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2007年1月 7日 (日)

イラクに身を投じて散った人 紹介

Iraq030322 イラクに身を投じて散った「平和をつくる」シリーズ6 朝日新聞(朝刊1月7日)に載っている特集だが、4面では見る人も少ないだろうと思うから、紹介してみたい。

アメリカと戦って負けた国で、日本は体制も文化もアメリカナイズして西欧化した点で、優等生と褒められる.。アメリカは、イラクに進攻して屈服させたつもりだった。イスラム文化とイスラム信仰で出来上がったアラブ圏にも通用すると思ったら、大間違いだ。中世の十字軍の例を知らないはずはないんだが。

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日本に来ているイスラム信仰している人と話をすると、信念の強さにびっくりする。異教徒に妥協する余地は1ミリもない。一人説得して改宗させることさえ、難しいのに、国全体をアメリカの力で抑えつけようたって、土台むりだろう。例えば、創価学会の会員を逆折伏できるか。そんな感じだ。

日本へ来てしまえば、異教の地では、案外、肉を食ったり、アルコール好きだったり、朝昼晩の礼拝はやらなくなったりする。しかし、信念は固い。アメリカナイズはされない。文明の信念のない日本人のようには変らない。これが、イスラム圏の文化を持つ人の強さだ。 イラク、イラン、トルコ、パキスタン、バングラデッシュ、スリランカ、アフリカの諸国は、全部イスラム教の反キリスト教国だ。

Tom_fox_with_children 以下、本題の話、アメリカ、バージニア州のトム・フォックスさん54歳、彼がバクダッドの住宅街で頭と腹を銃撃されて遺体で見つかった。

フォックスさんは、クリスチャン・ピース・メーカー・チーム(CPT)のイラク駐在員だった。非暴力の立場から紛争監視や調停をする非政府組織で米軍の拘束されたイラク人を支援していた。05年10月、国籍も収入もないパレスチナ人がシリアへ難民として逃れるのに、同僚2名と共に国境地帯の砂漠で入国許可の出るまで野宿しながら、人権侵害がないか見張っていた。

「暴力への最初の一歩は、一人の人間を人間として見なさなくなった時から始るようだ。我々はなせここにいるのか、虐げられてしまった者たちに寄り添うことで、そうした非人道行為に抗するため、我々はここにいる」と、フォックスさんはCPTのブログに書いた。

その翌日、05年11月25日、車で移動中、英国、カナダからの短期訪問中のメンバー3名と共に武装集団「正義の剣」に襲われて、連れ去られた。

彼らからはビデオと共に「米軍が拘束しているイラク人全員の釈放」を求めた。二週間後、フォックスさん以外は解放された。フォックスさんは「非暴力を貫き、彼ら(犯行グループ)にも人間的に振る舞うのが、我々(CPT)の努めである」と語っていた。

実はフォックスさんは、海兵隊員であった。73年徴兵制度があったので、やむえずクラリネット奏者として軍楽隊に入ったのだ。良心的な徴兵忌避だった。その後、軍隊を辞めるとスパーの副店長を務めたが、01年の同時多発テロで転機となった。「残りの人生、自分に何ができるか」と考え、04年、CPTの平和運動に身を投じた。

「トムはその死を通じ、平和をつくる活動の雄弁なスポークスマンになってくれた。だれが彼に続くかが、いま問われている」共同代表のキャロル・ローズは語る。

昨年12月27日、平和監視員になる15名がシカゴの本部に集まった。フォックスが受けた訓練を今彼らが受けている。定員15名に対して倍の30名の応募者があったという。以上、引用文の要約である。

この記事で何が感動かといえば、こんな危険な任務に応募して、平和と人類愛に身を挺する人がいるということだ。金、物にこだわっている日常に暮らしの中に、このような人もいるかと思うと、人間も捨てたものではない、と胸の内が熱くなる。やりたいと思っても、主張しても、行動できるものではない。打算を越えて、人類の良心として行動する彼らに頭が下がる。

もう一点、言わなければ公平でないのは、殺す側の論理である。同時多発テロでアメリカは貿易ビルでの死者以上の死者を出したというが、イラクの市民はその100倍ではきかない人数の善良の市民が殺されている。「それを知らしめるために殺す」と主張している。無謀な主張ではあるが、一面の道理か、と思ったりする。

日本の自衛隊が撤退しないなら、と公開処刑された日本の青年(香田詔生さん)がいた。小泉さんは、この青年を見殺しにした。それに似た事件だ。日本の青年の話、もう全然出てこない。それでいいのだろうか。香田詔生さん殺害事件について、その記事を報道しているHPが見当たらない。なぜだろう。

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