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2008年1月 7日 (月)

ヨーロッパ山中で半死半生の事故

 広々とした所沢のリハビリセンター(国立)だった。関散とした庭に車椅子の人が読書している。そんな景色を見ながら、4偕ナースセンターへいくと誰もいない。困っていると、そのフロアにも車椅子の男性がいた。「突き当たりの部屋に看護士さんいます」と教えてくれた。ナース控え室へ行って看護士を連れてきて「誰に面会?」ときかれて「Hさん」といいながら記帳していると、目の前の人を指さして「その人ですよ」と看護士が言った。

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8091 さっき「看護士はあの突き当たりの部屋をノックすると出てきます」と教えてくれた車椅子の人、えッと顔を見ると、H氏だった。面影は確かに残っている。しかし、私の知らない疲れが顔に出ている表情だ。

Photo 現地ガイドを含めて、5人のメンバー(神戸大ワンゲル部OB)でアルプス山脈の一角(オーストリア、インスブルッグ南数十キロ、イタリアに近いところ)をトレッキング(オプションツア)を楽しんでいるさなか、彼が足を滑らして、谷間に転落したのである。傾斜が45度で、用心していればコワイ谷間でもなんでもない場所。写真を見せてもらったが、事故が起こるような場所ではない。

Photo_2 後を振り向いた瞬間に落ちたと、同行者からきいたと、付き添い息子さんが説明してくれた。昨年の6月、オーストラリアの山、オーバグルグルをトレッキング中、転落、第七と第八脊髄を損傷して、下半身麻痺で腹式呼吸が困難な状態、意識不明になったのである。オーストリアの病院で緊急手術を受けた。その間も意識はまるでない。日本への搬送は、オーストリアの病院で手術して約一ヵ月後。

ルフトハンザ航空で人工呼吸器つき設備を機内にしつらえて、日本に帰ってきたが、分らない言葉(ドイツ語)が飛び交っているのはおぼろげに分っていたが、その後は彼の記憶にはない。成田から立川の救急病院に着いて二日目か、三日目で日本語が飛び交っていることで、やっと日本にいると気づき意識が戻った。今でも、今日が何月何日か、はっきりしていない。

話はよくしてくれるが、多少寝ぼけているような感じがある。数字の概念があいまいだったり、人の話を聞かないことが多そうだ。関東の土地勘がないことも加わり、一体どこにいるかわからないという。

01 トレッキングは5人で、現地ガイドが先頭で、彼が次に歩いていた。なぜ彼は転倒して80メートルも転落したのか、彼は記憶がないという。同行の方がいうには、後ろを振り返って、足を滑らして転落した、とか。傾斜は45度あるが、草花の多い土地である。その所々に石が飛び出していて、それが最初に頭から落ちて、石が頚椎に当ったのだろうか。足を滑らすか、転ぶなら柔道の受身をしてほしい。そんなことを後から言ってもせん無いことだが。運としか、いいようがない。

西武線で池袋から石神井公園、ひばりが丘、所沢で準急で行くと30分掛からない。所沢で乗換え、隣の航空公園駅で下車、歩いて15分。所沢の町はおしゃれな郊外型ののがスケールが大きい。相模大野も郊外衛星都市だが、民間の味があるが、所沢は民間色が薄い。

02ヘリが迎えに来た場所中央に人が豆粒ほどに見える。 現場から救助依頼の電話したら、まず飛行機が来て、ロープでするすると下りてきて、「保険があるか」確かめたという。それで、彼のカバンを空けたら、保険一式が入っていて、すぐヘリが飛んできて収容してくれたという。これ、保険がないと、支払ってもらえない場合が多いので、こうはスムースにコトが運ばないらしい。

旅行を申し込む際、海外保険料6000円を払ったのは、一緒に行った中では彼一人で、他の人は保険を付けていなかった。その彼に事故が来てしまうのも皮肉ではあるが、本当によかった。

息子たち3人が現地に行った費用、提携している医師と看護婦、通訳がついて、現地の病院の処置についての説明を聞いてもらえる。帰りの飛行機では、ルフトハンザ側の看護婦も着き添って、日本からの医師が行って滞在して一緒に帰ってきたから、その費用だけでも1千万円近くかかっている。6000円の保険が利いて、随分助かったという点を強調していた。

8095_2まだ表情が少ないが、だいぶ回復した。 麻痺しているのは、下半身で、小便、大便は垂れ流しでチューブを付けている。あと、手指が動かないので、ボタンをはめるとか、細かい作業がまるでできない。今、指先が動くようにリハビリ中、パソコンを打てるようにしたいという。「命があっただけでも、よかった。」と何度も語っていた。00008_14

南米の旅、イグアスの滝、マチュピチュ   さわやか 早川芳男さん   ヨーロッパ山中で半死半生の事故

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