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2007年1月27日 (土)

まだそんなに老けていない団塊世代

Top_imgまだそんなに老けていない山田太一のドラマを見るつもりではなかったが、見始めてしまうと、山田太一のドラマは引き付ける。何気ない流れ、この流れが自然。娘のバストをジロジロ見る話がドラマの中心になって、そこから団塊の男(中村雅俊)のウツで休職中の回復の兆しであると、話が膨らんでくる。シナリオのつくりは丁寧で全体がよく絡み合っている。

このドラマを見ていて、思春期が青少年期にあるように、「初老期は思秋期ししゅうきがある」と聞いたことを思い出した。

演歌の女王」天海祐希、原田泰造のかけあいがうまかったので、喜劇もいいじゃないと前回か、その前見たときに思ったが、今回は出だしだけ見たら、二人が絡み合いが本スジではなさそう。ひきこもり、イジメがテーマになりそうで違ったから、今回は見るのは止めた。笑わそうと天海祐希が喜劇的にがんばるが、空回りだ。彼女は喜劇をやるにはカラが硬すぎる。冷たい役がいい。もっとリラックスできるキャラでないと難しい。久本雅美がまじめに演じてこそ喜劇になる。

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Cast_main 妻(原田美枝子)以外の女性(余貴美子)と知り合って、そのときめきを団塊の世代が感じる「大人の恋」をテーマに展開する。シナリオのせいか、公園の情景とか、喫茶店のやり取りでも、ワンクッションを置きながら描写するテクニックはうまい。

足を怪我してリハビリをしている事情が、消防士の彼は消火で飛び込んで行ったら、自殺した夫婦で、消防士は不用であるといわれたようなもの、と思い込む。それがウツになる原因か、そんな話を新しく知り合った女性と話ができた。

知り合った女性は女の下着の店をやっていた。そこで女性用パンティを買って所蔵しているのを見つかって、妻に疑問を持たれてしまった。それに引き換え、知り合った女性は消防士の話をもっとしてとせがむような新鮮さ、これが男の心にときめきになる。それで、そろそろもう少し発展した付き合いをしたい、と男が提案したら、女の方も受けたが、そうなるのか、視聴者も期待をする。

以前、初老の手前を描いたドラマ「夕暮れて」を見たことがある。なにか手法が似ていると思っていたら、調べて見ると、山田太一の作であった。『夕暮れて』(NHK総合、1983年) という記録が出た。24年も前だった。岸恵子が出ていた。

あの「夕暮れて」作品も、定年前の世代の枯れていないSEX、また年だ年だと言われる男の行き方とギャップや抵抗がテーマだった。私も多くの団塊の世代を知っているが、家庭のしがらみにからみ取られて、恋愛でもないが、そこで係累の制限から外れて行動をしたいと思う気持ちがあることは否定できない。

 その年代は、しがらみに自分の行動が縛られでいると感じることはママある。たしか、年甲斐もなく、という言葉で代表されるように、家庭を持った男が女と一緒にデートという図はどうしても、非難の対象になる。しかし、本音は、どうだんだろう。団塊の世代は、今が最後のチャンス、生理的に精神的にもう後はないぞ、という気持ちがどっかから聞こえてくる。そんな時期かもしれない。人間の命は限界がある、それを痛切に感じ始めるのが、思秋期である。それを描こうとしていた。

最後、彼女(余貴美子)が男(中村雅俊)と別れの余韻を残して、坂を下っていく公園の緑が印象的なアングルだった。普通のいい女程度が、このシーンで心に彼女の情が残った。ストーリーと別に光景をキャッチするドラマは大人向き。スジだけで追っていない点は、脚本家の腕かな。

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