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2007年11月10日 (土)

千手観音天使たちの夢・・・

Kif_6847 京劇とは違い、これは新しい中国の芸術。新しい観点から、美というか、感動の真理を探り当てたようなもの。この魅力はセクシーさで捉えられない。「悩んでいたら、見にきて欲しい」と言われるのは、千手観音の癒しかも。

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この千手観音の先頭の顔になっている少女魏さんを中心に ドキュメンタリー映像が 構成されていた。

Kif_6878

この少女達は、聾唖でありながら、踊りのセンスのいい子が21人でグループになっている。先頭になっている魏さん、踊りのセンスを買われて、選ばれた。彼女たちとは別に一軍がいるのだが、その一軍の先頭の少女プリマドンナに憧れて、この千手観音に加わったという。もちろん、選ぶコーチがいるわけだが、選ぶポイントは「目、目が語りかけるものを持っていること」だそうだ。少女に訴える力があるから、選ばれたのだろう。

この少女魏さんは15歳で、千手観音の二軍として育成中のグループである。一軍は今ドイツで公演巡業中である。二軍は上海で今度の公演で、まだ数回の経験しかない。一軍先頭の女性は、もっと微笑みがあった。しかし、この少女のけなげな姿勢には感動した。

Kif_6844 魏さんの目は少し細い。これを本人も気にしているようで、日記帳に目をいくつもノート一杯描いていた。魏さんの仲良し、二番手の王さん16歳は、目がはっきりしている。二人はコーチから注目されている。千手観音踊りチームのトップ二人をもっと伸びてほしいと思っている。「本物の千手観音を見て、踊りのヒントにしなさい」と特急で8時間かかる寺へ行かせる。

Kif_6837 それは魏さんの実家の近くである。列車の中で、魏さんは「家は複雑なの」と王さんに話す。魏さんが三歳のとき、高熱で聴覚を失って、家の中がゴタゴタして、或る日、父は「タバコを買いに行く」と言ったまま、戻ってこなかった。それから12年、一度も父に会っていないという。母は一年前に再婚した。画面上では、新しい父は出てこなかった。

Kif_6846 母、祖父母、親戚の人に囲まれて食事していると、幸せそうだ。祖父63歳は、少女が中国の代表的な千手観音のトップスターになって、願いをかなえている姿を見て、嬉しそうだ。出身校である身障者学校、みんな聾唖者のようだ。そこへ学校訪問すると、魏さんの活躍を知っているから、アイドルのように見られて、大歓迎である。

上海公演のため、本物の千手観音を参詣に行く。その前で、魏さん王さんは踊る。本物の千手観音を見てどう変わったというわけではないが、故郷の人々と会って、リラックスしたのだろう。これは、多分コーチの配慮であろう。

上海公演はメンバーの身内の人も多く見に来たようだ。一万五千人が入れるような大会場でぎっしり人で埋まっていた。千手観音の踊りが始まった。母は王さんのお母さんと一緒に見に来て涙を流していた。音が聞こえないハンデイを乗り越えてきた娘の晴れ舞台を感動してるようだ。

Kif_6871 帰宅したとき食事しながら、母は語っていた。一度も耳が聞こえないと思っていないと、母は強かった。家の中では手話ではなく、相手の口元を見て唇読で理解させ、正しい言葉も発するようにさせた。娘が泣いても、唇読を覚えさせ、声も出させた。それで、話ができるようになった。父が家に戻らなくなって12年、母はなりふりかまわず、野菜の行商で子供を育てた。

Kif_6856 テレビスタッフが、魏さんが会いたいと言っていた父とコンタクトとって、上海公演へ呼んでいた。しかし、父は、自分の12年の空白をとがめて会場へ入れないでいた。ようやく終盤になって、娘が先頭で踊っている姿を見に会場に入る。終わると、母親は娘と抱き合って喜んでいたが、父は終わるとすぐ帰路に着こうとする。

Kif_6858 「娘さんに会いたくないですか」スタッフの呼びかけで、父は路上で立ち止まる。そりゃ、会いたい、その心を押さえている。父は娘の宿泊ホテルへ向かう。フロントで舞踏団団長に電話して、「娘に会わせてもらえませんか」と伝える。短い時間なら、ということで許可された。事前にスタッフが根回ししているような印象がある。

Kif_6867 「あのエレベータで降りてくる」と、父は落ち着いているようだが、緊張している。娘が来て、「大きくなった」と12年ぶりの父と娘、ぎこちないようであったが、娘はすぐ父の胸で涙、涙。娘に0歳時の写真、3歳時の写真見せて、「誰かわかるか」魏さんは父に抱かれて「私?」と自分を指さす。

日本人より中国人は愛情表現がストレートだ。頬、額に父は唇をつけた。12年離れていた15歳の娘を抱擁して、キスしたり、できるだろうか。娘も一気に三才に戻ってしまったのかもしれない。

五分の邂逅であったが、二人の間のわだかまりはかなり溶けただろう。これらは、このテレビを見るものには感動を与えたが、かなり、テレビクルーの作為が含まれているんだろう、多分。

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