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2007年2月11日 (日)

吉村公三郎映画 新文芸坐

Lzzzzzzz池袋の新文芸坐で 昭和22年の作品、安城家の舞踏会  昭和14年の作品暖流を見てきた。映画館は満員だった。私は秀實さんのメールを見て、早めに着くようにしたら、並んだ順ん5番で楽々着席して鑑賞できた。ロビーには、新藤兼人監督へ花束が吉村秀實サンより贈られていた。さすが、吉村公三郎の息子秀實さん、ぬかりはない。

その後、新藤兼人監督(95歳)のトークショーを聞いて来た。新藤兼人さんは、お孫さん新藤風カゼさん(カズエと聞こえる)に手をとられて入場したが、乙羽信子を亡くしてもますます元気。

Ykozaburo01_1 足腰はやや弱っているが、しゃべりはしっかりしていた。
 笑わすツボは押さえながら、吉村公三郎監督との出会いから話をうまく語ってくれた。二本の映画の間に、結構長い話を聞かせてくれた。吉村公三郎作品24作中8割方新藤シナリオらしい。「シナリオ人生」(新藤兼人著)岩波新書も買ってきた。95歳、バンザイ!って感じで、生き方のお手本だ。2002年文化勲章受章。

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Haras_2  島津保次郎監督の助監督を経て、吉村監督は、そこから映像に新境地を開拓していった。
 「安城家の舞踏会」の最後、お父さん(滝沢修)がピストルで自殺するとき、敦子(原節子)が父に止めに入って、その瞬間父の手からピストルが離れ床を滑っていくカットがあった。「これを大映ではないシーンだ」と新藤さんはいう。

また、「偽りの盛装」では、障子を足で閉めるシーンを撮る。男女の絡みを写しながら、観ているものに後を想像させる。これが当時の限界であったが、そこに吉村監督の斬新さがあった。これは大映の主流ではできなかった。

斬新で軽快なテンポが吉村公三郎監督の身上であり、「一本の映画で2箇所、自分しかできない斬新な映像のシーンを吉村監督は出す」と、新藤監督は語った。

漠然と観ていた映画ではあるが、吉村公三郎監督は、彼でなければ出せない味、独自性を出すために努力した。その見方を新藤兼人監督から聞いて、なるほどと感心した、親父さんとして見るのではなく。シナリオライターの新藤監督は吉村監督の一歳違いで、信頼しあっていた様子が伝わってきた。

小柄であるが、黒いジャンバーで、身のこなしはよさそうである。まだ、新作「花ある雑草」を故郷広島を舞台で作るつもりと語る。95歳なら、最後と言ってもいいはずだが、半分冗談で、最後ではないと否定した。

Mitom  映画の中で気づいた点 
水戸光子 
「暖流」がヒットしたころ、世間のファンは「水戸光子」派、「高峰三枝子」派に分かれた、という評判だったとか。小野田少尉が好きな女優「水戸光子」はどれほどの感じか、それを注目して見た。

「水戸光子が好みの女性」と小野田さんが言ったとき、彼女から花束か、何かを小野田さんにプレゼントした、とニュースが出た記憶がある。

Takaminem 高峰三枝子 私の分析では、若い頃の「高峰三枝子」は見た目の問題でいえば、現代の芸能人では、鈴木紗里奈を少し澄まして上品にした感じだ。「水戸光子」は見栄えの点、役柄上でも、佐分利信(日疋)から相手にしてもらえない日陰の女扱いされて損な役目。今のタレントで似ているのは、お笑い部分を抜いた松本明子だな。

両方とも、いい演技をしていた。最後で、佐分利信(日疋)を水戸光子演じる石渡ギン(看護婦)に譲り、高峰演ずる院長の娘が、泣き顔を隠して強がり言って走り去るシーンなんかも好感が持てるつくりになっていた。

Ykouzaburo0201安城家の舞踏会」で始めて原節子をじっくり見た。原節子の顔の造作があまりにもよくできていて、この顔に勝る人は出ないのでは、ないかと思うほどだ。大柄ではあっても大きすぎず、画面にマッチしている。似ているとすれば、白血病で早死にした女優、夏目雅子だろう。もっとふっくらしている。

今では、小林桂樹の奥さん役が多い津島恵子がここで初出演(デビュー)している。今は痩せ顔なのに、丸々した顔で、18,9か。 00008_63_1

  吉村公三郎映画を見にいこう  吉村秀実氏と映画監督の対談  吉村公三郎映画 新文芸坐

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コメント

野沢さん!私は、まだ評判の良い頃のNHKの記者や解説委員をしていたので、誤字、脱字にうるさくてすみません。新藤さんで進藤ではありません。お孫さんは、進藤風さんで、日本映画学校出身の映画監督で、我ら同窓生の武重邦夫監督の弟子に当ります。「偽れる盛装」で、「正装」ではありません。折角宣伝してくれているのに、申し訳ありません。

投稿: 吉村秀實 | 2007年2月12日 (月) 23時12分

 進藤ではなく新藤でしたね。これは失敗、訂正しました。ご忠告ありがとう。間違い、気付いたら、今後もよろしく。
自分のメモには新藤と書いてあるのに、進藤と思い込み始めると、案外抜けないものだ。
 お孫さんの名前、新藤さんの対談相手は映画歴史研究家だったが、彼が紹介したさい「かずえさん」と言ったと思っていたら、風カゼだんですか。風雅な名前で、驚きましたね。

投稿: | 2007年2月13日 (火) 12時23分

お孫さんの名前、紹介したさい「かずえさん」と言ったと思っていたら、「風カゼ」だったですね。風雅な名前で、驚きました。
高峰三枝子=鈴木紗里奈
水戸光子 =松本明子
原 節子 =夏目雅子

投稿: 暖流 | 2012年5月31日 (木) 11時44分

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