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2007年6月21日 (木)

青春の門 五木寛之

Tsuki 五木寛之が学費はおろか、下宿代が払えなくて、今の早稲田文学部の前にある穴八幡の縁の下か、祠の中で寝泊りしていたという。昭和27年頃の話である。

見ているが、1976年に見たテレビドラマ「青春の門」では、江藤潤 が演じた伊吹信介の印象が強烈だった。織江の秋吉久美子は合っていなかった。もっと知られていない、他の色がついていない女優の方がよかった。

今原作を読んでいても、江藤潤の印象を引きずって読んでいるから、困ったものだ。

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10001476072_s 五木寛之は、蓮如の研究家であったり、寺社仏閣を回ってその功徳を解説する老作家の役目をしている。最近、蓮如をNHKで取り上げていた。御文、お文章と称する手紙で、蓮如は親鸞の浄土真宗をわかりやすく解説したという。

仏教学者は、わかりやすくした本を出しているが、いまだに仏教は葬式以外ではあまり庶民の理解されていない。本来、江戸以前は、生活=仏教という人のしてのあり方を諭す、信仰の対象だった。その時代の信仰を仏教の仏閣、仏像に見出すことを五木寛之はやっている。

五木寛之は、青春の門には性のエネルギーをぶっつけて書いている。生々しい性が書かれているから、始めて性に目覚めていくその姿は、ほかの人は真似できない作品になっている。

ぶっつけるエネルギーが、並々ならぬものがある。父親の生涯を母タエに聞かされて、それがまるで信介の中に入っていくような印象がある。今は戦前戦後の荒くれた時代は体験できない。昭和7年、8年生まれの人の体験は日本そのものだ。これは、焼け跡闇市派がかき回した勢力は、ベビーブーマーのエネルギーとは形は違うが、大きな時代を動かした。

10003407960 青春の門は「筑豊編」がなぜか印象が強い。初めの頃はしっているから、東京に出て、学生運動に破れて北海道へ行った話しを読んでみたら、どうも物語の知名度も低いし、おもしろくない。

青春の門は、門というだけあって、青春の入り口がいい。00008_177 

野坂昭如 あの人は今

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