「水環境シンポジュウムin四万十川」があり、アグネスチャンが講師として講演をした。昨年も、シンポジュウムの録音起こしを引き受けたが、今年も8本のテープを依頼された。
アグネスの発音は、彼女の話は言いたいことはわかるが、聞き取りにくい。録音起こしは80%わかっても役目を果たさない。100%を文字化を要求される仕事。舌足らずで高速しゃべりをされると、何が言いたいの?という状態になる。彼女は興が乗ってくると、テニオハが飛ぶし、言いたいことが日本語回路に追いついていない。
自分の話し方を録音で聞いたら、この下手なしゃべり、誰?と思ったら、自分だったと、講演中に聴衆を笑わせていた。
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今から22年前、1985年。アフリカのエチオピアという国では、干ばつと内戦で100万単位の人達が飢えで死んでいく。日本はとても豊かになりました。私の故郷中国でさえ飢えで死ぬ人がいなくなってきたんですよ。(アフリカの最貧国ソマリアと隣りあうエチオピアは、ローマ、東京オリンピックで二度マラソンで優勝したアベベの国。)
その年私は24時間テレビの総合司会として選ばれたんです。私はもう頼み込んで頼み込んで行かせてくれ。内戦中で危険だからだめだと。大丈夫だから、と、どうしても行ってみたかったんです。子ども達がこんなに困っているんだから行ってみたい、と頼み込んで、行かせてもらいました。(かなり文法無視してしゃべっているでしょ。)
募金で作られたキャンプは北のスリンカ村というところ。北に行くにつれて大地が砂漠化されているかよく分かりました。本当に草1つ生えてないんです。ちょっとでも風が吹くと砂嵐です。まして車を走らせますからぼうぼう砂煙が舞う。
貧困で燃料がないので、木を切りすぎる。木を切りすぎると雨が降ってもその雨を貯めておく装置がなくなる。しかも木を切ってしまうから、雨が降ると浸透できずに雨水は地表の土を流して、だからものがなかなか木が育たない。頻繁に繰り返される干ばつ、温暖化です。地下が多少温まってCO2が増え、二酸化炭素が増え、ますます砂漠は広がっている。
私たちは痩せている人のことを「骨と皮しかない」と言うんですけど、確かにそうです。でも痩せて骨と皮がくっついていないんです。後ろから見ると1枚の皮がぶらさがっていて、歩いていると、お尻のところが揺れる。親はそうなっても子どもを背中に乗せます。子どもは必死に1枚の皮を引っ張って乗ってる。這いずりながら移動している家族を何組も見てしまいました。
初めて車が止められたのは検問。止まると、多くの人が集まって車の窓に手をつけたり、顔をつけて、「助けて、助けて、この子を何とかして」とやってくる。降りて助けてあげようと思ったら、検問の軍人が「あ、もう行け行け、早く行け」とか言う。再び車を走らせなきゃいけない。もう1度窓を見てみる。窓ガラスの外側は皆さんの掌の膿と血でべっちょりいっぱいになりました。私は思わず「えーっ」と言ってしまった。
そうしたら現地の人が言ったんです。「そうか、あなたたちにとってはもう忘れかけている病気ですか。私たちにとってはまだ命取りなんですよ。ハンセン氏病、皮膚病、赤痢、コレラ、マラリア、フィラや。今ウィルスが入っていて、それが移ったら大量出血して一晩もたないんですよ。水もないし薬もないから、こんなにいっぺんにたくさんの人が死んでしまう。あなたも気をつけてくださいね」と言われた。
初めて車から降りると向こうの子ども達がうわーっと寄ってきた。子ども達が寄って来ると、すごい埃とにおい。でも何よりもすごかったのは、ハイの村だった。(子供たちは)真っ黒なクモと同じように、音を立てながらずーっとすり寄ってくる。びっくりして思わず私たちはざざっと後ろに下がったんです。私たちが逃げたので、子ども達も戸惑った。ほんの一瞬です。
