学二年の農繁期休暇(2中では職業実習期間と称した)には、大工実習を選択して、先生に内緒で雀を打ち落とす目的で木銃パチンコを作った。
これだけ準備に時間がかかったのだから、どこか他にも塗るところがないか、探して雨で白木状態になっている所を探しては塗る。塗ったあと、そんなに簡単には乾かないのがもどかしい。
油性のニスを刷毛についているから、このまま放置したら、カチンカチンになって二度と使えなくなる。それをお湯で洗っても刷毛にこびりついている。手で搾ってもだめだから、ベンジンみたいなうすめ油に刷毛をつけてそれをしぼらないで、そのまま包んだが、これでいいのだろうか。
ニスを入れた器の後始末も刷毛の処理も、慣れないと面倒だ。ニス塗るかでなら簡単だが、前、後の処理に手間が掛かる。
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