私は自分のことがイヤになってしまいました。何が福祉、何がボランティアだ。せっかく子ども達が近寄って来たのに。(私は)子ども達のために来たんでしょう?何恐がってるの、早く行けよ、と自分を責めている間にぱっと子ども達が散ったの。というのは、袋の中に入っているわずかな麦の粒が落ちてきたんです。それを目がけて子ども達は一斉にトラックの下に潜り込んで、麦なのか砂なのかかまわずわーっと口に押し込むんです。生の麦です。皮が付いてます。砂です。それをじゃりじゃりじゃりじゃりと食べちゃうの。
「Agunesu.mp3」をダウンロード ←クリックしてください。1分
一緒に歌って遊ぼうと思っても、子供が近づいてこないので現地の言葉を教わって、替え歌を作ったんです。それが――
トゥールルッチトリマッチョ トリマッチョ トリマッチョ トゥールルッチトリマッチョ ワーダムネ トゥールルッチ かわいい子ね 皆さんお元気ですか。ワダムネというのはお友達という意味だったんです。
歌っているうちに何か伝わったのか、1人2人3人4人と立ち上がった。立つとどのぐらい細いかよく分かりました。太ももなんか私の指3本とか4本分ぐらいしかない。それで子ども達は何をし始めたかというと、踊り出したんです。現地の踊り、スクシタっていう踊りなんですけど、こう、エーヤハヤ、エーヤハヤ、エーヤハヤで…踊りながら私を歓迎しようとしたんです。大胆な子は私の歌に合いの手を入れるんですよ。向こうの音楽のパターンというのは、ハンニャ、ハンニャ、ハンニャ、ハンニャというようなパターンが多いんです。だから私が「トゥールルッチトリマッチョ」と言うと、子ども達が「アタララッチョ、アタララッチョ」とやるんですよ。
水と空気は恵まれている日本にいる我々には、砂漠にいる貧しい人々に重いが到らないが、アグネスは外国を良く知っている。ユニセフ大使を務めてているし、心がある。努力の人だ。
水の大切なこと、日本人はそれを知らない。アフリカの食べるものがないその現状も伝えたいのだ、ということ。それをアグネスに代わって、お伝えできただろうか。
1985年、日本テレビの『24時間テレビ』のために、旱魃による食料不足状態にあったエチオピアを取材。単に悲惨な情況を伝えるだけでなく、「ロンドン橋落ちた」の替え歌をアムハラ語で歌って現地の子供と交流する様子も伝えられた。翌年、元マネージャーの金子力(現所属事務所社長)と結婚し、カナダで長男を出産した。翌年子連れでの仕事を再開.すると、林真理子が『いい加減にしてよ、アグネス』で批判した。これを端初にアグネス論争が起き、「アグネス」が新語・流行語大賞大衆賞を受賞。
アグネス・チャン(Agnes Miling Kaneko Chan、中国名:陳美齡(チャン・メイリン)、日本名:金子 陳美齢(かねこ チャンメイリン)、1955年8月20日 - )は、イギリス領香港(当時)生まれの歌手、大学教授、エッセイスト、小説家、日本ユニセフ協会大使。カトリック信者で、洗礼名が「アグネス」、苗字が「陳」(チャン)。教育学博士の学位を持つ。血液型AB型。
ウィキペディア(Wikipedia)から引用
北京コンサート 演奏予想曲目
草原情歌 サークルゲーム ひなげしの花 草原の輝き 愛の迷い子 帰ってきたツバメ 花 イマジン 香港・香港 往日的恋情 假如 原野牧歌 北国の春 半月 中国地方子守唄 マーマーホー しあわせの花 大海故郷 祖国的温情 そこには 幸せがもう生まれているから ピースフル ワールド
これだけの曲を歌えて、聞いてもらえるファンがいるなら、どれだえ幸せか。そこまで達するには不断の努力がいるにしても。その一方、経済観念はしっかりしている。その一例が、視聴である。アグネスの歌が視聴できるコーナーはないか、探してみたが、どこも聞けるページはない。さすが、がっちりしている。もっとオープンにしてもいいのではないか。
あともう少し聴きたいファン一歩手前の人に無料の試供品を聞かせてもいいのではないだろうか。
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